ポッキーゲーム
「なぁ。ポッキーゲームしようぜ?」
その直寝の言葉に俺と斉木と田中は固まる。
心の声『『『何言ってんだこいつは!!!!!』』』
「ポ、ポ、ポ、ポッキー........ゲーム?」
斉木が動揺しているのか、声が異常に震えている。
「あぁ。 なんかやりたくてよぉ。」
そう言いポッキーを取り出す直寝。
それを見て俺たちは教室の隅へと寄り、三人が話になる様に円陣を作る。そして
斉木「な、なぁ。ポッキーゲームって......あれ......だよな。」
田中、俺「「うん。」」
斉木「えっと、あの口と口にポッキーを挟めるやつだよな?」
田中、俺「「うん。」」
斉木「それで、なんか好きな子とかの唇も食べちゃうアレだろ?」
田中「うん。」
俺「唇は食べねぇだろ?」
斉木「いや。例えだよ。にしてもだ。 あいつはホモだったっけ?」
田中「いや。あいつは健全だ。 妹がいること以外はな.....」
俺「妹いたらダメなの!?」
斉木「ともかくだ!! どうする? 誰からやる?」
俺「やるのは決定なの!?」
「お〜い。はやくしようぜ〜?」
そう言い、口にポッキーを挟めた直寝がそう言う。
「お、おい。田中行けよ?」
「や、やだよ!! おい斉木行けよ!!」
「いや、ここはあえて田中が.....」
と争い、ホモになりたくない俺たちがそう揉めていると、
「お兄ちゃん。 帰ろう。」
カバンを両手で持って現れた直寝の妹が廊下から現れた。
そっか、もう放課後か、......にしてもわざわざこんな兄を向かいに来るのか.....優しい妹を持ってるなぁ。直寝は.......
そう思い感心していると、
「あ、鈴。 ポッキーゲームしようぜ?」
「「「え?」」」
見事に俺たちの声が重なった瞬間だった。
「おいいいいいいいいい!!!!!!直寝!!!!!!!お前というやつは!!!!!ホモ属性だけではなくロリコン属性も持つつもりか!!!!この欲張りめ!!!!!」
斉木が直寝の襟を掴みブンブンと振る。
そんな中、
鈴ちゃんが教室に入ってきた。
流石に兄に....それに兄の友の前では流石にしないだろう。こうなったら、妹の蹴りをくらうところを見ておこう。
そう納得して俺たちが眺めていると、
チュッ
そんな音と共の後に直寝の口から鈴ちゃんの唇が離れる。
「別にいつもこっちしてるからいいでしょ? 帰るよ。」
そう言い、ポッキーを1つもらった鈴ちゃんは廊下へと消えた。
..........ん?
「よし。帰ろう。お前ら。」
「「「ええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」




