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最悪の事態

無事クラリスの父親を見つけ出したルディアル。

しかし、刻一刻と迫るタイムリミット。

父親の威厳をかけて始まる脱出劇!!

「ふん!」

ゴキ、ゴキ、ゴキ…

身体の関節を外し、縄抜けをするクラリスさんのパパ


そしてそばにあった剣で俺を戒める縄を斬る。

「ありがとうございます。えーと…」

自由の身になった俺は礼を言う。


「あぁ、俺の名はラウス。さぁ天使さん、娘が来る前に脱出しよう」

「あの、その前に服を着てください。あと天使じゃありません。旅人のルディです」


イケメンがフリチンでフリチンがフリフリしていると気になって仕方がない。


「むむ、これは天使様に粗末な物を見せてしまったな。すまない」


テーブルの上にあった服とつや消しされたレザーアーマーを素早く身につけるラウス。


その姿はクラリスさんの父親だけあってカッコ良かった。


「あれー、ラウちゃん帰っちゃうの?ぴょん」

しまった!!バニーガールが戻ってきてしまった。


「うん。ごめんねラビィちゃん」

さっきの格好良さが嘘のようになくなり、デレデレした表情でバニーガールに謝るラウス。


と、言うか…やっぱりコイツら捕まって拷問されてたんじゃなく、ただSMプレイして遊んでただけじゃん!!


「つまんなーい!もっとエッチしたーい!」

拗ねるバニーガール。


「どうやら娘が迎えに来るらしくてね。また遊びにくるから」

ピッとウィンクするラウス。


と、その時、凄まじい殺気が洞窟の入り口から流れてくる。

「パパ…」

「ク、クラリス!!」


想定される中でも、最悪の事態だ。

クラリスさんの左手には二本の鎖が。

その鎖の先には、ボコボコにされた犬族人の男二人。

そしてクラリスさんの右手には返り血が。


その後ろにはガタガタと震えお互いに抱き合うバニーガールとアリシアさんとリリアさん。


「待ってくれ…これは違う…浮気とかじゃなくて…」

クラリスさんの放つ殺気に、腰が抜けるラウス。


「ママに…心配かけて…こんな変態プレイしてたなんて…」

いや、クラリスさん!あなたも変態プレイ好きですよね!?


「ご、ごめん!もうしない!!!」

「問答無用!」



結局、クラリスさんのお父さん達は遭難していた訳でもなくバニーガールさん達と遊んでいただけみたいだ



「だって、火竜に里が焼かれちゃったんだもん!ぴょん」

とバニーガール。


先日の火竜がバニーガールの里を襲ったらしい。

幸い死者は出なかったらしいが、里の女達は散り散りになってしまった。


ちなみにバニーガールの男はラビットマンと言う。

ラビットマンは精通すると里の外に出て森の中で一人暮らしを始める。


これは一年中発情期のバニーガール達に逆レイプされ絞り取られて殺されないようにするためだ。


そしてたまに、溜まった物を処理するためにラビットマンは里に帰り、スッキリしてから再び森の中に戻る


もともと一年中発情期のバニーガールは、先日の火竜襲撃で生命の危機を感じ、種族保存の本能が働きさらに発情した。


そしてたまたまラウスさん達と出会い、この洞窟で欲望の赴くままヤってたらしい。



俺たちはウシラゥ村に無事帰ってきた。

村の平和のため、真実は隠蔽する事にした


ラウスさん達は、火竜に襲われたバニーガール族を救うため奔走していたと言う事になった


「これで良かったのよね?」

抱き合うラウスとクリスさんを見ながらつぶやくクラリスさん。


クラリスさんの心中以外は平和になった。

とりあえず、俺たちリリィフラワーは10日ほどウシラゥ村で滞在した。


その間、アイテム購入スキルは封印した。

村人たちに見つかったら大変な事になるから。


そして、村を立つ前日の夜…。

「もしかして…車、買えるんじゃね?」


10日間分の繰越し金で購入限度額が10万円分になっていた。


そして10金貨(約10万円)で買える中古の軽自動車がアイテム購入スキル画面にある…




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