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おっさんでも恋したい  作者: 佐藤一郎
2/6

はっぱ隊って……一人だし

いきなりやってきた異世界は森の中。


しかも全裸。


とりあえずデカイ葉っぱと、何かの植物のツタで、チンポだけは隠した。


これじゃ、昔懐かしいはっぱ隊だな。


「やった♪やった♪」


踊りだしてしまう、俺はおっさん。


げ。見られた。


緑色の小さいおっさんだ。ゴブリンか?


「キキキキガハ」


ゴブリンに、笑われた。


お前なんて全裸じゃねえか。


「お前食う。美味そう」


おう。ゴブリンのくせにちゃんと喋れるじゃねえか。生意気に。


おお、いってえ。腕に噛みつかれた。かー、腕の肉、えぐれてるじゃねえか。


あれ?でも勝手に治っていくっ、と言うより、欠けた部分の両側がくっ付いた感じかな。


あっ、でも腕が少し短くなってやがる。


くそゴブリンの野郎。許さねえ。


「おっさんキッーク」


ゴブリンはぶっ倒れた。流石にザコ。


「こうして森の平和は守られたのだった」



パタパチパチ。


拍手しながらイケメン野郎が来やがった。


「変わった歌が聞こえたので近づいて来ましたが、面白いものが見られました」


「お前は誰だ」


「マイケルです。冒険者をしてます」


「こんな所に何をしに来たのだ?」


「もう少し森の中へ入って、魔物退治に向かう途中ですが、あなたこそ、全裸で何をされてるのですか?」


「知らん。無理やり飛ばされたのだ」


「あなたは黒髪黒目ですね……異世界から来たのです

か?」


「たぶんそうだ」


「うーん……何か困ってる事はないですか?」


「困ってることだらけだ」


「それでしたら家に来ませんか?いろいろ助けれますし」


「良いのか?」


「はい、遠慮なくどうぞ」


「ありがとう、マイケルは良いイケメンだな」



俺は、マイケルの案内で街の入り口まで来た。


そこはデッカい城郭都市だった。


入り口では、周りの皆に見られたり、門番に不審がられたが、マイケルの連れと言う事で、すんなりと街に入れた。


マイケル、侮れない奴だな。


マイケルの家は、街のど真ん中の、デッカい……

城じゃねえか。


その城の中にも、すんなりと入れた。


メイドとか、執事とかからは思いっきり白い目で見られたけど。


「ここは僕の部屋です、ゆっくりくつろいで下さい」


高そうなソファで、ほとんど全裸の俺が腰掛けるのは気が引けたけど、本人が言うならいいか。


俺はゆっくり腰掛けた。


「まずは服ですね。これはすぐに用意するとして…住居と食事ですが、これも夏休み中は、家で面倒見ますね」


「良いのか?」


「はい。その代わりと言っては何ですが。あなたの事をいろいろ調べさせて下さい」






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