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後記──あるいは、読者への手紙
あなたがこの物語を読んで何かを感じたとする。
その感覚はどこから来たのか。
あなたの脳がこの文章を処理した。ニューロンが発火した。そのニューロンを構成する原子の中にはN-2相の世界がある。あなたという存在を含む世界の上にはN+1相がある。
もし異なるスケール相が、もつれた粒子のように、もともと一つの構造の異なる面であるなら——あなたが今感じている何かは、あなたの脳だけの出来事ではない。N-2相にもN+1相にも、同時に在る。伝わったのではなく、在る。もともと一つだから。
もちろん、これはただの物語だ。
しかし——あなたは今、何を感じているだろうか。
意識は副産物である。
しかし、興味深い副産物である。




