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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第5章 南大陸
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力が全て

コロシアムでの激闘から一夜。


「ガイ様ですね?王がお呼びです。」


泊まっている宿の前にずらりと兵隊が整列していた。


「朝っぱらからご苦労様です。拒否権は…なさそうですね。」

「穏便に連れてくるよう、命じられております。」


良い話ではなさそうだが、用事があるのはこちらも同じ。


「分かりました。大人しくついて行きますよ。」




やって来たのは、カジノの支配人室。

どうやらここが、執政室としての役割も兼ねているらしい。


「ようこそ。招きに応じて下さりありがとうございます。」

「今日は随分腰が低いですね。どういった心境の変化で?」


ゴードンは初めて見せる笑顔で俺を迎える。

椅子を薦められたので手近な椅子に座ると、ゴードンはその向かいに座る。

俺の質問は、聞かなかった事にしたらしい。


「昨日ぶりですね、チャンピオン。」

「俺様とお前の仲だろ。他人行儀は止めろ。」


タケルはゴードンの後ろに控え、有事に備えている。


「ガイ殿も来訪者(トラベラー)だったのですね。道理であの強さ。」

「なるほど。勧誘ですか。」

「頭もよろしいご様子。その通り、こちらのタケル同様、ワシの護衛をして貰いたいのです。」


俺より強いタケルを側に置き、絶対的安全を確信した様子で、更に誘いをかける。


「この国は力が全て。つまり、ワシにつけば何もかも思いのまま。だからタケルもここにいるのです。」

(分かりやすい勧誘。「世界を半分」ぐらいにありきたりでつまらない。)


欲をちかつかせ、力で脅す。

俺にはどちらも通じないという事を教えなければならない。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D

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