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異世界を九十九と一人旅  作者: 書積 詠人
第5章 南大陸
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特攻

「はっ!」

「そこッス!」

「……。」


ザンキとロビンとヨイチ。

近・中・遠のコンビネーションで相手を追い詰める。

それは詰め将棋に近い。


「どりゃーー!」


だが、タケルの攻撃は盤そのものをひっくり返すようなもの。

槍で斧で鎚で剣で、そして拳で。

いかなる戦況も0にする一撃。


(攻めあぐねるって、こういう状況を言うんだっけ?まったく、魔法攻撃無しはやはり問題か。)


スフィアによる魔法は、生活魔法の延長。

どうしても威力に欠ける。


「はははは!これだ、この感覚。スゲーぞお前ら。」

「当たり前だ。私達は主君を守護する“具足衆”。そこらのなまくらと一緒にするな。」

(武器は戦いのためにある。やはりザンキも強敵を望んでいたか。)


とにかく、タケルが楽しそうで何よりではある。

しかも、


「傷が、消えた。」

「おうよ。俺様の魔法は、常時発動型の身体強化と自己治癒だからな。」

「長期戦の魔力切れか、その防御を上回る即死の一撃か…か。」


それでも、


「やるしかない。」

「いいぞ。かかってきな!」


まずはスフィアを頭上に(ほう)る。


「目眩ましか!」


勿論違う。

閃光から目を守るためにかざした腕によって出来た影にザンキを向かわせる。

死角からの出現に驚く一瞬、ロビンの乱射とヨイチの狙撃がタケルの姿勢を崩す。

その体勢でもザンキの斬撃を止めるのはさすが。

でも、ザンキ達に意識が向いている今、【縮地】と【隠密】によって観客も気付かないうちに背後に回る。


「い…いつの間に!?」


答えず、スフィアを一つ取り出す。

爆破スフィア。

鉱物発掘用のため威力は一応ある。

ただ、射程が短すぎなのが難点。


「食らえ。」


弾かれず、確実にあてるには、俺へのダメージも飲み込まなければならない。

能力(スキル)一覧


天職(ジョブ):レンジャー 技能(アビリティ):射手A、覇気D、隠密D、木工技師D、料理A、罠設置B、悪路歩方C

加護(ギフト)九十九神(つくもがみ) 技能(アビリティ):人格投与S、擬人化S、具象化S

能力(スキル):縮地D、幸運A、武士A、鑑定A、鍛冶師C、エンチャンターS(max)、精神防御(マインドプロテクト)B、魔具師D、仕立て師C、薬師D、応急措置B、薬物耐性A、話術B、千里眼D、黄金率C、漁師D

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