表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
忘却の都市  作者: HANA
静寂の裂け目
PR
49/152

『忘却の都市』 施設の影

エレベーターの中、怜奈は自分の体がまだ微かに震えていることに気づいた。

安全で平和な都市——そう信じていた。

なのに、これは……?


その考えが頭を巡る中、後ろで工藤先輩と田中先輩が会話を交わしていた。

「……何が起きてるか分かる?」

工藤が尋ねると、田中は静かに答えた。

「建物の入り口で爆破が起きた。それに乗じて——1名、侵入者が入ってきた。」

その言葉に、怜奈は思わず息を詰めた。

「大丈夫なの?」

工藤の問いに、田中は少し考える。

「恐らく問題ない……としか言えない。」

「……。」

「ただ、侵入者は1名のみだ。セキュリティは正常に作動していて、警備隊も対応している。対処できるだろう。」

その言葉に、怜奈はわずかに安心する。

少なくとも、状況は把握できた——。


しばらくして、エレベーターが目的の階へと到着し、扉が開く。

そして、目の前に広がっていたのは—— 先程まで自分たちがいた場所と同じような施設だった。

怜奈は思わず言葉を失う。

まるで、都市の奥深くに隠されたもうひとつの層——。

彼女の知らなかった場所が、そこにあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ