ワン パイント ビア プリーズ
なし
石畳をすすんでいく。途中からは屋根付きの渡り廊下。
そこを通って本館へ。
入って左にラウンジの文字が部屋はガラス張り
外からも渡り廊下からもよく見える
たくさんのソファが置かれている。しかし、人けはない。
壁に貼られた毒々しい張り紙。私でもわかる英単語のちらし。
その名も「ザ・ロック」
ロックですかいいやあロックです。パンクなわけですよ。
文字も激しすぎる。さっきの私のようなやっぱりびびりもいるわけで、
逃げちゃうヤツもいるわけで、人間みんながみんなすごいわけじゃない。
その毒々しいながらポスターをながめながらもなんか心が熱くなってきた。
そして、なぜかほっと安心した。
どさっとソファに座り辺りを見回す。シャッターがおりているが売店のようだ
ガラスのグラスがシャッターの閉まった前にいくつか重なって置かれている。
ビールグラス。これがうわさのパイントというビールジョッキ。
どうやら、ここはパブなのか。
しかし、今はシャッターがおりている。
おっと約束の時間か。食堂へ急ごう。
ラウンジと反対方向にすすむ
いよいよ本館、どきどきする。扉を開け、広い踊り場のようなところに出る。
壁にたくさんの棚が、大きな郵便局の仕分け部の装い。
宿舎全てのポストがここに、手紙がポストに入っている。
一同に介している手紙棚は圧巻。
名前はなく、部屋番号のよう私の番号は・・・そういや見るのを忘れた。
それにしても、かなりの人数、500はいるか、いないか。
正確なところはわからない。
反対には、さまざまな張り紙がメモ用紙のような
小さい紙に売って欲しいものや、売りたいものが値段と
連絡先とともに書かれている。
いろいろなくせのある字が踊っている。英語でもそうなんですね
日本語でもそうだがきれいな字、そうでない字、読めない字もあります
ちょっとしたフリーマーケット。
お互いにいらない物を譲り合う精神。
日本のように、いらなかったら捨てる。欲しかったら買う。
新しいのがでれば買い換える。
粗大ゴミの日は、少し前にブームになったものが捨てられている。
だれも驚かない、当たり前の日常。もったいないと誰も思わない。
ここには、日本にないものがあるような氣がする。
重々しい扉を開いて中に入る。
建物もそうだが、時代がかかっている
木造のいいつやがでている。使い込まれたのだろう。
なし




