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丘陵のさき 世界の先  作者: 玲於奈
6/57

IZA 鎌倉

なし

やけにまぶしいと思ったら、カーテンを閉めないで寝てしまった。

そういえば、ポテチを食べて、夜景に見とれて、寝てしまった。

よく見れば窓の脇にはカーテンが、あったんだねというくらい地味なカーテン。

腕時計を見れば16時。げげ。おいおい、かなり寝過ごしたか。

目が点になり、あちゃぱーと一瞬くらくらしたが、

よくよく考えれば、腕時計は日本時間。

時差を直していなかった。

こんなこともあろうかとメモしてきた手帳を取り出す。

日本とロンドンの時差は、マイナス9時間。

つまり時間が戻るのだ。おお、タイムスリップ。

過去へ飛ぶ男。SFチック。画期的。すげえ。

俺は、時間をさかのぼった。

ちなみに、イギリスを除いたヨーロッパ

パリは マイナス8時間。ロンドンよりも1時間はやい。

ドーバー海峡を渡ると時間が違うようだ。

そんなに距離差はないのだが。

続けて、時差表。

日本が  午前0時の時 ロンドン  15:00

日本が  午前8時の時 ロンドン  23:00

日本が    正午   ロンドン   3:00

日本が  午後4時の時 ロンドン   7:00

おっとどっこい、今はメモ通りの時間。とすると、そうか朝7時。

そういえば、時間をさかのぼったから、俺の睡眠時間は多くなったのか。少なくなったのか。

どうなんだ。どうなんだ。どおなあんだああああ。

指を折って時間を数えても考えても、いっこうにわけがわからない。全くもって理数的にはいかない。

ふと見れば、窓の外を昨日のガキどもがうじゃうじゃ歩いている。ふざけながらどこかに向かう。

どこに行く。どこだろう。

ここで私は考えた。もし、彼らが学校に向かうとしたらその学校はここではない。

スクールバスで通うと言っていたからだ。

とすると、寮の子どもたちが向かうのはいったいどこか。

寮の子どもたちが行く。それは、食事か!!!

ここ英国は、遙か昔に謎解きの有名な方がいらっしゃった。

英国紳士のごとく、大変今でも慕われ、ドラマとしても再現されたそうだ。

まねをしてしまった。ここが文系人間か。なんとなく自分で納得。


私も、さあ、いざ、食堂に参ろう。鎌倉武士が「いざ、鎌倉と」いった心境か。


なし

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