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丘陵のさき 世界の先  作者: 玲於奈
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17/57

臣と王

なし

考えていることが言葉にあらわせない。わかっているがやめられない。

ちがう、言えないのだ。文法がまったく、そして、単語がさっぱり思い浮かばない。


愛 編む あとにつづかない


苦しい、苦しすぎる英語という水の中に頭をつけられ、もがく私を皆が見ている

だが、英語という言葉を持たない自分。

情けない、涙が出るのか、ここで討ち死にか。無念。


突然、手が伸びる私のプリントを前にみながそこに注目する。

あたかも、イングランド王、エドワード1世に苦しめられる

スコットランド王、ジョン(私)

そこへスコットランドの愛国的英雄ブレイブ=ウォレス(私を救う 手の主)一体誰?

王が戦いの前に家臣に地図をひろげ指示するがごと

ウォレスが参謀となって指揮をする、むろん、話せない王なのだが

手を伸ばしたのは右隣のウォレスではなく、可憐な女子。

雨に濡れる捨て猫に、同情がわいたか

逆にいえば「同情するなら金をくれ」

おいおいあんたってやつは

イングランド王 エドワード1世とかわらないか。

しかしながら、よく見れば忠実なしもべウォレス

王のプリントを解説している、他3名

ふんふんとうなずいている、なんともできる家臣たち

王自ら懸命に動体視力を駆使して、家臣どものプリントを見てみれば

そこは、真っ白の焼け野はら

イングランド王に村をそして街をやかれ

心も焼かれた者たちだ

そんな光景で、ついつい日本での中学・高校のさんたんたる英語授業をいやがおうにも思い出し

それ毎日、縦断爆撃を頭上でくらい炸裂。爆破。

思わずつらい昔をはせ、同情で胸がいっぱいになる

「ああ、わしもそないやったわ」

うるんできた眼をさらにこらせばぐちゃぐちゃと黒線で覆われたものもあり男子1名

痛いほどわかるその氣持ち。

まさに臣と王の心が一体となった瞬間。

改めて、ウォレスを観察すれば

クリーム色のカッターシャツ、ふつうのチノパン髪はとても明るい茶色でやさしそうな顔立ち

おおなんと神々しい女性。

スコットランドの人はどうもじゃがいもに見えてしまうと言ったが

たぶんに外国の方々を見慣れていないからだろう

参謀指揮のようすを見れば、英語はわからない話せない王であろうとも

ああやはり、、

性格は、はっちゃきであった。

ああこの地でもだめな男に氣がつよい女子


どうしてからんでくるのか



なし

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