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オジー・チャン

青田さん「よくねェ!!

ワシはまだァ!社会で暴れたりないんじゃァ!!!!!」


青田さんが気力で立ち上がった。


おじいちゃん「馬鹿が…」


おじいちゃんが煙草を取出し、火を付けた。


青田さん「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!!!!!」


咆哮とともに右拳を固め思い切り振りかぶる。

おじいちゃんは避けようともせずただ紫煙を一つ、吹かす。

鈍い音が響き、煙草が宙を躍った。


青田さん「ハァ……ハァ……あんたは旧日本軍の頃からワシの憧れじゃった…

昔のあんたなら!今の日本にキレてるはずじゃ!」


おじいちゃんが手の甲で、口の端の血を拭う。


おじいちゃん「お前にも家族がいるじゃろう。

ワシは賭けてみたいんじゃ。今の若者に、な」


おじいちゃんが私の方を向き、ウインクした。


孫「おじいちゃん…」


青田さん「……」


おじいちゃん「それでも自分で社会を変えたいというなら…

やり方を変えろ。

そして…また供に戦おう、青田大尉」


青田大尉「おじいちゃん元帥…」


その時、たくさんの足音が聞こえてきました。

おじいちゃんがフッ、顔を綻ばせます。


おじいちゃん元帥「それによォ…ワシだけじゃねェ…

こんなにもいるじゃねェか…仲間ってやつがよォ」


青田大尉が振り返ると、『老眼狂』『MOMOHIKI』の面々が駆け寄ってくるところでした。

敵味方関係なく怪我人には肩を貸してます。


笠松さん「大丈夫かァ!」


栗林さん「ゼェゼェ…」


片岡さん「フッ、一件落着のようだな…」


中尾兄弟「青田ァ!」


桶川さん「マヂパネェっす!」


青田大尉「お前ら…」


孫「青田大尉、私…

ううん、私たちゆとり世代頑張るよ!

頑張って頑張って…いまの日本を元気にするよ!」


青田大尉「お嬢ちゃん…」


青田大尉は私に頭を下げ、一言日本を頼む、と言った。

そうだ。

次は私たちが頑張るんだ!そうやって人は、リレーを繋いでいくんだ。


青田大尉「…すまんかった」


おじいちゃん「いいってことよォ。

損失は煙草の一本、安いもんさ」


おじいちゃんが歯を見せて笑った。


村田さん「たたた大変じゃああああああ!!!」


唐突な村田さん!

怪我でお留守番してるはずの村田さんが駈けてきた。

今度はなんなの!


村田さん「ワシの情報筋によると東京ドームの地下老人ホームからチヨ婆さんが……


脱獄したッッッ!!!」


ええ!?

私のおばあちゃんが!


おじいちゃん「な、なんじゃと!!チヨが!」


栗林さん「に、日本はおしまいじゃァ!」


おじいちゃん「フッ!おしまいになどせんよ!

皆の衆、行くぞッ!

チヨ婆さんの破壊活動を止めに!」


中尾兄弟&栗林さん「一人暮らしの同胞を救いにッ!」


片岡さん&桶川さん&村田さん&笠松さん「介護の実態を探るためにッ!」


青田さん「消えた年金を探すあてのない旅にッ!」


孫「おじいちゃん!夕飯までには帰ってきてね!」


おじいちゃん「孫…!

あぁ!」


じじいs「ワシたちの第二の人生は、これからだ!」


その旅が世界を救うと信じて―――


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