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【異世界宇宙】ダンジョンの遥かなる彼方へ  作者: あいぴ


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14/14

#14 なんだ、教習用ダンジョンかよ、緊張して損したよ

#14


 出現する主な駆除対象、モンスタは、ホログラムであり、初心者がダンジョンの雰囲気やスペースハンマーのダンジョン内での使い方を学ぶのに適している、とモニタで見る案内に書かれている。


「なんだ、教習用ダンジョンかよ、緊張して損したよ」


 学生の間からはそんな声も聞こえてくる。ここまでよほど緊張していたのであろう。そんな中、教官から指示が出される。


「さあ、ここがダンジョンに初めてどっぷりと潜る諸君らにふさわしいダンジョン、通称ダミーホールだ」


「やっぱりそうだ、練習用だよ、まっ、死ぬことはないな」


「おい、そこの奴、油断は禁物だぞ、これからこのダンジョンへ実際に突入する。それぞれペアとなり、安全第一で行動するように」


 カナタとサラクは互いに目配せし合う。


「一緒に潜ろうぜ」

「オッケー、もちろん!」


 他の学生たちもそれぞれペアを見つけて準備を整える。


「内部にいるアメバを10匹始末すれば、任務完了、ダンジョンの外に出れるからな」


 教官から任務終了の条件が示される。アメバはダンジョンであればどこにでもいるゲル状のモンスタだ。


 カナタとサラクはお互いのモニタを表示すると、パーティメンバとしてそれぞれが申請し、承認する。


「まずは、ご安全に、だぞ!お宝を見つけたところで、生きて帰れなければ意味がないからな」


「はい!」

「よし、じゃあ、みんな行け、全員の無事帰還を待ってるぞ」


 教官の掛け声で、一同が一斉にダンジョンへ足を踏み入れる。


「あれえ?」


 カナタは素っ頓狂な声を上げる。ダンジョン ダミーホールなんて練習用じゃないかと気楽になって一歩踏み出したカナタその瞬間、ダンジョンの奥に転送される。

 

 目の前に広がっていたそこには、カナタの想像を絶する光景が広がっている。


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