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アカシック・レコード  作者: The third eyes
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14/23

番外編 もうひとつの大統一理論






この世界には何も存在しなかった。




次元理論ではこの「完全無」を

「宇宙に実在する唯一の現実」として理解する。



しかし我々の「自我」にとっての現実は、

「自我が存在することが全て」という認識である。

人間にしてみれば「自我」が存在しなければ

「世界は存在しない」こととも等しい。



睡眠中や生まれる前の、あるいは死後、

あなたにとっての現実は何処にも存在しない。

世界はあなたと同時に誕生し、

あなたの終わりとともに終焉をむかえる。





これは知識の限界点としての「無」を理解するよりも、

より「人間的」な世界のとらえ方なのかもしれない。

そこであえて「自我世界」を世界の中心におき、

この「次元世界」を逆に考察してみたいと思う。



「自我」とは「あなた」であり、

「わたし」であり、

そして「意思」である。




「あなた」は自我世界に存在する。

「あなた」は精神世界に存在する。

「あなた」は生命世界に存在する。



ここまでのあなたは

あなた自身が容易に認識できる

「存在するあなた」という概念である。



生命としてのあなた、

感情としてのあなた、

感情の海に浮かぶ自我としてのあなた、

これが次元世界の階層である。



更に続けよう。



「あなた」は物質世界に存在する。

物質としてのあなた。

「あなた」は時間世界に存在する。

空間の連鎖としてのあなた。

「あなた」は空間世界に存在する。

点の連鎖としてのあなた。




ここでの「自我」は、

すでに「概念」としての存在であり、

すなわち「あなた」からみれば

物質世界、時間世界、空間世界の方が

それぞれに「概念世界」なのである。



したがって「存在する」という先ほどと同じ言葉も

「概念としては」という意味合いをふくみ、

次元理論では多くの場合「実在する」という表記に努めた。




「あなた」は「無」に存在する。




次元理論を逆転させると結論はこうである。





では「無」に存在する「あなた」とは一体何者なのか。





しかし次元理論では、無に対する考察は既に終えている。



無とは「無限大に拡大する唯一の存在する世界」であり、

「あらゆる次元世界と共有しなければ存在できない世界」である。

それは概念世界にとらわれることなく

ただ一つの「存在する世界」、

あらゆるものと同じ「無の永遠の連鎖」である。




ゆえに無とは

「全てのものが存在する概念世界」なのだ。





したがって「あなた」は、

この「無」に「実在する概念」である。



したがって「あなた」とは、

実在する全ての存在が持つ「概念」である。



したがって理解されなければならない「無」とは、

「あなた」自身である。




「存在したい、世界を広げたい、次なる世界を創造したい」と願う無は、

「あなた」自身だったのだ。





次元理論によって明かされた

「あらゆる次元世界の持つ共通の願い」、

それが「あなた」自身にも宿る共通の意志、

あなたを存在へと連鎖させる力学なのである。





物質世界や生命世界が持つ

概念としての「あなた」の存在、

それを著者は「彼ら」の夢や希望としてとらえたのだ。




「あなた」は「無」に存在する。




もはや「あなた」にあてはめる事のできない言葉は、

どこにも見つからない。




我々はこの世界の一部分である。




あなたはこの世界の力学の一部分として

宇宙の意志を

そこに発現させている。








(点の内側であり、

同時に宇宙の外側でもあるもの。


「永遠に何も存在しない無」の概念と、

「永久に無が存在し続ける無限大の広がり」は

ひとつの世界の同じ状態である。


同じものとして存在する全と個。


この個が、全体に広がる状態が力学である。)







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