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殺された僕の魂は大邪神として転生した…  作者: R @ J
第一章 矢萩貴昭討伐編
14/54

蘇る記憶 幸運のオルゴール

登場人物


店員(cv大川透)

本名:鴨田巌 お土産屋に勤める壮年の男性 幼い頃の達也と美沙に幸運のオルゴールを無料でプレゼントする


美沙の母(cv近藤唯) 美沙の父(cv森川智之)

夫婦揃って仲が良く優しい美沙の両親(本名不明)

達也の両親とも仲が良い


達也の母(cv久川綾)達也の父(cv井上和彦)

達也の両親(本名不明)母親はアクティブな性格で父親は皮肉な性格であるが家族サービスをしっかりするなど根は立派な父親である

美沙の両親と仲が良く互いの休みが合った場合には一緒に旅行に行く程


やっと美沙に再会した達也であったが…


「ふざけた事を言ってないで 早く貴方の正体を教えなさい!」(美沙)


カキン!カキン!(剣と刀が交える音)


「だから何度も言っているだろう!私は榊原達也だと!」(達也)


カキン!カキン!

もう2時間はたっただろうか…まだ剣を交える2人…レティは流石に飽きてしまったのかタブレットでモ○ストをしていた…どちらもタフな2人、達也は当然だが美沙も一向にバテる様子もない

カキン!カキン!


(仕方ない…美沙には悪いが気絶してもらおう...) (達也)


流石に痺れを切らしてきた達也は能力で気絶させようと考える

すると突然 美沙と達也のポケットの中から光が…

2人は一旦休戦しポケットの中身をとってみると…お互いのポケットの中から出てきたものは…


「これは…」(達也)


達也のポケットから金の小さな懐中時計のような物…蓋の部分にはローマ字でtatsuyaと彫られていた


「なんか…すごく懐かしいような…」(美沙)


美沙のポケットにも達也のと色は違うが同じ形の銀の小さな懐中時計のような物があった…美沙のにも同じ様に蓋にローマ字でmisaと彫られていた…

2人はこの懐中時計のような物の蓋を開けると…

♪〜♪〜♪(パッヘルベルのカノン)

お互いの物から癒されるような音色が流れた…そうこの謎の物体の正体はオルゴールだったのだ…

この音色を聴いているうち2人にはある記憶が蘇ってきた…



(回想シーン 始)

小学校2年の頃の夏休み2人は互いの両親と一緒に家族ぐるみで旅行に来ていた


「ねえ!ねえ!パパ!ママ!達也君と一緒にお土産買ってきてもいい?(^^)」(美沙)


「ええいいわよ美沙」(美沙の母)


「気をつけて行ってきなさい」(美沙の父)


「ほら!達也!そんな所でゲームしてないで仲良しの美沙ちゃんと一緒にデートでもしていきなさい!!」(達也の母)


「そうだぜ…折角可愛い美沙ちゃんから誘われてんだからここで行かないと男らしくないぞ…」(達也の父)


「はいはい…」(達也)


2人はお土産屋に着くと買い物を始めた、すると美沙がある物に気づいた…金と銀の2つのオルゴール


「これ凄く綺麗…ねえおじさんこれなんていうの?」(美沙)


「ああ〜それは幸運のオルゴールと言うものだよ…」(店員)


「幸運のオルゴール?」(美沙)


「そうだよお嬢ちゃんこれを持った夫婦…カップル…まあ恋人同士と言えばいいかな…それを持った2人は永遠に幸せに暮らせるという願いをこめて作られたものなんだよ…お嬢ちゃん…誰か好きな人でもいるのかな?」(店員)


「美沙…こんな所で何やってるんだよ…そろそろ戻ろうよ…」(達也)


「…達也君…美沙のことどう思ってる?///」(美沙)


「え?///なんだよ…いきなり…////Σん…!?///」(達也)


恥ずかしがってる達也の唇に柔らかい物が塞がった…


「ぷは…//美沙…達也君の事が好きなの…///ずっと…ず〜と…達也君と一緒にいたい..//達也君のお嫁さんになりたい…//」(美沙)


美沙は達也にキスすると頬を赤らめ小さな肩を震わせながらこう言った


「美沙…//僕も美沙の事が大好きだ…///将来絶対結婚しよう…///」(達也)


「ははは!君達本当に仲良いんだね!おじさん感動しちゃった!ちょっと待っててね!」(店員)


数分後店員は戻ってくると銀のオルゴールを美沙にそして金のオルゴールを達也に渡した…それぞれのローマ字で自分達の名前を彫られたオルゴールを…


「お金の事は心配しないでこれはおじさんから君達へのプレゼントだからね(^^)」(店員)


「「ありがとうございます!」」(美沙&達也)


2人は深々と店員にお礼を言って店を後にするのであった

(回想シーン 終)



「…あの頃と…もちろん今でも、私…榊原君の事が大好き…昔は私…泣いてばかりだったけど…いつも榊原君が助けてくれてた…とても嬉しかった…」


美沙は涙を流しそういうとレイピアを捨て達也に抱きしめた


「…君は昔と変わらずに私に接してくれていた…私にとって君といた時間が一番幸せだった…君は何も変わってなかったのに…一番変わってしまってたのは私だ…自分が情けない…美沙…今まですまなかった…今でも君の事が好きなのに…君が目の前にいるのに…私は…ん///」


美沙を優しく抱きしめ返し謝罪をしようとする達也だが…達也の唇は美沙の唇によって塞がれた…あの時のように…2人はそのまま抱きしめ合ったまま動かなかった…まるで長年会えなかった恋人同士がまた1つになるように… 次号へ続く


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