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(16)食い気と色気の相乗効果【サインペン(黒)】

同じ会社の同期。

みんなから好かれる爽やかスポーツマンの営業部男性と、食べることが大好きな没個性的地味目の営業事務の女性。



 とある郊外。この辺り一帯はオフィスが多く、昼時ともなれば、サラリーマンやOLがランチへと繰り出してゆく。

 彼らをターゲットにするべく、大通りにはお洒落なレストランやカフェが軒を連ねていた。今日も例にもれず、たくさんの店が繁盛している。

 こういった店の客は、ほとんどが二十代の女性だ。最新の流行りを取り入れたそれらの店には、確かに若い女性客が良く似合う。

 大通りの店が活気を見せる中、少し入った路地裏でも密かな賑わいを見せる店があった。

 隠れ家のような何気ない定食屋であるが、この店も昼時の今はほぼ満席の状態。

 通り沿いの店と違うのは、その客層。店内を見回す限り、どの席も男性客ばかりだ。女性といえば、客を相手にする五十代と思しき女将ぐらい。

 この店にはレストランやカフェの様に洒落っ気はないものの、年代を感じさせる店構えは落ち着きを与えてくれる。

 昔ながらの定食屋は安くて早くてボリューム満点。さらに味は折り紙付きとくれば、男性客はこぞって通うものだ。

 ところが、今、まさに店ののれんをくぐろうとしているのは、一人の若い女性だった。


「こんにちは。生姜焼き定食をお願いします。ご飯は五穀米で」

 二十代なかばと思しきその女性は、慣れた調子で店内へと入り、これまた、慣れた調子で注文をする。

 この年代の女性であれば大通りで昼食を済ませそうなものだが、彼女はもっぱらこの店に足を運んでいた。

 どこにでもいそうな、これといった特徴のない彼女。だが、彼女自身を表すようなその素直な笑顔は、見ている者をどこか安心させれくれるものだった。

 カウンターの端に腰をかけた彼女に、この店の女将がお茶を運んでくる。

奈津美なつみちゃん、いらっしゃい。今日はいつもより遅いんじゃない?」

「そうなんです。出がけにお客様から電話があって」

 気安い会話を交わす女将と彼女。すっかり顔なじみであることが容易に窺い知れる。それだけ、彼女はこの店に通い詰めているということだ。

 少しばかり世間話をしていると、厨房から「生姜定、上がったぞ」と、男性の声がした。女将が取りに行き、彼女の前に定食の膳を静かに置く。

「さぁ、めしあがれ」

「はい、いただきます」

 軽く手を合わせて頭を下げ、食欲をそそる香りを放っているお肉をパクリ。そして、ホカホカに炊き上げられているご飯もパクリ。

 モグモグと丁寧に咀嚼し嚥下したら、続いてお豆腐とわかめの味噌汁をゴクリ。

「ああ、おいしい~」

 彼女は満足そうに微笑んだ。

 それを見て、女将も笑う。

「奈津美ちゃんは、いつも美味しそうに食べてくれるわねぇ。嬉しいわぁ」

「本当に美味しいですからね。ここの定食を食べたら、他のお店には行けませんよ」

 彼女の言葉と表情には、一切の嘘がない。

 そんな奈津美の様子に、女将はこれまでに何度も繰り返してきたセリフを口にする。

「でも、奈津美ちゃんのように若い女の子は、もっとお洒落なお店に行くでしょうに。いいのよ、うちの店に気を遣わなくても」

 すると奈津美は小さく首を横に振った。

「気を遣っているのではなくて、私は本当にこのお店が好きなんです。どこか懐かしい雰囲気も素敵ですし、料理は美味しいし。なにより、私は女将さんのファンですから。女将さんに会うと元気がもらえて、午後の仕事も頑張ろうって気になれるんですよ」

 いつでも優しい笑顔を絶やさない女将に、彼女はほんの僅か困った様に笑う。

「どうも私は、カフェとかレストランだと落ち着かなくって。それに、そういった店の食事は、私には物足りないというか……」

 どちらかというと『地味』な印象を与える彼女は、若いOLで賑わう店が苦手なようだ。

 そして食べることが大好きな彼女にとって、見た目は良くてもボリュームに欠ける料理は好みではないらしい。

 奈津美が苦笑いを浮かべていると、入り口がにぎやかになる。男性客が数人やってきたところだ。

 男性たちはざっと店内を見回し、奈津美の背後にある唯一空いていたテーブル席へと腰を下ろした。

 女将がお茶を差し出すと、めいめいに注文を口にする。

「俺、焼き魚定食ね」

「あ、俺も」

「ん~、俺は唐揚げ定食にしようかなぁ。ご飯は大盛りで」

 三人とも奈津美と同じ会社の人間だが、背を向けて静かに食事を再開した彼女には気が付いていないらしい。

 料理が運ばれてくる間、先日の飲み会について話し始めた。

里佳りかちゃん、ほんといいよなぁ」

「可愛いしな」

「とくに、あの口元がなんとも」

 彼らが話題にしているのは、奈津美と同じ営業部で事務を担当している真山まやま里佳りかのことである。

 奈津美の一年後輩にあたる彼女は、入社してすぐに多くの男性社員を虜にしていた。

 整った顔立ちの里佳は、黙って立っているだけでも華がある。

 加えて、仕草や口調がとても女性らしい。自分にはないものをたくさん持っている後輩の事を、奈津美は素直に羨ましいと感じていた。

 そこには、けして妬む気持ちはない。

 自分の容姿と性格を嫌というほど自覚している奈津美にとって、嫉妬心すら起こさせないほど、女性の自分から見ても里佳が素敵だと思うからだ。

 男性客しか来ない定食屋に一人でやってきて、男性客に交じって何てことのないように食事をしているような自分とは、そもそもの『人種』が違うのだろう。

 違う次元の存在を自分と比較したところで、なにがどうなるものでもない。

 そう考えることで、奈津美の心はやさぐれずに済んでいた。


――真山さん、本当に可愛いもんなぁ。


 奈津美は味噌汁を静かにすすりながら、話題に上った後輩の顔を思い浮かべる。

 可愛いのに、ふとした表情が色っぽい里佳の最大の特徴は、男性社員たちも話していた口もとのほくろだろう。

 ぽってりとやわらかそうな唇の左に小さなほくろがある。それがやたらとセクシーなのだ。

 ほくろがなくとも里佳は充分すぎるほどに魅力的だが、そのほくろのおかげで彼女の美人度は否応なく上がっている。


――神様に愛されている人って、真山さんみたいな人なんだろうなぁ。


 自分の顔が嫌いではないが、これといって好きでもない奈津美にとって、里佳の顔は憧れであった。




 後から来たものの背後の三人はあっという間に食べ終えて、足早に店を後にした。奈津美は食後のお茶をすすりながらのんびりしている。

 そこに一人の男性が入ってきた。

「あ、やっぱりここにいたんだ」

 明るく声を掛けてきたのは、奈津美と同期の木嶋きじまだった。

 学生時代は剣道部だったと彼は、見るからに爽やかなスポーツマンだ。今でも、休日になれば何かしら体を動かしているという。

 とはいえ、いわゆる熱血体育会系ではないので、それほど社交的ではない奈津美でもわりと付き合いやすいタイプだ。

「お疲れ様。ずいぶんと遅いけど、これからお昼ご飯?」

 隣に腰をかけた木嶋に、奈津美は労りの笑顔を向けた。

 すると彼は大げさなまでに腹の辺りを撫で擦る。

「そうなんだ。得意先に掴まっちゃって、なかなか帰ってこれなくってさ。本気で腹と背中がくっつきそうだよ」

 眉尻を下げて困った様に笑う顔ですらかっこいい。美形は得だなと、奈津美は内心で呟いた。

「仕事熱心な木嶋君は、得意先に可愛がられているしね。話も上手だし、みんなが放そうとしないのは分かるなぁ」

 品書きを手渡しながらそう言うと、彼は奈津美の皿を見遣る。

小宮こみやは、何を食べた?」

「私は生姜焼き定食だよ。すごくお腹が空いていたから、ガツンと食べたいなって」

 彼とは気安い仲であるし、今さら女性らしく振る舞ってみたところでどうしようもない。奈津美はいつものように正直に答える。

 そんな彼女に、木嶋はフワリと微笑んだ。

「そっか。じゃ、俺も生姜焼き定食にしようかな」

「俺もって、なに?いや、別に、木嶋君が何食べてもいいけど」

 怪訝な顔を向ける奈津美に、木嶋はまた微笑む。

「だって、小宮の顔が満ち足りた感じだから、よっぽど美味かったんだろうなって」


――それって、私の食い意地が張ってるって言いたいの?悪い意味ではないだろうけど、女性の私にとっては、あまり褒め言葉ではないような……。


 指摘したところで、意味のないことは分かっている。奈津美にとって、男性社員によるこういった扱いは日常茶飯事なのだ。

 残っていたお茶を一息に飲み干し、奈津美は席を立つ。

「うん、すごく美味しかったよ。じゃあ、私、もう行くから」

 伝票を手に歩き出そうとする彼女に、木嶋はなぜか戸惑いを見せた。

「え?まだ、時間あるだろ?最近忙しくて小宮とあんまり顔を合わせてないから、ちょっと話がしたいんだけど」

「ごめん、頼まれていた仕事を思い出したの」

 そう言って、奈津美は木嶋を見遣ることなくレジへと向かったのだった。




 店を出た奈津美は、心なしか重い足取りで歩いていた。

 分かってはいても、里佳と自分との扱いに差があることが少し寂しかったのだ。

 いや、人の良い木嶋は見てくれで人を判断することはしない。奈津美にも里佳にも、同じ態度で接する。他の男性社員のように、あからさまに差をつけることはなかった。

 しかし、まったく同じく接しているかといえば、そこにはやや語弊がある。

 木嶋は奈津美に遠慮などしてこないのだ。優しい笑顔を浮かべつつ、幾分強引に接してくる。

 だがそれは、奈津美のことを特別気にかけているからではなく、単に「自分と同じ男性のようなもの」と認識しているからだろう。


――私が真山さんのようになれるはずもないけど、あのほくろだけでもあったら少しは違うの?


 木嶋には急ぎの仕事があると言ったものの、それはあの場を去るための口実。午後の始業までにはもう少し時間があるので、奈津美は途中にある公園に立ち寄った。

 木陰にあるベンチに座り、手にしていたポーチから小さな鏡を取り出す。そして、自分の口元を映した。

「ほくろかぁ……」

 体質的にほくろがほとんどない奈津美の顔には、どこを探してもほくろがない。それはいいことかもしれないが、特徴のない自分の顔だからこそ、ほくろの一つもあればいくらか違ったかもしれない。

 奈津美は少し考えこみ、おもむろにベストのポケットへと手を伸ばす。

 営業事務である彼女は、いつでもメモが取れるようにと、常にポケットにはボールペンと黒のサインペンを差していた。

 そのうちのサインペンを手に取り、キャップを外す。そして、黒いペン先を口元に軽く押し当てた。

 里佳と同じ位置に小さなほくろを描き、少しだけ満足感に浸る奈津美。だが、すぐに馬鹿馬鹿しくなった。


――私は私。こんなことをしたって、真山さんになれるはずないじゃない。


 サインペンをポケットに戻し、奈津美は両手で顔を覆うと力なくうなだれた。

 そんな彼女の前に誰かが立つ。

「こんなところで何をしてるんだ?」

 頭の上に振ってきた声は木嶋のものだった。

「急ぎの仕事があるからって戻ったんだろ?それなのに、どうして?……もしかして、立っていられないほど急に具合が悪くなったとか?」

 心配していることがありありと感じられる口調に、奈津美は

「ち、違うのっ。全然平気、大丈夫だからっ」

 と、慌てて返す。両手で顔を覆ったまま。

 敏い木嶋のことだから、口元にある小さな落書きに気づくだろう。だからこそ、奈津美は顔を上げることも、手を外すことも出来なかった。

「小宮?」

 いつまでも顔を上げない彼女に、木嶋が不審そうに名前を呼ぶ。

「小宮?」

 もう一度呼ぶが、奈津美はやはり顔を上げることが出来ない。


――ああ、ホント、馬鹿なことをしちゃったなぁ。木嶋君、このまま立ち去ってくれないかなぁ。


「なぁ、小宮。どうしたんだよ、ちゃんと説明してくれよ」

 一向にそこから動こうとしない木嶋に、奈津美は焦り始める。

 彼が先に帰ってくれないと、この場から離れられない。始業の前に洗面室でこの偽ほくろを洗い流さなくてはならないというのに。

「本当に何でもないの。だから、先に行って」

「小宮。お前、変だぞ。何があったんだよ?」

 心配してくれる彼の気持ちは嬉しいが、今はとにかく放っておいてほしい。


――ほくろさえ消してしまえば、これまで通りの私になるから。この偽物のほくろさえ消してしまえば……。


 ところが、木嶋は立ち去るどころか、奈津美の顔を覆っている両手をいきなりガッと掴み、強引に顔から外させると、グイッと力任せに引き上げた。

 そして、むりやり万歳の形を取らせた奈津美の顔を覗きこむ。

 露わになった彼女の口元を見て、木嶋はわずかに眉を寄せた。

「それ……」

 気付かれてしまったことが無性に恥ずかしく、奈津美はフイッと顔を背けた。

「べ、別にいいでしょ!ちょっとしたおふざけなの!それより、手、放してよ!痛いんだけど!」

 頭の上で拘束されている両手を振りほどこうともがく奈津美に、木嶋はハッと我に返り、

「ご、ごめん」

 と、慌てて手首を開放した。

 やれやれと奈津美がため息をこぼせば、そんな彼女を木嶋は正面からガバッと抱きしめる。

「はいっ!?」

 なぜ彼がこんな行動を取ったのか、奈津美には意味が分からない。

「木嶋くん!?木嶋くん!?」

 今度は奈津美が彼の名前を連呼する。拘束してくる腕から逃れようと暴れるが、それ以上の力で木嶋は彼女を抱きしめた。

 そして耳元に口を寄せて優しく囁く。

「お前はお前だろうが」

 その一言で、何を思って奈津美が口元にほくろを描いたのか、木嶋には知られている事が分かった。

 恥かしさと焦りで顔を上げられない。

 奈津美は居たたまれない気持ちで俯くと、彼女の髪に木嶋が頬ずりしてきた。

「俺さ、小宮がうまそうに飯を食う姿がすげぇ好きなんだ」

「は?」

 脈絡のないことを急に言われ、思わず顔を上げてしまった。奈津美の視線の先には、穏やかに微笑んでいる木嶋がいる。

「き、じま、くん……?」

 呆気にとられたといった様子で、奈津美はマジマジと彼を見遣った。

 そんな彼女に、木嶋はフワリと微笑む。

「どんどん皿を空けていくのに、少しもガツガツしたところがなくてさ。おまけに、箸の使い方なんて感動するぐらい品があって。それと、ちょっと大きめの肉に齧りつくときのお前の唇。あのフニッとなる感じが、ホントたまらない。俺、小宮と一緒に飯を食うのが、すげぇ好きなんだ。だから昼飯も飲み会も、お前の隣を確保してる」

「そ、それは……、ありがとう……」

 彼の言葉に奈津美の気持ちが浮上する。

 口元の落書きを馬鹿にすることがなかっただけではなく、食事をしている姿を褒めてくれたのだ。

 大衆に埋もれてしまうような平凡な自分を「品がある」と評してくれただけで、奈津美の心はスッと軽くなる。

 自分の唇が彼にとってどうたまらないのかは理解できないが、重苦しい気分が薄れたのは事実だ。

 しかし、彼は奈津美の食事姿が好きなだけで、奈津美自身の事が好きだとは言ってないのだと気付いた。

 密かに木嶋へ想いを寄せていた奈津美は、コッソリと落ち込む。

「……分かったから、放してもらえるかな?」

 苦い笑みを浮かべる奈津美に、木嶋は渋い表情を浮かべた。

「まだ話は終わってないんだけど」

「ええと……、放してからでも話は出来るよね?」

 さすがにこの体勢は困る。誰かに見られたら恥ずかしいし、何より、心臓が壊れそうだ。

 奈津美は改めてお願いする。

「木嶋君、放して。ちゃんと最後まで話を聞くから、とりあえず放して。ね?」

 すると、木嶋がニヤリと片頬を上げた。

「ん~。じゃあ、放してあげるから、キスしていい?」

 楽しそうに笑う様子に、奈津美は目を丸くする。

「はいっ!?」


――本気で意味が分からないんですけど!


 ギョッとして固まっている奈津美に、木嶋はニコニコと笑顔を崩さない。

「ねぇ、キスしていい?」

 と訊いておきながら、彼は奈津美が了承する前に唇をフワリと重ねた。やんわりと数回押し当てたのち、チュッチュッと、小さな音を立てて彼女の唇を啄む木嶋。

 奈津美が驚いて動けないのをいいことに、彼はしばらくキスを繰り返した。

「小宮が物を食っている姿もいいけど、お前の唇は俺とキスするために使った方が断然いいなぁ」

 嬉しそうに呟く木嶋に、奈津美は今にも泡を吹いて倒れそうである。

「な、なんで?どうして?」

 目を白黒させる彼女に、木嶋は形の良い瞳を細めた。

「そんなの、小宮が好きだからに決まってんだろ」

 突然の告白はあまりに理解不能で、今度は泡を吹いて失神しそうだ。

「で、でも、私、真山さんみたいに可愛くないし、色っぽくもないし」

「俺からすれば、小宮はメチャクチャ可愛いよ。そうだなぁ、色っぽいかどうかは、俺次第ってところかなぁ。だから、今夜は俺の部屋においでよ」

「はいっ!?」

 再び素っ頓狂な肥を上げる奈津美。

 俺次第という話から、木嶋の部屋に行く流れが掴めない。なにより、彼の告白が信じられない。

「あ、あの、元気づけようとしてくれているのは分かるけど……。そういうことは、冗談で言うものじゃないと思うよ……」

 複雑な表情を浮かべる奈津美に、木嶋は目をすがめ、かすかに不機嫌となる。

「ふぅん。お前は俺の気持ちを冗談として受け取るんだ。……だったら、なおさら俺の部屋に連れて行かないとな」

「だから、なんで!?」

 声を上げる奈津美に、木嶋はニンマリと笑う。

「俺の告白を信じてもらいたいし。それに、小宮がどのくらい色っぽくなるのか試したいし。頑張って、小宮を色っぽく啼かせてみせるからさ。……ベッドの中で」

 そう言って微笑む彼の笑顔は、爽やかなのに、どこか黒いものが感じられたのだった。


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