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十二支陰陽録 短編集  作者: ヤサイローリング
第1シーズン短編
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2/2

中秋の名月

こんにちは、ヤサイローリングです!

今日は十五夜ですね。

私の住む街では晴れて、月が綺麗に見えましたが、読者の皆さんはどうでしたか?

ぜひ感想欄で教えてくださいね。

「あ、そういえば」


その日の帰り、縦浜駅から出てきた小夜が言った。


「何?」


緋色は聞いた。


小夜は空の遠くを指さした。


「あれ」



「あ、満月」


緋色は言った。



「それだけじゃないでしょ」



「なんかどこかで似たようなセリフを聞いたことがあるような気がする。」



「中秋の名月でしょ、今日は。」



「あぁ、そうだったか。」




緋色がそう言って、しばらく沈黙が流れた。




「なんか、最近は中秋の名月って聞いても、親近感というか、行事感がなくなってるような気がする。」



「そうだね。」



また沈黙。



「それで...似たようなセリフ...っていうのは」



「あぁ、小夜がオジイに腹パンしてたときの。」



「え、見てたの...?」



小夜の耳が一気に赤くなったのが見えた。



「なんか、その時、小夜ってこういう人なんだなっていうのが見えて良かった。」


「それ悪い意味?」



「いや、小夜って初対面では静かなのかな、と思ったんだけど、意外と明るい人なんだな、っていう。」



「...そ。」


緋色は空を見上げた。


「話は戻るけど」




「月が綺麗だな」







「戻るのが急だね」




「そうだな」


挿絵(By みてみん)


帰り路を歩く二人をおぼろげに光る月が照らしていた。

緋色と小夜の今後の関係が楽しみ!

と思ってくれた方はぜひ☆☆☆☆☆で評価を!


皆さんの応援が今後の執筆の活力になります!

よろしくお願いします!

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