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とある傭兵の放浪譚 ー流離の傭兵、寂しがり家な少女と共に世界を巡るー  作者: フルツ好き男
第二章 水の都と自由の風

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2-18. 誇りを宿して

 薄紫の帳が星々の街区(セレスティーク)を静かに包み込んでいた。白壁と石畳に練り込まれた光素石灰が星と月の輝きを取り込み、小さな輝きを放ち始める。

 

 その一角、ヴァルシェ邸の門前に、カイウスの姿があった。傍らにはリア。さらにその背後、カイウスの外套の陰に身を寄せるように、ルカ、マルコ、ルチアの三人の子供たちが立っている。


 カイウスが軽く拳を握り、門を叩いた。控えめな打音が石畳に吸い込まれるように消えたのち、やがて門の奥から足音が近づいてきた。


 現れたのは、燭台を手にした老執事――セバスだった。

 黒絹のヴィーザが頬下を覆い、その奥の瞳が揺れる灯火に合わせてわずかに動いた。


「……カイウス様。お戻りをお待ち申しておりました」


 言いながら深々と頭を垂れる。そしてすぐに、その視線はカイウスの隣に立つリアの姿へと移る。

 灯火の揺らめきが彼女の血色のいい顔を照らした瞬間、老執事の喉がわずかに震えた。


「……よくぞご無事で、リア様。お嬢様もたいそう心配しておられました。……もちろん、このわたくしめも」


 不意の言葉にリアはぱちりと瞬きしたが、すぐに微笑んで応えた。


「はい! ただいま戻りました、セバスさん! ご心配をかけて、すみません」


 明るく響くその声に、セバスの口元がわずかに緩む。ヴィーザ越しの眼差しに一瞬だけ喜びの色が走ったが、それもすぐに抑えられ、彼は丁寧に燭台を掲げ直した。


「お嬢様にお取り次ぎいたします。どうぞ、中へお入りくださいませ」


 そう言いながらも、彼の視線はふとカイウスの背後へと向けられる。灯火の下、ルカ、マルコ、ルチアの三人がやや緊張した面持ちで肩を寄せ合っていた。


「……カイウス様。後ろの方々は……?」


 セバスがほんのわずかに顎を引き、穏やかな口調で訊ねる。


「ああ。俺とリアの恩人たちだ」


 カイウスは一歩、門の内側へ踏み出しながら応える。


「魔術師の襲撃から逃れる手助けをしてくれた。それに加えてこの二日間、リアの世話も付きっきりで見てくれたんだ。……大きな恩がある。ぜひ、セラフィーナに紹介したい」


 セバスの手にある燭台の炎が、一瞬、風もないのにふと揺らめいたように見えた。だが老執事は変わらぬ礼節を保ち、丁寧な所作で頭を垂れる。


「……なるほど。カイウス様の目に叶われた方々ならば、わたくしめが申し上げる事はございません。こちらへお越しください。応接間へ、ご案内いたします」

 

***


 案内されたのは、いつもの応接間だった。

 ルカ、マルコ、ルチアの三人は三人掛けのソファに並んで腰掛け、その後ろでカイウスとリアが控えるように立つ。

 子供たちはその空間に、どこか居心地の悪そうな面持ちを見せていた。

 

 足を揃えソファの端に直立姿勢で座るルカは、まるで背骨に棒でも差し込まれたかのように固い。

 一方マルコはというと、やたらと座部を押し込みながら、「なんだこれ……」とソファの沈みを確認している。

 ルチアは所在なさげに座る位置を何度も直し、スカートの裾をきちんと揃えようと必死だ。


「すっげぇ……な、なんだよこれ。椅子のくせに柔らかすぎだろ……寝床の間違いじゃないのか……」


「ちょ、マ、マルコ……! 行儀の悪いことは止めてよ! 僕まで恥ずかしくなるじゃないか……!」


 隣のルカが小声で嗜めるも、マルコはむくれたように口を尖らせた。


「わ、わかってるって! でもさ、ルカだって余裕ぶってるだけだろ! ソワソワしてんの、バレバレてるかな!」


 マルコは慌てて姿勢を正し、椅子の上でぎこちなく手を組んだ。

 その隣で、ルチアが天井を見上げてぽつりと呟く。


「……まるで、絵本のお姫様が住んでるお屋敷みたいぃ……こ、こんなところ、わたしたちが本当に来ちゃって良かったのかなぁ……」


 その不安げな声音に、カイウスは少しだけ目を細める。


「三人とも、そんなに緊張しなくていいぞ。ここの“お姫様”は人を取って食うようなタイプじゃない。それに、もし気に入らなかったら、またアジトに戻ればいいだけの話だ」


 冗談めかしたその言葉に、三人は一斉にぶんぶんと首を横に振った。


「ちょ、カイウスのお兄ちゃん! 帰りたいだなんてそんなこと、一言も言ってないよ……!」


「ヒーローの兄ちゃん、ご飯一杯食べられるって言ってたじゃん! 俺、満腹になるまで絶対帰んないからね!」


「わ、わたしはぁ……湯浴みだけでも、させて頂ければぁ……い、一回だけでも良いのでぇ」


 三人の声が重なり、空気がふっとやわらぐ。その様子を見つめていたリアが、ふっと表情を緩めた。

 

「大丈夫だよ、みんな。今さら『帰って』なんて酷いこと、ここにいる人は誰も言わないから」


 言いながらソファの後ろから三人を両腕で包み込むように抱きしめる。

 その腕の中でルカがむず痒そうに身をよじった。


「ちょ、ちょっとリアお姉ちゃん……! 子ども扱いはやめてってば……!」


「お、なんだよルカ、緊張してんのか? いいじゃん、別に! 俺は嬉しいけどな〜。リアお姉ちゃん、あったかいし、柔らかいし……それに良い匂いするし!」


「わ、わたしもぉ。リアお姉ちゃんふわふわしてて、ぎゅーってされると、なんか落ち着くぅ」


 三人の頭を順番にぽんぽんと撫でながら、リアはどこか満ち足りた笑顔を見せた。


「ふふっ……ほんと、みんな素直で可愛いなぁ。もしわたしに妹や弟がいたら、きっとこんな感じだったんだろうなって思っちゃう」


 その言葉にカイウスも自然と眉を緩める。


「すっかり懐かれたもんだな」


「はい。お世話され、遊んであげ、甘えられて……本当に、盛りだくさんな二日間でしたから」


 ちらりとカイウスを見やり、リアはわざとらしく口元を緩めて小首を傾げる。


「……カイウスさんも混ざりますか? 今ならドサクサに紛れて、ぎゅーってしてあげますよ」


「……は?」


 リアは唇に笑みを含んだまま、ひょいと眉を上げて言葉を重ねる。


「すみません。カイウスさんがすごく羨ましそうな顔をしてたので、つい」


「そんな顔は……してないな」


「してましたよ」


「いや、ほんとに、していない」


「ふふっ。照れてる、照れてる」


「照れてない! 誓って言う。俺は、これっぽっちも、羨ましそうな顔なんて、していない!」


 リアが肩を揺らして笑い、三人も釣られてくすくすと声を漏らす。カイウスは苦笑まじりに小さく溜息を吐くと、観念したように肩を竦めた。


「……ほんと、やんちゃな下の兄妹が一気に四人増えた気分だな」


「それだけ、一番上のお兄ちゃんが頼りになるってことなんですよ。だからみんな、ついつい甘えちゃうんです」


 リアの声は揶揄い口調のままだったが、瞳には真っ直ぐな敬意が宿っていた。

 リアの腕の中で、ルカは照れくさそうに俯き、マルコが「うんうん」とやたら力強く頷き、ルチアは胸の前で指を絡めながら目元を綻ばせた。


 ――その時だった。


 応接間の扉が勢いよく開かれた。

 現れたのは、深藍のナイトローブに純白のヴィーザを纏ったセラフィーナだった。

 絹の裾が翻り、縁を縫う金糸が灯火の揺れを受けて一瞬きらめく。

 走ってきたのだろうか。肩で息をつきながらも、それでも彼女は凛とした気配を崩さず室内を見渡した。


「カイウス様っ……! リア様が戻られたと……っ」


 言いかけたその声が、不意に喉奥で止まる。

 視線の先。そこに立つ、見紛うはずもない少女の姿。


 セラフィーナの瞳が見開かれたまま、わずかに揺れる。

 まるで時が止まったかのように、彼女の動きが一瞬だけ硬直する。


 一歩。靴音も静かに、床を踏みしめる。

 伸ばしかけた手は幻に触れようとするように宙を彷徨い、すぐに胸元へと引き戻され、そっと握りしめられた。

 

「……よく、ご無事でっ……ほんとうに……良かった……っ」


 震える声音には、理性の鎧を脱ぎ捨てた少女の、隠しきれない安堵に溢れていた。リアは正面からそれを受け止め、深く頭を下げる。


「セラフィーナさん。ご心配をおかけしてすみません。リア・フリーディス、ただいま戻りました!」


「っ……ええ。お帰りなさい、リア様……!」


 セラフィーナは俯き、そっとまぶたを閉じた。胸元で握られていた手がほどかれ、目尻の雫をそっと拭う。


「……感動の再会に水を差して悪い、セラフィーナ。紹介したい子たちがいるんだ」


 カイウスはそう言って、ソファに視線を向ける。

 三人の子どもたちが緊張で固まったように並んでいた。セラフィーナはわずかに驚いたように目を細め、そっと歩み寄る。


「……カイウス様。この子たちは……?」


「紹介するよ。右からルカ、マルコ、ルチアだ」


 カイウスは一人ひとりを指し示しながら、はっきりと告げる。


「魔術師の襲撃から、俺たちを逃す手助けをしてくれた。この二日間、リアを看てくれていたのもこの子たちだ。俺たちにとって、大切な恩人たちなんだ」


 声音には心の底からの敬意と感謝が宿っていた。


「今は……身寄りがなくて、地下水路の片隅で雨風を凌ぐような生活をしている。食うものも困ってて、明日を迎えられる保証すらない状況だ」


 カイウスは言葉を探すように一度息を整える。


「……俺たちはこの子たちに、まだ何も返せていない。だからせめて、少しでもその恩に報いたいんだ。勝手な願いだとは分かっている。だが……もし受け入れてもらえるなら。少しの間でも構わない。彼らを、このヴァルシェ家で保護してやって貰えないか? そのために俺に出来る事があれば、何だってする。だからーー」

 

 カイウスの真剣な声にセラフィーナは深く頷くと、まっすぐにルカの前へと歩を進める。

 その顔をまじまじと見つめ、目を細めた。

 

「……貴方。もしかして、"リーヴァ"という家名ではありませんか?」


「えっ……?」


 ルカの肩がびくりと揺れた。


「そ、そうです……僕は、ルカ・リーヴァっていいます。でも……どうして……?」


 戸惑うように見開かれた瞳を、セラフィーナは穏やかに見つめ返した。胸の前で両手を重ね、ふっと微笑を浮かべる。


「やはり。何処となく、顔立ちにお父様の面影がありますね。お父様とは、商人ギルド連盟との懇親会で顔を合わせておりました。共にナヴィレザの未来についてよく語り合ったものです。常にナヴィレアの行く末を案じ、市民の声に耳を傾け、評議院セナートにその意思を届けてくださった。わたくしにとっても、尊敬する先達のひとりです」

 

 ルカは言葉を失ったままセラフィーナを見上げる。目を瞬かせ、何かを堪えるように唇を噛んで。

 

「……けれど、ここ数年はお姿を見かけなくなりました。てっきり、どこかで静かに暮らして居られるのだと思っていたのですが……」


 その問いかけに、ルカは小さく首を横に振る。


「……お父さんは、もう、帰ってこないと思います」


 掠れた声が、ぽつりと落ちる。拳を握りしめるルカの指が、ブルブルと震えていた。


「三年前の晩……家の前に、黒い馬車が来たんです。音もなく、すうっと、まるで悪夢みたいに。その後に、ドンドンって、扉を叩く音がして……誰かが中へ入ってきて、そのまま、何も言わせずに、お父さんとお母さんを……連れて行ったんです」

 

 そこまで語ったところで、一度息を止める。


「お母さんは僕を物陰に押し込むように隠して、『ここから動かないで』って……それが、最後でした。それ以降、ふたりの姿は、一度も見ていません」

 

 ルカが瞼を閉じる。睫毛の奥に零れそうな光が揺れていた。


「僕、怖くて……! ただ、お父さんとお母さんが連れ去られるのを、そこから見てることしかできなかったんです。声も出せなくて……足も、動かなくて……!」


 小さな肩が細かく震えていた。今も悪夢に取り残されているかのように。


「僕は……僕はっ、あの時、見捨てたんですっ! お父さんも、お母さんも、助けようとしなかったっ! 臆病で、情けなくて、……最低な息子なんです……っ」


 その悲痛な叫びに部屋が静まり返る。誰もすぐには返せなかった。


「……カイウス様。この子たちはもしや……」


 絞り出すようなセラフィーナの問いに、カイウスは静かに頷いた。


「……あぁ。孤児になった経緯はいま初めて聞いたが……ドランベルグの犠牲者なのかもしれないな」


 その言葉にセラフィーナはゆっくりと膝を折り、ルカと同じ目線に腰を落とした。そして、肩にそっと手を添える。


「……ルカ」


 ひたすらに心に寄り添うような声だった。


「あなたは決して、卑怯者などではありません。最低な息子でも、ありません」


 ルカが恐る恐る顔を上げる。揺れる瞳に、セラフィーナの言葉が静かに注がれる。

 

「最低なのは、貴方の家族を理不尽に奪った者たちです。その夜、貴方が経験したのは、きっと、その幼い身には到底受け止めきれぬほどの恐怖だったことでしょう。それでも、声を上げずに、じっと耐え抜いた。……どれほどの勇気が必要だったか、到底計り知れません。誰にも貴方を責める資格などありませんわ」


 ルカは再び視線を落とし、唇を噛んだ。引き攣る喉元で、どうにか声を漏らさぬよう、必死に感情を押しとどめている。


「ご両親は、この街の未来を信じておられた。だからこそ、その尊き命を懸けて守ろうとしたのです。そして何より……ナヴィレザで生き、育ち、その果てない未来へと命を繋いでいく、貴方という最愛の息子を、命に代えても守ってくださったのですよ」


 彼女の言葉は、一つひとつが心に灯をともすようだった。


「……ルカ。あなたが今、こうして生きていてくれていること。それこそが、ご両親にとって何よりの誇りであり、希望であるはずです」

 

 ルカがはっとして顔を上げた。瞳には涙が浮かび、光を揺らしていた。

 

「それに……貴方はあの恐ろしい魔術師に立ち向かい、カイウス様とリア様を、救ってくれたではありませんか。その勇気は、大人でさえ容易く持てるものではありません」


 語る言葉に、自然と敬意が滲む。

 

「わたくしが知る貴方のお父様は、いついかなる時も正義と信念を貫かれた方でした。圧力に屈せず、誇りを手放すことなく……常に、市民のために立ち続けた。そのお父様が今の貴方をご覧になったなら、きっとこう仰るでしょう――」


 セラフィーナが、そっとルカの手を包み込む。


「――『ルカは、私の自慢の息子だ』と」


「っ!……ふ、ぐうぅうぅうっ……っ!」


 その一言が、決壊のように涙を呼んだ。ルカの目から、大粒の涙がぽろぽろと零れ落ちる。唇を震わせ、声にもならない嗚咽が喉の奥からあふれ出した。

 セラフィーナはその姿を見つめながら、さらに優しく語りかける。


「……一度だけ、貴方のお母様にもお会いしたことがあります。春の陽だまりのように穏やかで、温かく、そしてお優しい方でした。誰かを思いやれるその心は、きっと、お母様譲りなのですね。……リア様を懸命に看てくれた小さなこの手の温もりに、わたくしはお母様の息遣いを感じてなりません」


 そう言って、ルカの固く握られた掌を優しく解きほぐしてゆく。指先から伝わるぬくもりが、深く刻まれた少年の心の傷に沁み込んでいく様だった。


「勇敢なお父様と、優しさに満ちたお母様……貴方は、そんなお二人がこの世に遺してくださった、かけがえのない、たった一つの宝物なのです」


 言葉は、まるで祝福のように優しく降り注ぐ。


「だから、どうか忘れないで。ルカ、貴方が……貴方こそが。ご両親の“誇り”であるという事を。それを否定することは、たとえ貴方自身であっても……このわたくしが、決して許しません」 


「……っ、うぅうぅう……っ! お、おとうざんっ、おがあざあぁあぁあぁんん!!」


 叱責では決してない。強くて優しい断言だった。


 その言葉にルカは堪えきれず、ついに声を上げて泣き出した。何度も、何度も頷きながら、押し込めていた感情を涙と共に解き放つ。


 セラフィーナは静かに頷くと、隣で肩を寄せ合っていたマルコとルチアに目を向けた。ふたりもまた、目元を濡らしながら、じっと彼女を見つめていた。


「……そして。貴方達はきっと、ティルシス家のご子息、カレンツィオ家のご令嬢ですね」


 マルコとルチアは、はっとして顔を上げた。涙に濡れた頬に、あたたかい光が宿る。


「貴方達のご両親のことも、わたくしはよく存じております。共に理想を掲げ、自由と正義を信じて戦った……誇り高い同士たちでした」


 セラフィーナは二人に近づき、まっすぐに向き直る。


「……お二人も、辛かったでしょう。長い間、悲しみと怒りを胸に抱えて、どれほど心細かったことか。でも、もう大丈夫。これからはこのわたくしが、あなた方の傍におります」

 

 その言葉を合図にしたように、ふたりも堰を切ったように泣き始める。小さく、震える声で――


「……き、金髪のお姉ちゃんっ……! 本当に……っ、俺たちを、迎えて……くれるのっ?」


「わ、わたしたちぃ……っ、こ、ここに居ても、いいんですかぁ……っ?」


 セラフィーナは二人の手を取り、優しく頷いた。


「ええ。むしろ、貴方たちこそ此処にいるべきなのです。貴方たちはナヴィレザが失いかけた、輝く未来そのものなのですから」


 そう告げてから、彼女はゆっくりと立ち上がり、カイウスに振り返る。その瞳には、揺るぎない決意が宿っていた。


「カイウス様。わたくしから、お願いを申し上げます。この三人を、どうかヴァルシェ家の従者として迎えさせてください。ナヴィレザの自由に命を捧げた者たちの、かけがえのない大切な灯火たち……その未来を、今度はわたくしが護り抜いてみせます」

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