秘技
勝つ方法、それは地の利をも活用するしかない!
「剣スキル ”鞭剣”」
剣を蛇の様にうねりうねらせ、周囲を切り刻む。
はい、超簡単な竹槍を作り、飛ばす。
「久留主一式 ”前田藤四郎”」
予想通り、防いできたな。
また刀を鞘に納めている。
よ~し、よく分かったぞ。
前田は”刀を納めている時にフルオートの防御をする”と、これではっきりとした。
「いくっぞ! 剣スキル ”火炎剣”」
基本的に僕は魔法を使うことが出来ない。
あくまで、基本的。
しかしスキルの力によっては魔法を纏った攻撃も出来る!
「炎の剣かいな! 久留主一式 ”愛染国俊”!」
まさかの錬聖も炎の剣を出してきた。
こいつ万能野郎かよ!
その剣に纏っていた炎は一気に爆発し、周囲の物も吹き飛ぶ。
「威力は恐ろしいなぁ。」
「エセめ~!」
あいつは炎は出せるんだな。
次には……
「矛スキル ”天逆鉾”」
地面に強力な衝撃波を一気に流し込む!
衝撃は錬聖に伝わっていっただろう。
「ちっ、面倒っちぃなぁ。 久留主二式 ”鯰尾藤四郎”」
すると錬聖は刀を地に突き刺し、天逆鉾の衝撃波を相殺させた。
ま・じ・か・!
あの衝撃波を相殺するなんて!
しかも、久留主二式かよ!
あ~萎える~
萎えすぎてナ○トルになりそうだ~。
「槍スキル ”龍牙突”」
僕は龍の頭を象った槍で強力な突きを連続で放つ。
一つ一つの突きは地面すら抉った。
しかしその一撃でも、すぐに避けられる。
「久留主一式 ”五虎退”」
その瞬間、全身に刀傷が現れた。
そして遅れて後ろの竹藪が切り落とされる。
ま・じ・か・!(二回目)
攻撃の軌道は全て見えた。
だが、避けるのが出来ないほどの斬撃が飛んできた。
等間隔で三つ重なった斬撃が五つ放たれたのだ。
しかも、一振りで……
エッグ!
流石にこの傷では、すぐに回復は出来ない。
少し距離を……
「逃がさへんで。久留主一式 ”乱藤四郎”」
後ろに下がった瞬間、腕や膝付近を切り付けられた。
錬聖の刀を見てみると、刀が鞭のようにしなっていた。
ま・じ・か・!(三回目)
僕の”鞭剣”と同じような能力を持っているのかよ!
「盾スキル ”覆い盾”」
僕は一度盾で自分の周囲を覆い、回復に集中する。
「やっぱり馬鹿かいな。久留主一式 ”薬研藤四郎”」
錬聖の攻撃は盾に深々と突き刺さった。
もう一度言おう。
”薬研藤四郎”は防御貫通の技だ。
盾の防御は効かない……はずだった。
「もうそろそろ終わったかいな。」
盾が開かれて、出てきたのは……
全回復した茜の姿だった。
「なっ!」
「槍スキル ”大鷲刺突”!」
茜は錬聖の一瞬の隙を付いて、槍の一突きを与えた。
「何でや、私の”薬研”は盾を意味なくさせるんやで。」
「簡単な話だよ。盾の間に空間を作ったんだよ。さ~て、次、行くよ。」
僕はまず、後ろの竹藪に身を隠した。
そしてその藪の中を超スピードで駆け抜ける。
「ちょこまかと面倒っちいなぁ。久留主一式 ”北谷菜切”」
錬聖は一振で無数の斬撃がやってきた。
しかも……、上空から。
「にょえぇー! これはアカン!」
おっと、僕も関西弁が出てきちゃった。
僕は斬撃が来る前に何度も避けるが、キツすぎる!
次々と竹が斬られ、倒さていく。
「槍スキル ”清正虎切”」
「久留主二式 ”鬼丸国綱”」
槍を突こうとした瞬間、腹に重い一撃がやって来た!
「秘技、カウンターや!」
「うぶっ……」
多分、骨が幾つも折れたな、これ。
カウンター技、しかも僕の”清正虎切”の威力+鬼丸のパワーかな。
今も体が痺れている。
くそ、ふざけないでくれよ!
あの細い体からどれだけの……
少しずつ癒えているけど……
「馴れてへんのか、カウンターは。」
僕は剣を杖代わりにし、立ち上がる。
まだ、まだ……
その瞬間!
ドキドキ! 異世界質問(設定)コーナー(笑)
No.10 茜の好きなアイスの味
answer オレンジチーズケーキ、
三種(苺、ブルーベリー、ラズベリー)のベリー味




