紅梅の朱鷺VS黒桜の鷲
廣丸が電撃を食らわせたから、少しはダメージはあるだろう。
俺は亜空間から忘れていた鷲羽の鎧を羽織り、その上に防御結界・纏鎧を纏わせる。
これで防御と素早さが上がっただろう。
多少は戦える。
すると、ピンクの人影がこっちに来た。
「茜か!」
「チョチョチョチョ、助けてくれ~!」
やっぱりこっちも苦戦していたか。
すると、茜を追うように王羽もやって来た。
「お~、やっと戻った。」
「ああ、やっと戻っておいたぜ。」
王羽は黒いナイフを用いて戦うのか。
しかも、二刀流なのか。
刀じゃなくてナイフだけど……。
取り敢えず、鷲羽の鎧を茜に着せてすぐに防御結界・纏鎧を纏わせる。
「おお、なんじゃこれ!」
「これで防御を高めておいた。多少は平気になると思う。」
「ありがとう、朱鷺丸。」
でも、これを着けても耐えれるか分からない。
何せ纏鎧を着けても破壊されたからな。
「行くぜ! 朱鷺丸」
「分かっている、茜。」
まずは忍と王羽が一気に攻めてきた。
俺は王羽、茜は忍と相手を交代して戦う。
「黒桜短刀術 ”罰刃”」
王羽は二つのナイフをクロスさせて切り付けて来た。
しかも、ナイフの刃には闇魔法が掛かっている。
高威力となって、少し触れただけで破壊されそうなパワーだ……
「水魔法 ”穿水”」
俺は手を合わせて、水の矢を発射させる。
しかし、咄嗟に避けられてまた詰め寄る。
どうやら、こいつは反射神経が良い。
そして反射神経に対応出来る運動神経。
強すぎるな、こいつ。
「黒桜短刀術 ”刃銃”」
すると、ナイフの刃の部分が俺の方に発射された。
刃は俺の頬を掠め、空に飛んでいく。
ナイフの概念を吹っ飛ばされた。
しかし、一つのナイフの機能は奪われた。
一気に攻める!
「氷魔法 ”雹礫”」
氷の粒を作り出し、王羽に放つ。
しかし、王羽は一つのナイフで全ての雹を弾き飛ばした。
百個近くを全てだ。
「なぁ、朱鷺丸と言ったな。お前は大事な物を見落としているな。」
王羽がそう言った瞬間、真っ正面からナイフで襲ってきた。
しかし、少し遅い。
簡単に避けれるな。
そう思って、横に移動しようとした瞬間、左肩に斬撃が走った。
横を見ると、あの飛んでいった刃が戻ってきたのだ。
そして、真っ正面の一撃を食らった。
ナイフに纏わせてあった闇魔法の効力も合わさって、後ろに吹き飛ばされた。
「言っただろ、見落としていると。」
鷲羽の鎧と纏鎧が合わさっているから、少しは防げたがこの威力。
恐ろしすぎるな。
「大丈夫か、朱鷺丸!」
「大丈夫だ、茜は忍に集中しろ。」
王羽、頭が良いな……
ナイフには刃を発射する装置があり、柄の中にワイヤーが入ってあるだろう。
ワイヤーで戻って来る瞬間を予想して、挟み撃ちにするとはな。
策士な奴だ。
ならば、こっちも策士な事をしよう。
「火魔法 ”曲線火球”」
俺は王羽に向かって、火球を飛ばす。
王羽はすぐに横に避けて、こっちに来る。
「炎魔法 ”炎刃”」
掌から炎の刃を創り出し、一気に斬りつける。
やはり案の定、すぐに避けられてナイフが接近してくる。
予想通り、ベストタイミングだ!!
37話目です!
好きなチョコ菓子は紗々です。
あの線の美しさがとても好きなのだ!
良かったら、評価と感想をおねがいします!




