ユウの生態観察レポート【アスパロガス・ハムニー・コンコン・ローラビット】
本日のお料理はミルクを使ったもの中心にしてみよう!
最近は卵料理のストックも増えてきたことだし、他の食材の組み合わせもいろいろ試していかないとね。
まずはミルクのみを選択して『ホットミルク』を作成。
それからホットミルクにハチミツを組み合わせれば『ハチミツホットミルク』の完成だ。
「いい香り!」
ハチミツブランドの広告表示ができるので、ちょこっとだけチラシを見る感覚で眺めてみる。桜の花のみから集めた桜ミツとか、花木違いでハチミツの色やフレーバーが少し変わるらしい。こういった同一フレーバーのみで作成されたハチミツを専売しているブランドがあるみたい! ちょっとお高いけどこういう知らない商品と出会えるのもいいところだよね。広告表示はほぼ任意みたいなものだし。
ただ、ハムニーは樹木のミツを集めることはできないんだよなあ。あの子ができるのは、地面に植っている花壇の花だけっぽいというのが判明している。樹木系のハチミツはハチミツでまた別のモンスターが担当したりできるのだろうか。そこはまだ不明だ。
雑にいろんな花からミツを集めるより、ポピーならポピーミツとしてちゃんと一種類にしぼってミツ集めしたほうが売却価格が高くなるのは確認済みだ。
それから、次にミルクと白米、ニンジンやダイコンなどの適当なお野菜を何種類か放り込んでみる。オニオン系の野菜も欲しくなるから根菜畑をもっと増やすべきだろうか?
さて失敗作にはならないと思うがどんな料理として出てくるかな?
正解は……『お野菜たっぷりミルク雑炊』!
シチューに見えないこともないけど、致命的に野菜を入れすぎてるから雑炊判定が出たらしい。おもしろいね。
じゃあ、ミルクとお米、あとお砂糖を入れてみたら……? 『甘いミルク粥』の完成! 組み合わせによって結構結果が違っておもしろいね。
さらにさらに、採取とかでたま〜に採れるキノコとかとオリーブオイルを加えてミルクとお米をセットすれば……? 『森のミルクリゾット』の完成! なるほどリゾットか。本当にそれはリゾットでいいのか? 判定がリゾットって言えばリゾットか……。
これならミルクを使って他にもいろんな料理ができそうだけど、あんまり甘いもの尽くしにしても味に飽きそうだしこの辺までにしておこう。
ええっと、フレーバーテキストはどうかな……?
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『お野菜たっぷりミルク雑炊』
たくさんある野菜を数種類放り込み、米をミルクで煮込んだあま〜い雑炊。
見た目は地味だがホッとして安心するおいしさ。
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『森のミルクリゾット』
採取した山菜のうまみとミルクの甘みが引き出されたリゾット。
ゴロゴロと入った具で食感も楽しいお味。
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『甘いミルク粥』
ほとんどデザート。
素朴な甘さが美味しく腹持ちも良い。
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この三種類もミルクが好きなモンスターのおやつになりそうな気がする。甘いものはモンスターだってきっと好きだよね? いくつかストックを作っておいて……シーちゃんにもルーティンのように一度見せてから保存。自分も三種類の料理を食べてからベッドに腰掛けた。
今日は誰の図鑑を書こうかな……順番的にはアスパロガスに、ハムニー。それからコンコンにローラビットにしよう。
アスパロガスは尾羽がアスパラガスになっている可愛いスズメみたいなモンスターだ。緑色だけど。うちにもちゃんと五羽いるので、方々の畑でチュンチュン鳴いているのをよく見かける。ちっちゃくて可愛い癒し系だ。
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【公式生態観察】
アスパロガスは枯れ果てた草原に生息する、小型で温和なモンスターである。
細長い体躯と軽快な動きが特徴で、草地を跳ね回る姿がよく目撃される。
環境への影響は小さいが、長時間滞在すると周囲の土地がわずかに安定する傾向がある。
警戒心は強いものの、危険を察知するとすぐに距離を取るため争いはほとんど起きない。
探索中に見かけた個体が、後日ガーデンに姿を現す場合が多い。初期環境における観察対象として適した存在とされている。
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【アスパロガスの生態レポート 観測者:ユウ】
枯れ果てた草原でよく見かける、緑色のちっちゃくて可愛いやつ。
案外警戒心が強いので遠目で見るだけしかできないけど、いつのまにかガーデンに遊びにくるようになっている。実はこっそり後をつけて来ていたりするのかも?
それなりに広いところでパーソナルスペースを保てれば安心するらしく、与えたアスパラガスをちまちま食べているのをじっくり眺めていても逃げはしない。
木の上に一羽いるなと思って目を離した次の瞬間には二羽に、そしてまた見たときには三羽に、とだんだん増えていく。だるまさんがころんだをしている気分になること間違いなし!
別に群れたりしないらしいのにどんどん集まってくるのは好みが似たり寄ったりだからなのかな、
それなのにアスパロガス同士で近くにいると喧嘩することもあるので、どんぐりの背比べならぬ、アスパロガスの背比べが日々発生する。
なにが言いたいって? つまり、とっても可愛いってこと!
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これでよし。
次はハムニーかな。ちっちゃいこクラブが続くが、なるべく住民になった順番で書いていきたいと思うのでこれでいい。できるならアプリコッティガーも早めに書いてあげたいけどね。やっぱり順番があるから……。
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【公式生態観察】
地表の花から蜜を集め、蜜壺へ貯蔵する小型生産モンスターである。
採取した蜜は花ごとに分別可能で、単一花種の蜜は高い価値を持つ。
蜜を採取された花は一時的に寿命が延び、景観維持にも寄与する。
行動範囲が狭いため、管理には花壇の配置が重要となる。
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【ハムニーの生態レポート 観測者:ユウ】
コロコロとした小さなハムスターがお花と一緒に写真に写っていたらそれは「映え」ではないか?
そんな願望が具現化したような存在。それがハムニーだ。きちんと蜜の仕分けをすることができ、なおかつ食べる穀物によって姿がゴールデンになったりジャンガリアンになったり種類も豊富で可愛らしい。
特に蜜は同じ花から集めたほうが価値が高くなる傾向にあるので、聞き分けがいいのは本当に助かるところ。
特にポピーが好きらしく、ポピーの花に顔を突っ込んでいるところは癒しそのもの!
ただ、地面に植った花しか蜜を採取できないため、桜蜜やトチ蜜などの樹木からなる蜜を生産できるほど手広くはない。
妖精さんみたいな小さな手でカバーできるのは彼らが辿り着くことのできる距離だけなのだ!
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さて、次はさらにダイコン尻尾の可愛いコンコンだ。
今日も元気に畑に埋まっていたのを見かけている。この子を住民にできたのは本当に運が良かったとしか言えない。
三回発見して、そのたびに水をかけるとか普通はやらないからね……よく推測できたなあ、なんて自分でも思ってしまうくらいだ。だからこの子の生態観察は多めにヒントの情報を入れておかないといけないかもしれない。
あんなに可愛いモンスターなんだ。絶対他の人だって仲間にしたいよね? 私はその手助けができればいいなあ、と思っているのでヒントの出し惜しみはしない。ぜひ! 仲間にしてスクショとか掲示板にバンバン載せてほしいものだ。
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【公式生態観察】
コンコンは大根が一定数植えられた畑に、作物として擬態し侵入する習性を持つ。
外見上は完全に一本の大根と見分けがつかず、通常の索敵では発見できない。
水やりなどの世話に反応し、正体を現す個体が確認されている。
攻撃性は低いが、警戒心が強く、乱暴な扱いには即座に逃走する。
畑に溶け込む行動は外敵から身を守るための本能と考えられている。
共存が成立した個体は、畑の環境に良い影響を与えることがある。
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【コンコンの生態レポート 観測者:ユウ】
日々の畑の管理は大事だ。
畑に植えた覚えのないダイコンがあったらそれはコンコンである。
狐は化かすものだと相場は決まっているけど、コンコンに化かしている意識は多分ない。彼らはふかふかの畑の土を見ると、とりあえず埋まってみたい衝動に駆られているだけなのだから。
こっそりと畑に埋まっている彼らに気付いても、露骨に指摘してはいけない。引っこ抜くなんてもってのほか! 案外繊細なのでびっくりして逃げてしまう。
彼らとはかくれんぼでもしている気持ちになって、気づいていませんよなんてフリをして水をかけてあげるのが一番だ。
コンコンたちにとって、尻尾のダイコンの大きさはステータスらしい。その成長の助けになれるようそっと水と栄養を与えてあげていると、居心地がよくなって住み着くことがある。やっぱり、より大きな尻尾に成長できるチャンスは捨てがたいらしい。そうなったらもう! もふもふし放題である! 狐の恩返し的な意味でふれあいも許してくれるのだ。ダイコンだから尻尾はかたいけどね!
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これでどうかな? ここまで書けば分かるよね? 分かるといいな。
さて、次は今日ラストのローラビットである。結構厄介な特徴を持っているウサギさんだけど、可愛いから住民にしたい人は結構いるはず。リスクも込みで図鑑に書ければ役立つだろうか?
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【公式生態観察】
転がるような移動様式を持つ小型草食系モンスター。
外見とは異なり、捕食者を引き寄せる性質を持つ。
自身の体組成と同一の食品を生成する能力が確認されている。
環境によっては危険度の高い個体を誘引するため管理が必要。
生存戦略としては高リスク型に分類される。
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【ローラビットの生態レポート 観測者:ユウ】
ローラビットのお腹はクリームのように白い。背中側の毛皮の色は種類が豊富で、それぞれロールケーキの味によって変化する。ピョンピョン跳ねるのではなく、丸まって転がるローラビットは耳をたたんで丸めることで巨大なロールケーキに見えることだろう。こうして肉食獣に「自分はうさぎじゃありませんよ。食べれませんよ」とアピールする生存戦略だったのだろうが、スイーツを好んで食べるモンスターも当たり前のようにいるため、道端に落ちているロールケーキでいるのは実は「死んだふり」くらい無謀かもしれない。どんなに進化しても捕食者はだいたい存在するのが生物という難しさだ。
ロールケーキはおやつとして最適だが、ローラビットもまた、森のおやつとして最適だ。
そんな彼らに惹きつけられてやってきてしまう肉食……スイーツ食? が存在するので、彼らと暮らす場合は注意が必要である。
彼らが逃げ込める安全な柵で覆われた場所を作ってあげると、お互いに安心して暮らせるようになる……かも?
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「これでよし!」
四種類分の生態観察を書いて、今までスケッチしていた絵も含めて投稿、っと!
一息ついてから窓を見る。
暗いガーデンの中では、今日の防衛にあたっているジャガイヌやワルフルがピョンピョン跳ねながらなにやら追い回している光景が見てとれた。
その対象は暗くて見づらいものの、体色がかなり目立つのですぐになにがいるのかを理解する。
月明かりの下、見える黄色い体。翼がバナナの皮でできているような独特な質感をした……コウモリだ。たまに木の上に溜まって、翼を畳んで体に巻き付ければそのまんまひと房のバナナに見える。
あのコウモリは結構前から夜間のガーデンにやってきている。けれども、昼間のガーデンに『来訪』してこないため、住民化条件を探れないでいるモンスターだ。
防衛モンスターたちがしっかり追い払えているものの、空を飛んでいるせいか追い払うのに時間がかかってよく汚染を撒き散らされている。
序盤からいるものの、仲間にする条件が全く分からない……ちょっとした厄介モンスターの類である。
「あの子はどうすればいいんだろうなあ……」
恐らく来訪条件は達成しているのだろうけれど、住民化条件はしばらく達成できないタイプの子だろうか?
せめて追い払う防衛モンスターに空を飛んでいる子がいれば、あのコウモリ型モンスターの汚染も気にしなくてよくなるのになあといつも思うばかりである。
……そういえば結構序盤から見かけているけれど、住民化していないモンスターもいる。枯れ果てた草原でたまに見かける卵っぽいワシのモンスターだ。
そういえばあの子はまだ住民化チャレンジをしていなかった。ワシなら防衛モンスターとしての能力を持っていたりするかもしれない。
「よし、明日はあの子の住民化条件を探ってみようかな?」
次にログインしたときの目標を決めてからセーブをする。
「おやすみ、シーちゃん」
「はい、おやすみなさいませ」
ちょこんとソファに座ったシーちゃんに挨拶をしてベッドに横になる。
……待って、今何時だこれ。仕事大丈夫かな……。
一抹の不安を覚えつつ、私はログアウトした。




