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第九話 誘拐?

 事件から一週間が過ぎた───

 ゲルニー共和国は意外にも平和で、別に大事は起こらなかった。

 言っていなかったが実は今居る場所……首都じゃないのだ………この国、ゲルニー共和国の首都は、今居る場所から北東部にあるらしい、だから俺達は今からゲルニー共和国の首都へと向かう。


 「あぢぃーー」


 この気温は予想以上だった。

 自然豊かな国だが、気温はサハラ砂漠並みだ。

 水分は用意することは出来るが、辛い、車に乗ろ う。

 ジープ(四輪駆動車)にでも乗ろう、そうしよう。

 そして、俺達はジープに乗り、北東に向かった。


 ──数日後──


 首都へ残り百キロメートルのところ──

 小さな村を見つけた、そこに居るのは……!!

 それを見つけた瞬間、驚きを隠せなかった。

 一人の十六歳?ぐらいの少女が謎の集団に何処かへ連れてかれてしまう、誘拐だろうか、なんてことをするんだ、悪党ども。

 すぐに俺達はそいつらを追いかけた。


 「トウヤ、これを──」


 俺はトウヤにサプレッサー(減音器)付きのGlock17(グロック)タクティカルナイフ(軍用ナイフ)を渡した。


 「ありがとう、」


 トウヤは俺に礼を言った。

 俺も同じ物を創造して装備した─。


 「ここか?」


 奴らが少女を連れていった、建物の扉の前に来た。

 声が聞こえる……


 「ここだな…行けるか?」


 俺はトウヤに聞いた。

 トウヤは頷いた。


 「よし、行くぞ…」


 俺は(さん)()(いち)、でカウントし───

 突入した、まず正面の二人の頭を撃ち、右の一人を撃った。

 トウヤも反対側にいた一人を撃った。

 この部屋の奴は一掃したようだ……


 「お嬢ちゃん、大丈夫か?」


 俺は腕を縄で縛られた少し髪の長い金髪の少女に聞いた──

 すると少女は、


 「あなたは?」


 と、聞いた、まだ警戒しているのだろう、さっきまで誘拐されてたんだ、無理もない。

 俺は少女の縄をほどき、俺達は連れて行かれてるあんたを見つけて助けに来たと伝えた。

 少女は安堵したように肩をおろした。

 ──話を聞くと実はこの少女、借金まみれで両親は死んで、彼女も後少しで殺されてしまうところだったらしい……

 絶望してたらしい、いっそこのまま死んでもいいと。

 だが俺は助けてしまった、彼女を絶望から地獄へと引きずり込んだのだ。

 でも、彼女はそれに続いて生きたいと言った。

 死んでしまった両親の為にも、ここは地獄を味わいたいと。


 それで…彼女は俺達についていきたいと言い始めた。

 何を考えてるのだ、こんな小さな娘を連れていける訳ないだろう…だが、彼女はいくら説得しようとしても、「ついていきたい」の一点張り。

 仕方がない…しょうがなく俺達は彼女も連れていくことにした。

 こうして、俺に仲間が増えた。

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