第4話 ステータスの特徴
しばらく歩いていると、前方に熊ような姿をした
大きい生物が現れた。
「あれがマジックグリズリーです。」
魔法の確認は行った。だから、できるだけ魔法のレベルを上げ攻撃を躱せるようにしよう。
まずは前回も撃ったファイアボールを放つ。
「ファイアボール!」
手から出た火の玉はまっすぐ魔物の方に飛んでいき・・・
当たらなかった。
どうやらファイアボールの接近に近づいて躱したようだ。
だがそんなことは想定内。逃げる先にあらかじめ考えておいた魔法を放つ。
「ロックブレット!」
地面から5つの石の礫が浮き上がり飛んで行く。
マジックグリズリーは躱した後だったので体勢を崩していた。なので、当然のように石の礫は当たる。
「キエェェェェェェェェ!!」
「うわっ!こいつこんな声で鳴くのかよ。心臓に悪いな〜〜〜」
本当にこの見た目からあんな声が出るとは思っていなかったので驚いた。
だが、この隙を逃すわけにはいけない!
一気に魔法を放つ。
「ファイアウォール! ウォータースラッシュ!」
ファイアウォールで動きを止められウォータースラッシュでマジックグリズリーは死んだ。
「ヒール」
今使ったヒールは光魔法だ。特にダメージを受けたとは思わないが念のためにもかけておいた。
「ステータスはどのような感じになりましたか?」
「ああ、今見てみる。【ステータス】」
名前 今井忍
レベル 19
ジョブ 勇者
【能力値】
体力 : 527/527
魔力 : 22/134
筋力 : 79
耐久 : 72
敏捷 : 82
知力 : 78
【スキル】
レベル経験値取得量二倍
スキル経験値取得量二倍
レベルアップ時の能力値上昇50%増加
レベル上限突破
異世界言語取得
聖剣術 : Lv1
火魔法 : LV2
水魔法 : LV1
地魔法 : LV1
闇魔法 : LV1
光魔法 : LV1
夢想 : LV MAX
短剣術 : LV2
縮地 : LV2
隠密 : LV1
首狩り
やはり予想は当たっていたようだ。
今回は近接をあまりしていなかったから筋力や耐久の上がりが低い。それに比べて魔力や知力が大幅に上がっている。
やはり勇者様の予想は当たっていたようですね。
と、そろそろ日が落ちてきたので今日のところはこのぐらいで切りあげましょうか。」
「わかった。」
〜王城〜
「はい。今日はレベルが19まで上がりました。
これからも精進を続けていこうと思います。」
「たった1日で、19か。やはり勇者というのは成長が早いのだな。今日は初めての戦闘で疲れただろう。今日はもう休め。」
「ありがとうございます。」
メイドの一人に案内されたのは俺の部屋だという。
いったいどんな部屋なのだろうと思いながら部屋に入るとそこは、家1つ分くらいの広さがあり、壊したら一生かかっても弁償できなさそうな彫像品などがおいてあった。
ベットは天蓋付きのものすごいフワフワで柔らかいものだった。
ベットに入りながら考える。
(魔法のレベルは大体三回使ったらレベルアップした。
なら試してみる価値はあるかな?)
そう考えるとすぐさま行動に起こす。
「ヒール」
そう唱えると体を緑色の光が覆っていき消えていった。
「ヒール」
また同じ現象が起こる。【ステータス】
名前 今井忍
レベル 19
ジョブ 勇者
【能力値】
体力 : 527/527
魔力 : 114/134
筋力 : 79
耐久 : 72
敏捷 : 82
知力 : 78
【スキル】
レベル経験値取得量二倍
スキル経験値取得量二倍
レベルアップ時の能力値上昇50%増加
レベル上限突破
異世界言語取得
聖剣術 : Lv1
火魔法 : LV2
水魔法 : LV1
地魔法 : LV1
闇魔法 : LV1
光魔法 : LV2
夢想 : LV MAX
短剣術 : LV2
縮地 : LV2
隠密 : LV1
首狩り
やはりそうだなら・・・
「ストーンウォール。ウォータースラッシュ、ウォータースラッシュ。ストーンブレット。」
まずストーンウォールで壁を作りそこにウォータースラッシュとストーンブレットをぶつける。
「黒煙。探知。減音。」
いまの3つの魔法は闇魔法だ。「よしこれで【ステータス】」
名前 今井忍
レベル 19
ジョブ 勇者
【能力値】
体力 : 527/527
魔力 : 44/134
筋力 : 79
耐久 : 72
敏捷 : 82
知力 : 78
【スキル】
レベル経験値取得量二倍
スキル経験値取得量二倍
レベルアップ時の能力値上昇50%増加
レベル上限突破
異世界言語取得
聖剣術 : Lv1
火魔法 : LV2
水魔法 : LV2
地魔法 : LV2
闇魔法 : LV2
光魔法 : LV2
夢想 : LV MAX
短剣術 : LV2
縮地 : LV2
隠密 : LV2
首狩り
予想どおりだが、予想していなかった隠密まで上がっている。おそらくこれは闇魔法の隠密系の魔法を使ったからだろう。
(いろいろわかったし今日はもう寝るか。
そういえばこれがこの世界での初めての睡眠だな。
明日の俺よまた頼むぞ。)
こうしてシノブは眠りについた。