ぼっち、空を飛ぶ
序盤の方は、短めの話しにしていきます
慣れてきたら、長めのイベントも用意いたします
神様が消えて数時間がたった
太陽は沈み、辺りはすっかり暗くなっていた
寒くなってきたので、暖をとろうと枯れ木を集め魔法で火を付けた
魔力の身体が馴染んできたようで、初めは使えなかった魔法が、使えるようになっていた
ネコミミフード付きローブ(以下、ネコミミローブ)は、意外にも暖かく寒さを余り感じなかった
無駄に高性能なローブのようだ
独り寂しく森の中、することもなくただじっと燃える炎を眺めるだけだった
☆
「むっ…うにゅ」
何時の間にか寝てしまっていたようだ
火は既に消えており、辺りは霧に包まれている
「さて、行きましょうか」
誰にかけるわけでもない独り言を言う
とりあえず、太陽が上るであろう方角へひたすら歩いて行く
しばらくして、道なき道に終わりがきて、崖になっていた
私がいたところは、山のかなり高い所だったようだ
地平線からは、太陽が顔を覗かせようとしている
その太陽に重なるように、建物らしき塔が見えた
どうやら、視力も弄られて良くなっているようだ
「とりあえず、あそこに行ってみましょうかねぇ」
歩いている途中に身体を変えれるか試していたところ、まだ一部しか変化出来なかった
しかし、面白いことを発見した
変化の限界にチャレンジしていた時に、人間以外にも変化出来ることが分かった
面白半分にネコミミを生やそうとしたら、生えてしまったのだ
その応用で翼を生やしてみる
自分では見えないが翼が生えてくるのがわかる
しかも、ローブの上から
身体の変化によって、ローブの形状も変化するようだ
まったく、本当に高性能なローブだ
翼を軽く動かして、動作の確認をしっかりする
落ちたら、怪我じゃ済まないだろう
いや、意外と無傷だったりしてね
「ふぅん、あぁ~、変な感じねぇ」
人間には、ないパーツだからか違和感がある
まぁ、すぐ慣れるであろう
「じゃ、行きますか!」
意気込みをして少しの助走を付け、走り出す
「あ~い、きゃ~ん、ふら~~~いぃやっふぅぅ~~うっ!!」
定番の掛け声と共に、私は、空高く舞い上がった




