第21話。アーサー買い物に行くわよ。
パパから預かったメモには必要な素材が書いてるわ。
ココロ街に到着してから考えようかしら。
本当は大剣を選んでくれてたら……。
パパは前向きだけど……私は心配だわ……。
グレイが休暇をとって家族団欒してから、今日でちょうど一週間になった。いつもの朝が訪れる。天気は晴れ。グレイ一家内では朝食を済ませてアンナは家事を終えていた。
グレイはいつものように街の情報新刊を読んでいた。アーサーとリオラは「勇者ごっこ」して遊ぶ。
「わたしは、せいぎのみかた!ゆうしゃ!」
「ぉれ、マオウ!コノセカイ、モラウ!!」
リオラは木製で出来た剣と盾を持っていた。アーサーは父のマントを借りて「魔王」を演じる。
2人の遊びを見てたグレイは「尊い」と内心思いながら微笑むのであった。それにアーサーを見て「似合うなぁ」と思う、グレイであった。
するとアンナがある事を伝えるのであった。
「アーサー、ココロ街に買い物に行くわよ」
「ワカッタ!ツイテイク、マーマ」
「りおらも〜ついていきたい〜!」
「リオラは駄目よ、パパと留守番、すぐに戻るわ」
「やだ!ママといっしょがいい〜!」
「リオラ〜パパ何だか悲しいなぁ〜」
「パパ、いっしょに、いてあげようか?」
「リオラ〜!本当に偉いなぁ〜」
アンナは2人のやりとりを見て「クスッ」と笑うのであった。アンナとアーサーは買い物支度する。
アーサーは2階に上がってアーマープレートの装着を始める。グレイも一緒に手伝うのである。
「全鎧は動きにくいだろう、軽装も考えておく」
「パーパ、イツモ、アリガトウ!」
「ママの事は任せたぞ、アーサー!」
「マーマ、ボウソウ、シナイカ、ミマモル!」
「だっはは!案外、ママも男勝りだからな!」
2人は会話をしながら下に下りる。アンナは既に外に出でいた。
グレイとアーサーも外へと移動する。グリフォンは既に準備を終えていた。馬車の近くまで移動していた。この一週間、首輪を付けて木にリードを巻いていたが、軽々と破壊する。ゆえに「放し飼い」にしていた。
いつの間にか集落の子供たちの「人気者」になるグリフォンであった。
御者席ではアンナとアーサーが乗り込む。グレイは空箱を詰め込むのである。そして前に移動する。
「ママ、素材のメモは、しっかりと持ったかな?」
「えぇ、大丈夫よ、リオラの事は任せるわね」
「パーパ、イッテクル!ココロマチ!」
グリフォンはゆっくりと移動を開始する。アンナとアーサーはグレイに手を振る。グレイは微笑みながら見届ける。
「見えなくなったな、よし!リオラと遊ぶか!」
グレイは家の中へと入る、そしてリオラを呼ぶのである。
「おーい、リオラ〜パパと「勇者ごっこ」するか!」
「ん?返事がない……ま、まさか……!!」
アンナとアーサーはココロ街へと向かう。そして馬車の中で何やら……「ゴソゴソ」と音がなる。
次回。第22話。素材集めと娘の魔法本ね。




