↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その聖女、ゴリラにつき  作者: 時任雪緒
第3章 少女期―成年―

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

75/139

3-11 実行犯は辺境伯だが、実は俺が黒幕だった件

ジョナサン視点での一連の騒動

 近頃、ルサルカが欠席している。イザイアもなんだか落ち込んでいる。

 何かあったのか尋ねてみたら、口外しないで欲しいと前置きした上で、イザイアが話した内容に、俺は頭を抱えた。


 なんでこうなるんだ!

 俺は確かに「シヴィル・ホワイトとイザイア・グレイ伯爵は恋仲だ」という噂を流したはずだ。それが何故かルサルカにすり変わっていた。

 しくじった! 噂ってもんを舐めていた!

 挙句の果てに、ルサルカと婚約。

 ヒロインとイザイアをくっつければ丸く収まると思ったのに、これじゃあヒロインに恋人がおらず、姉から虐げられたという設定そのままだ。


「そもそも、何故婚約を受け入れた?」

「シヴィルとの婚約だって勘違いしてしまって……」


 はぁ? なんだそれ。普通そんな事あるか?

 よくよく聞いてみると、


・伯爵になったからシヴィルと婚約できると思い、そのチャンスを今か今かと待ち構えていたので、申し込みが来たと聞いて舞い上がってしまった。

・ホワイト家イコールヒロインだという思い込みがあったので、手紙を確認しなかった。

・従騎士が婚約出来ないことは知っていた。彼女は正騎士の試験に不合格だったが、59点だったので、実は採点ミスで合格になったのかと思った。


 こンっの……ポジティブバカ!


 やっぱり当初睨んだ通り、コイツには人の上に立つ資質はないな。こんなポジティブバカが指揮官になったら、「大丈夫! ゴーゴー!」って部下を犬死させる。無能な指揮官のせいで死ぬ部下が哀れだ。後日、魔術師団団長の息子に、コイツは師団では出世させるなって言っとこう。伯爵同様、コイツも兵器扱いが妥当だな。って、それは今はいい。


 いや、イザイアの気持ちはわかるけどさ。全然関係ないやつの話なら笑い話にもなるが、コイツのうっかりミスが取り返しのつかない会心の一撃になったせいで、全然笑えねぇ……。

 こんなことってある? いくらコイツがサイコパスでもおかしくね?



 まさか、既に補正されつつあるのか?

 待て、それなら戦争はどうなる? シナリオでは2年の後半に勃発する、ドルストフ帝国との大戦は?


 もしもこのままならどうなるだろう。


 今は和睦派が優位だから、中立派がこちらに着けば、一気に和睦派に天秤が傾く。俺はそれでいいと思ったけど、違うかもしれない。もっとよく考えるんだ。

 そうなったら開戦派は、憎しみも冷めやらぬうちに、家族を殺され蹂躙され陵辱され略奪される苦しみも知らない奴らから、一方的に和平を押し付けられる。

 平和は素晴らしい、復讐など何も生まない、敵を愛することでみんなが幸せになれる。

 心から傷ついて憎悪を抱いてる人間が、こんな風に薄ら寒いこと押し付けられたら、彼らは……恐らく爆発する。天秤の鎖が切れる。

 あぁ、くそ。そこまで考えが及ばなかった。俺ってつくづく凡人。

 今は中立派の大貴族であるホワイト家を、和睦派に取り込んではいけない時期だったんだ。


 まずい、このままでは戦争が起きる確率が跳ね上がってしまう。仮に戦争を回避出来ても、北部に内乱の火種を生む可能性すらある。


「イザイア、その婚約を解消する事は出来ないのか?」

「殿下も、反対なんですね」

「他にも反対されたか」

「はい。ギデオン様にも言われました」

「次期辺境伯か。ああ、彼の判断は正しい」

「僕も正直本意ではないし、ルサルカ嬢も解消を望んでます。でも、辺境伯閣下が納得してくれないんです。一方だけで解消なんて出来ませんし」

「確かにそうだな。では解消ではなく破棄しろ。皇太子殿下の名で保証人になってやる」

「そんなこと!」


 イザイアはしり込みしてるが、こっちは必死なんだ。辺境伯のとち狂った判断も補正のせいかもしれないが、こっちはどうにかそれを捩じ伏せるしかないんだ。

 合意の上での解消が出来ないなら、辺境伯よりも格上の保証人を付けて破棄するしかない。恐らく親父たちは説得できる。何しろ次期辺境伯が動いてるんだからな。次期辺境伯が納得するなら親父たちも動く。多分。次期辺境伯がこちらに着けば破棄はすぐにでも成立できる。


 そうなればこれからコイツらは、面白おかしく噂されるだろうし、破棄された側のルサルカはある事ない事言われて誹謗中傷を受けるだろう。人に知れ渡る前に解決出来れば傷は浅く済むかもしれんが、その保証もない。

 だが、悪いがそんな事は知ったこっちゃねぇ。コイツらの名誉よりも、守らなきゃいけないもんがあるんだ。

 そのせいでコイツらが、特にイザイアが俺から離れる可能性があるのは惜しいが、俺が嫌なら兄貴に着いてくれたらいいし、皇族なんか真っ平てんなら、伯爵と同じくシコシコ研究やってりゃいい。この国に反逆さえしなきゃ何でもいい。


「だから、破棄してほとぼりが覚めたら、お前はシヴィル嬢を迎えに行けばいい」

「でも、シヴィルはきっと、僕の事を恨んでいます」

「彼女がそう言ったのか?」

「いえ、彼女は何も」

「ならば、まずは彼女と話し合え。諦めるかどうか決めるのは、それからでいいはずだ。ただし、彼女の気持ちを尊重してやれ。一番の被害者はシヴィル嬢だ」

「わかりました」

「だが、今はだめだ。今は誰とも婚約するな。噂になるな。これは皇族命令だ。時期が来たら許可を出す。わかったな」

「……わかりました」

「よろしい。では今日中に皇帝陛下には話を通しておく。お前の方では次期辺境伯と話をつけておけ。明日、お前の屋敷で会合する」


 イザイアはまだ納得がいかない様子だったが、渋々と言ったふうに頷いた。

 あーくそ、今日の放課後はニコールとデートの予定だったのに。ドタキャンしてニコールの好感度まで下がったら、マジで笑えねぇぞ。

 とはいえ、噂流したのそもそも俺だしな。ヒロインとイザイアには、悪い事しちまった。どっかで罪滅ぼししてやんなきゃな。あんまりシナリオに影響無さそうな範囲で。



 とりあえず兄貴にも相談しよ。うぅ、また怒られそう。でも頼る。


「助けてあにえもーん!」

「やれやれ、今度は何をやらかしたんだい?」


 兄貴は俺に甘い。一般には知られてないが、実は兄貴はブラコン。そして俺もブラコン。俺と兄貴は両思いなのだ!

 そんな兄貴にかくかくしかじかと事情を話す。兄貴のおかん似の甘ったるい微笑がどんどん凍りついていく。ダメな弟でごめんなさい!


「ジョォォニィィ」


 ヒィ。兄貴が怒ってる。


「ごめん!」

「全くもう。メッ!だよ。しょうがないなぁ。可愛い弟の頼みだ。わかった、私も協力するよ」

「ありがとう兄上!」


 兄貴と一緒に親父にも相談。話を聞きながら親父は唸っていたが、「そう言えば」と口を開いた。


「最近珍しい噂を聞いた」

「婚約の噂ですか?」

「いや、別件だ。ホワイト辺境伯の悪評だ」

「悪評ですか」


 ある夜会での事。辺境伯と対面した、顔見知りのある子爵夫人。最初は普通に話していたのだが、辺境伯が断りもなく肩に触ろうとした為、驚いて声を上げてしまった。

 そばにいた辺境伯夫人が、酒に酔ったみたいだと言って、代わりに謝罪。辺境伯夫妻はそのまま帰ってしまったらしく、その後の夜会で見かけなくなったとか。


 それを聞いて兄貴が首を傾げた。


「私の知る限り、ホワイト辺境伯閣下はその様な醜聞とは無縁な印象ですが」

「無縁だ。閣下は真面目が服を着て歩いているようなやつだと、父上も仰るくらいだ」

「ガセネタでしょうか」

「わからん。だが、恨まれるような人ではないし、政敵らしい政敵もいないのでな。誰かが悪意のある噂を流したとは思えん

「では事実かもしれませんね」


 俺はホワイト辺境伯の人柄までは知らんが、ホワイト辺境伯にマトモに政敵がいないのは周知の事だ。この国では辺境伯家というのは、国境の要衝を守護する、盾となる貴族だ。国境に接する領地を持つ辺境伯家ってのは、どこも大変だ。弱小貴族をまとめ上げ、代わりに一括して大規模な騎士団を組織し、適宜派遣する。税収から防衛費に回される金の割合は、内陸部の貴族の比じゃない。騎士を育てるには時間も金もかかるんで、防衛費に莫大な資金投入が必要。魔の森に接している領地は、いつ何時発生するかわからないスタンピードにより、常に壊滅のリスクがある。

 そして辺境伯家の守りを突破されたら、国が滅びる可能性がある。辺境伯家ってのは、国にとっての城壁なんだ。

 そういうわけで、戦場になりやすいコバルト侯爵家とジョンブリア辺境伯家、常に魔物の驚異に晒されてるビリジア侯爵家・ホワイト辺境伯家は、「俺あそこの領主じゃなくて良かった」と言われるハズレ領地。それにホワイト辺境伯家の人達は、昔から妙な要求をすることもなく、黙々とひたすら盾となり、魔物から国を守っている。そういう立場で一族だから、政敵らしい政敵なんぞいないわけだ。

 ホワイト辺境伯が失脚でもしたら、100%押し付け合いが始まる。実際過去に没落しちゃった辺境伯家があったんだけど、その領地を誰も引き取ってくれなかったから、皇族直轄領になってる。俺が臣籍降下したら、その一部を俺が治めなきゃいけないんだよ。あんな辺境やだよ。誰かやってよ。と、皇族の俺すら思うわけで、そういう場所を治めている辺境伯には、みんなそれなりに敬意を払ってるわけ。



 話を戻すと、悪意のある噂を流したとは考えられないし、噂が事実だとしても、ホワイト辺境伯らしくないので、親父は奇妙だと思ったわけだ。


「その上、末娘から恋人を取り上げたのだろう? 余りにもホワイト辺境伯閣下らしくない。奇妙を通り越して不気味だ」

「そうですね」


 親父と兄貴がここまで言うのなら、婚約もセクハラも、本来起こりえないってことだよな。この世界を補正してる奴は、なんかヒロインに恨みでもあんのか? そこまでしてルサルカを悪役にしたいのか? なんかムカついてきた。


「婚約の件は、私もジョニーの言う通り破棄がよろしいかと。ジョニーは去年手柄を立ててるから、部下の醜聞はちょうどいい失点なんじゃないかな?」

「ん、俺もそう思った」

「ではそうしよう。私の名前を使っていいぞ」

「ありがとうございます」


 あんまり失点してもいかんけど、あんまり点数稼いでもいかんのよ。何の話かって? 

 我がアズメラ家に代々伝わる、「次の皇太子は誰だ!? アズメラ杯皇子ダービー」だよ。本来は後継者争いを見て楽しむゲームだけど、今回に限っては後継者争いなんてない。乙女ゲームだと骨肉の争いになってたから、兄貴と仲良く出来て本当良かったわ。

 俺と兄貴が仲良しだし、皇族の中ではもう後継者が兄貴って決まってる。国事決定権一位の皇帝と、二位の成人した皇族が、次代は兄貴で決めてる時点で、仮に三位の議会が俺を推しても無駄なんだよね。これ完全に出来レース。

 なので今回の後継者争いゲームは余計に茶番。本当は起きてない後継者争いに躍起になっている貴族を見て、嘲笑するゲームと化している。優れた重臣はそれに気付いているので、素早く兄貴についている。気づけてない貴族は、俺と兄貴でバランス取って追いつけ追い越せしてるので、右往左往してる。可哀想に。

 おいジジイ、最初にどの家が嫌味言ってくるか賭けるな。親父も乗るなよ。今日も俺の家族は平和だ。



 そういうわけで、親父のサインと印璽入りの婚約破棄書類を作成し、次期辺境伯と軽く打ち合わせてから貴族院に提出。その証明書を発行してもらってからの会合。


 いやー、白熱したよね。既に婚約破棄してきたって証明書を見せたら、辺境伯激怒。まー大声で怒鳴り散らしてディスりまくり。俺はこの世界に生まれてこの方15年、1度も怒鳴られたことがなかったから、最初は超ビックリしたしビビった。俺皇族だぞ? 皇族怒鳴る奴なんかいないわ。親父にも怒鳴られたことないのに。

 それでプチパニックになった俺は、あろう事か第1スキルの支配を使って黙らせてしまった。これ乱発するのホントは良くないんだよね。あんまり使えないからレベル低そうだけど「口を慎め」位はできた。その場は大人しくなってくれたから、まぁいいか。


 で、次は次期辺境伯が爵位の継承を迫る。そしたら怒りで支配が解けたらしく、また怒鳴り始めた。家族という距離感もあったのか、なんと辺境伯は次期辺境伯を殴った。

 またしても俺プチパニック。今度はイザイアが呪縛の魔術で抑え込んだ。こんなんじゃお話にならないので、この場は解散。


 翌日、辺境伯夫人と次期辺境伯から、それはもう多額の慰謝料と共に謝罪を受けた。そもそも発端は俺が噂流すのミスったせいもあるので、それ受け取って示談で済ませた。ここで罪に問うような事をしたら、ホワイト辺境伯家が余計大変だし。流石にそれは可哀想かなと。イザイアは普通に怒ってたけど、いいんだよ。丸く収まるのが最優先な時なんだから。


 こんなんが親で次期辺境伯は大変だな。俺は皇族なのはプレッシャーだけど、親自体は当たりを引いたし、俺って幸せな子どもなんだなと、しみじみ思った。




 そこから3日くらいして、ホワイト家から来て欲しいと言われた。バーソロミューが自分が行くと言ったけど、気になるから俺も行くことにした。

 まさかここでヒロインと対面する事になるとは思わなかった。でも、ヒロインの見た目って、こんなんだったっけ? 目の前のヒロインは儚い系美人だけど、ゲームのヒロインってもっとこう、天真爛漫可愛い系じゃなかったっけ? 俺の勘違いか? まぁいいや。


 ヒロインは余計な事は言わず、辺境伯が病気で、それがどのような物かを告げた。

 なるほど、認知症だったのか。俺は医療の事は詳しく知らないから、病気とは思いつきもしなかった。

 でもヒロインの言った認知症は、人格も変わるんだと聞いて、親父が奇妙に感じたのも道理だと納得した。


 でも、見た目には何も分からない。だからヒロインは証明すると言って、辺境伯の治療をした。全快ではなく、半分位回復させたらしい。

 その辺境伯に、次期辺境伯が3日前のことを聞くと、覚えていなかった。状況を説明すると、辺境伯はみるみる顔面蒼白になり、俺とイザイアに土下座して謝罪。ルサルカとヒロインにも泣きながら謝罪。3日前暴れたのが嘘みたいに、すんなり継承の書類にサインした。

 この病は治療しても、辺境伯が死ぬまで何度も再発すると言うのがトドメになったようで、引退を決意したようだった。


 これで婚約の話は白紙に戻り、次期辺境伯は現辺境伯になった。噂がどの程度広まってるか分からないので、その辺は女性陣が火消しに回るらしい。婚約した事を誰も口外してなかったのは、不幸中の幸いだった。




 こうして一連の騒動ーー実行犯は辺境伯だが、実は俺が黒幕だった件ーーは幕を下ろした訳だけど。


 ヒロインはすげぇなと思った。俺がヒロインの立場なら、あんな親父を治療してやろうなんて思わないし、病気だから大目に見てやって欲しいなんて言えねーよ。そんなんで許して欲しいってのは発想が甘ちゃんだし、多分俺じゃなかったら許さんけど、令嬢にそこまで求めるのは酷かな。

 そういえば礼の角度とか歩き方とかも完璧だったな。生まれながらの令嬢って言われても疑わない位には完成度高い。ゲームのヒロインはその辺グダグダな無礼者だったけど、このヒロインは頑張ったんだな。あくまでゲームとは別人か。ちょっと評価を上方修正しよう。



 それにしてもイザイアのヤツめ。俺はほとぼりが冷めてからって言ったのに、ソッコーで行くなよ。だからお前、フラれた上に追い払われてんじゃねーか。


 なに、全部解決したからイけると思った?

 まだ噂の払拭とか辺境伯の治療や隠居とか後始末あるし、むしろホワイト家には今からが正念場だよ。全然解決してねーのに、いけるわけないだろ、このポジティブバカ。辺境伯家の男共が総出で追い払ったんだぞ。わかれよそんくらい。

 あの家ではヒロインは悲劇のヒロインで、お前は女を乗り換えたクズ野郎なの。今ロミオっても門前払いなの。今は我慢しなさい。


 手紙? ダメだ、お前絶対長ったらしいポエム書くだろ。ロミオメールは黒歴史になるから絶対やめとけ。大体俺は今はやめろって言っただろ。何度も同じことを言わせるな。

 言ったからな、俺は忠告したぞ。フリじゃないからな? これで勝手に動いたら、もう俺は知らんぞ。いいか、わかったな。



 ……ホントにわかったのかな。アイツ人の話聞かねーし、不安だ。とりあえず俺が押さえ込んどくけど、あんまり押さえ込んで「邪魔者は消します」てなったら困る。だから俺もそこまで押さえ込めるわけじゃない。

 もしイザイアが本格的にロミオ化したら、出来ることは1つしかない。


 ヒロイン逃げて。超逃げて。俺のせいでマジごめん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。