エピソード1 目覚め
目が覚めると洞窟にいた。
周りを見渡すと俺の横にデカくなったチョロqがあった。
その向こうには焚き木のような灯りが遠くの岩壁をてらしている。その灯りには数人のかげがうごめく。それぞれ両手を上げうごめいている。
うほうほ族だ!
なぜ俺はそんなことを知っているのだろ
ただとっさに思いうかんだのだ。
不思議だ今日学校から帰っていつものようにベットに入った。
そこまでは覚えている
でもなぜ。
うほうほ族が俺に気づいた!
こちらに向かって『うほうほ』いいながら近づいてくる20人くらいいる。
うほうほ族は小柄で肌にバナナの葉の腰巻きにバナナの葉の冠、肌は褐色。
やばいこのままだと捕まる。
俺はとっさに、デカいチョロqの運転席に乗ってアクセルをふかす。
出口はうほうほ族の方にしかないみたいだ。明かりがみえた。
うほうほ族を突破する。
そう決めアクセスを踏む。
デカいチョロqは勢いよく発射した。
ブォーン
爆発的なエンジン音にうほうほ族はチリジリにになった。
俺はその間をデカいチョロqで突っ切た。
うほうほ族を突破することに成功した。
それでもうほうほと追いかけてくる。
アクセル全開出発!
デカいチョロqはマグナム号と名付けた。
洞窟を飛び出すと、高い断崖だった。下には密林が広がっている。
眩しい。
日の光がマグナム号のボディを照らす。
『うほうほ』は闇の魔法の呪文。
なぜかまた確信した。
さっきからおかしい。
この状況といい、確信といい。
まるで昔から知っているかのように。
俺の口が、勝手に動いた。
『うほうほ』
すると宙に紫色に輝く魔法陣が現れた。
魔法陣からは物凄い風。
すると魔法陣に光が集まりその中から少女が現れた。
—-ベルーナだ——
また勝手に声が出た。
ベルーナは俺の使い魔。
真っ白な肌にピンク色のかみ。
漆黒の衣装をまといし使い魔
また確信だ。
唖然とする俺にベルーナは呟く。
お帰りなさいませ闇の魔人さま。
そうだ俺は闇の魔人!
記憶が断片的に蘇る。
このウィンザードの世界から、異世界(令和の日本)に転生させられたのだ。
だが――
本当に俺が、あの闇の魔人なのか?
「長き眠りからお目覚めになられましたか」
「どれくらい経った?」
「千年です」
うほうほ
声が近づいてきた。
魔人の力を見せつけてやる!
何を言ってるんだ俺は。
とっさに口に出た。
俺はまた叫んでいた。
オッホイうほうほ!
するとあたりが暗くなり巨大な魔法陣が天空に現れた。
一瞬光ると、うほうほ族を炎が薙ぎ払った。
なんでもありやなぁ
令和感覚の俺に呆れる展開だった。
こうして—-
俺とマグナム号、そして使い魔ベルーナの、奇妙な旅が始まった。




