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《World Quest Online》  作者: 夜無月
《二章》the beginning of the end
39/52

31 《中3の夏》〜終わりへのカウントダウン〜

俺は英馬(えいま)駆斗(かいと)

町内会で夏祭りの棒振りに参加していた俺はそれを終え、さらに町内会長の長い話を聞き終え、親友の水無月(みなづき)和也(かずや)と共に妹との待ち合わせ場所に向かう。

和也とは小学校からの付き合いで、同じ剣道部に所属している。

和也との戦績は5勝5敗2引き分けで今のところ五分五分と言ったところだな。






「お兄ちゃん遅いよっ!」

妹はそう言って、ふんとそっぽを向いてしまった。

まぁかなり遅れたからなぁ……

「ごめんごめん、町内会長の話が長くて……」

「まぁまぁまだ夜は長いっ!明里ちゃん!楽しもうよ」

和也が明里をなだめる。

本当に頼りになるよこいつは……

和也は見た人のほとんどがかっこいいというだろう、いわゆるイケメンという生き物だが、性格までイケメンだ、人として完璧だと俺が保証する。

明里も和也にはあまりわがままを言わない。

ほら、説得されたようだ。

「まぁそうだね、行こ!お兄ちゃん、和也さん」

「明里、まず何食べる?」

「え、食べ物限定…?うーん…...たこ焼きかなっ!」

明里は勢いよく一つの屋台を指差し、宣言した。

明里の指指す方向を見ると、凄まじい行列ができていた…。

「なんかすごい並んでるけど……?」

「並ぶに決まってるでしょ!」

「えー並ぶの?」

「いいでしょ?お兄ちゃんっ♡」

「……まぁいいけど」

───くっそっ!……俺腹ぺこなのにっ!

「やった!お兄ちゃん大好きっ!んじゃ私、そこらへんの屋台で遊んでるねっ」

そう言って妹は客が一人もいない、スーパーボールすくいの屋台に消えていった……

「おいっ明里っ…!?」




「駆斗は明里ちゃんのお願いに本当に弱いね」

「うるせぇ……和也なんか食べ物買ってきて……腹減って死にそう……」

「分かったよ」





──────────────────






俺はたこ焼きを買い終わり、親友は俺のために食べ物を溢れんばかりに買ってきた、だが妹は遊び尽くして祭りに飽き、帰ろうと言い出した……


俺は和也の買ってきた焼きそばすすりながら立ち上がり、ため息を付いてから一言発する……

「帰るか……」



「「うん……」」





あの事故が起こったのは、この直後だった……

イベント編の続きは番外編としてやろうと思ってます。

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