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《World Quest Online》  作者: 夜無月
《一章》 Prologue
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《始まりのプロローグ》

俺は小学校の頃から剣道をやっていた。

俺は中学校の大会では、全国で三位になった。

だが中学3年の夏、俺は交通事故に合い、全国大会を前に大怪我をした。一命は取り留めたが、その怪我の後遺症で俺は竹刀を握れなくなった……

俺は高校に親に行けといわれて行き、なんとか高校入試を合格した、竹刀を握れなくなったあの日から俺はなにもかもつまらなく感じるようになった……。



そして俺はある日最新VRMMORPG《World Quest Online》通称《WQO》と出会った。

《WQO》はゲーム会社、《クリエイト》が開発したVRMMORPGでプレイヤーは、特殊な機械を頭に装着し、五感のすべてを脳から信号で送られる。そして、脊髄から体の神経機関を一時的に遮断し、あたかも仮想空間が本当の世界のように感じる。

つまり、その仮想空間でなにか食べれば満腹感が出るし、味も感じる。花を嗅げば香りがする。まさにもう一つの世界……。

舞台は、100層からなる神の大地、《クリエイト・ワールド》。各層にボスが存在し、倒せば次の層へ行ける。そして、各層は、あらゆるダンジョンになっており、モンスターも出現する。しかも、リアルと同じに感じるため、非常にゲーマーははまっていく。なにせ迫力が違う。

戦闘は旧時代のコントローラーではなく、己の剣術や体術、投的術によって行われる。

もちろん、安全上、痛覚は感じないようになっており、HPが0になったら、セーブポイントに戻されるだけ……のはずだ、なぜかそこに関する情報だけが抜き取られたかのように存在していないのだ。

だが俺はあの本気でぶつかり合う刀と刀の感触をもう一度味わいたい……

そう思いたって、行列に並び、なんとか《World Quest Online》を手に入れた。


7月23日の今日は待ちに待ったサービス開始の日だ、ゲームの中では怪我の後遺症の影響など関係なく刀を振ることができる。


12:00 ───


頭に《ヘッドスキャナー》というヘルメットのような器具を頭にかぶる


───『これでつまらない現実世界とはおさらばだ…』


───「ゲームスタート!」

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