53タケル軍団よみがえる
チュー吉「タケルさんを今度はここに呼びましょう。あやしに近い場所で気を送ってもらいましょう。タケルさんは幽体だから熱は平気。ミーさん、また出番です、猫招きダンスでタケルさんをここに呼んでね。」
香菜梨「地下はあやしの力が及ばないのよ。」
ユキ「タケルさんの霊がこの都市を、この大地を支えているの。それを人間は壊してしまったのね、開発の名のもとに。」
愁人「それでバランスが崩れてあやしがのさばるきっかけを作ってしまったのですね。」
ミーは地下倉庫の前で踊りだし、やがてタケルが現れます。
タケル「なんと、我が都にはこのような洞窟があったのか。」
愁人「この壁の向こうにホスト・コンピューターがあるのです。それを破壊しなくてはいけません。」
タケル「なになに、干した芋?それは結構なものであるが。壊すのはもったいないぞよ。」
ユキ「まあまあ。」
タケルはその場に立つと、両手を広げ大きな声を出しました。
タケル「いざ、長くこの地に眠りし我がともがら、我が兵らよ、いまこそ立ち上がる時、よみがえれ!」
ゴゴゴゴゴ、と音がしたと思うと地下室に大勢の武将が現れました。タケルが指揮を執ると
壁に向かって突進していきました。
ユキ「映画みたい。」
つわものたちが突撃すると、たちまち壁が壊れ部屋が現れました。
チュー吉「あれがホストコンピューターだ!」
マンションの地下とは思えない、最先端のコンピューターがずらり。
ユキ「あやしに操られた住人は皆大手の企業の社員よ、彼らを利用したんだわ。」
香菜梨「見て!」
香菜梨の顔が引きつっていました、指さすその先にある者を見てみな愕然としました。
コンピュータの部屋には多くの人が座っていました。その頭には沢山の線がつながったヘルメットがかぶされていたのです。
そしてその人たちの中心にいたのは
ユキ「マンションの会長!」




