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尋問Ⅱ

聞いた限りでは、まだ援軍がくるかもしれない。


警戒を十分にするが、もしこの"ゴブリン"の言う通りの戦力が一度に襲ってきた時は、一目散に逃げるつもりだ。


先の戦いで判明したが、どうやらモンスター達のスキルは、戦闘時に限度があるようだ。


おそらく隠しパラメーター的なもので、カード使いと同じスキルポイント制があるのだろう。


俺のカード使いのスキルポイントは、一回の戦闘毎に全回復する。


しかしカードモンスターのスキルポイントは、ダメージを受けた防御値と同じ、時間による回復が必用という訳だ。


そういうわけで、"スキル持ち"のカード達は一旦【カード一覧】の中で回復待ちである。

デッキ内にいるよりD T 値は回復が速いので、おそらくスキルも同じと考えたのだ。



「お前らのボスは、"ミール"という名前のヤツゴブか?」

「?、そんなヤツ知らないゴブ。お頭はゴブリンシャーマンのゴッパさまゴブ。」


ほう!それはいい事を聞いた。


「お前らのネグラはどこゴブ?」



どうやらやはり"ミール"さんは、"ゴブリン"共とは関係なかったようだ。

彼女(?)が逃げだして直ぐ二回目の襲撃だったので、やはり"ゴブリン"共を指揮していたのかと思ってしまったが、どうやら思い過ごしだったようだ。


そしてヤツラのネグラは、かなり近い所にあるようだ。

ここからほんの数キロ先の洞窟をネグラにしているらしい。


俺の焚き火を見つけ、マヌケな旅人と思って襲ってきたらしい。


とにかく焚き火の明かりを目印にされていたようだ。


直ぐ焚き火を消す。

途端に暗闇が一面を覆う。目の前すら何も見えない。


この暗闇では歩く事さえ儘ならないので、"グレイウルフ"の背に乗り、ヤツラのネグラから少しでも離れる事にした。

(捕虜のゴブリンも猿轡をかまして、もう一体の"グレイウルフ"にしばりつけて移動する)


ヤツラにもまだ"グレイウルフ"がいるらしいので、匂いをたどって追われる可能性はあるが、時間は稼げるだろう。


その間にカードモンスター達のスキルが使用可能になれば、十分に勝算はある。


夜が明けてくれば、"ビーファイター"も加われる。


朝が明けるまで敵の襲撃が無ければ、逆にこちらから反撃を仕掛けてみよう。

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