表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/495

空き地にてⅡ

ここで夜を過ごすと決めて、まず始めた事が火おこしだ。


実はさっき、カードモンスター達が探索していてくれている間に、俺自身の身の回りを調べた。(この時になって初めて、自分の事に気をまわす事ができた。)

どうやら俺の着ている服や持ち物は、俺のベースとなった青年の物のようだ。


彼の持ち物は革の袋一つだけだった。

もしかしたら、俺が目を覚ました時に、他に周りにあったかもしれないが、どこをどう走りまわったのか、まったくわからん。


で、今の持ち物は、

小さなナイフ、シャツと下着が一着づつ、空の革の水筒、乾燥しきった葉(薬草か?)、そして火打石である。


ここでまさか小学生の頃、田舎のじーちゃんに連れ回された時の経験が、生かされるとは思わなかった!

じーちゃんは、山や川に俺を連れ回し、その時にいろんな事を教えてくれた。


火打石から焚き火をおこすのも、その時に教えてくれた。


とはいえ、もう十年近く前の事だ。

点けるのに、二時間はかかったと思う。

(薪になる木は、"グレイウルフ"達が頑張って集めてくれました!)


あとは先程手に入れた、"アングルアイビー"を各一枚づつ【合成】した。


アングルアイビー N Lv 5

(植物族/土属性/cost2)

A T: 250/250

D T: 800/800


植物族は防御値が高いヤツが多い。

育てれば、壁役になってくれるだろう。


あと、【合成】や【進化】といったものには晶貨を使う。


『晶貨』とは魔結晶とも呼ばれ、魔力の元素結晶で、紛い物ができない事から世界共通の通貨としても使用されている。


…これも、ゲームの時は3000万Gは持っていたのになー


キツネのにーちゃんが、持ち物は何も持って転生出来ないって言っていた通り、一文ナシからの再スタートだ。

……

………

って、オイオイ、ちょっとまてっ!


ああっ!まさか、カードも『持ち物』なのかっ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ