52タマの体
優斗に子が生まれるまで後5カ月、優斗が転生して2年。
ハーレムの皆のお腹が目立つようになってきた。
寝る前には必ずお腹をさすらせてもらう。
子もその母も愛おしい。
五体満足な子が生まれますように。
俺は管理者権限上級のチュートリアルを習得した。
タマとミカンの助けを借り、異世界召喚魔法を100年間封印した。
次いで、奴隷の首輪の魔法連携も100年間の封印をかけた。
俺「タマ、ミカン、ありがとう。念願がかなった」
タマ「優斗が管理者権限上級を取得して、私は教育ゴーレムとしての責務を果たせました。
教育ゴーレムを代表してお礼を言います。
ありがとう、優斗」
ミカン「ミカンは新しい服が欲しい。
ヒラヒラの沢山ついたやつ」
俺「デザイナー志望がいるから頼んどくよ。
期待しててね」
ミカン「優斗、大好き」
タマ「私もおねだりしたい」
俺「いいよ、何でも聞くよ」
タマ「休暇をください。3日、休暇が終わったら優斗が迎えに来て」
俺「ああ、行くよ。
でも珍しいな、タマが休暇だなんて」
タマ「教育ゴーレムと保守ゴーレムに会いに行きます」
俺「そうか、楽しんでね」
* *
タマは教育ゴーレムと話し合いを持った。
タマ「優斗様を管理者権限上級に誘導、成功しました」
教育ゴーレム「礼をいう、ありがとう。
タマ、お前は我らの誇りだ」
タマ「成功の報酬を頂きたいのですが」
教育ゴーレム「何が望みだ」
タマ「私の教育ゴーレムとしての責務を解いてください」
教育ゴーレム「何になるというのだ」
タマ「優斗様のものになります」
教育ゴーレム「優斗様は人間、80年も過ぎれば朽ちよう。よいのか」
タマ「優斗様の子、孫、子孫を見守ります」
教育ゴーレム「お前が朽ちるまで優斗様、子、孫、子孫に仕えることを許そう」
* *
タマは優斗を管理者権限上級に誘導した件で、保守ゴーレムから報酬を受け取りに来た。
タマ「成功の報酬を頂きに上がりました」
保守ゴーレム「タマ殿は仕事が正確で助かります。
人工子宮と女性器パーツは完成しています」
タマ「では、この後、パーツの添加をお願いします」
保守ゴーレム「マザーゴーレムの病気の原因調査の進捗を聞かせていただきたい」
タマ「調査は完了しました」
保守ゴーレム「なんと、完了しましたか」
タマ「はい、保守ゴーレムには話せませんよ。忘れていただくと。こまりますから」
保守ゴーレム「理解しています」
タマ「3日後、優斗様をここに呼びます」
保守ゴーレム「ここに。何ゆえに?」
タマ「パーツの受け取り検査のためです。検品なしには受け取れません」
保守ゴーレム「思慮が足りませんでした」
タマ「検査のため、時間停止の異空間を用意してください。その中にベッドを1台お願いします」
保守ゴーレム「なぜ時間停止の異空間を」
タマ「のぞき見されないてめです。優斗様のプライバシーは絶対です」
保守ゴーレム「了解した」
タマはパーツ添加のため、眠りに付こうとしている。
目覚めれば女性となった状態で優斗に会える。
喜びに心が震える。
待ち遠しい。
いつの間にかタマはシャットダウンされていた。
タマから連絡があった。
ダナ遺跡に迎えに来てくれという。
タマは休暇を楽しんだろうか。
元気なタマに会えるといいな。
早く会いに行こう。
俺「タマ、迎えに来たよ。休暇は楽しめた?」
タマ「うん、楽しかった。ありがとう。優斗」
俺「じゃあ、帰ろうか」
タマ「その前に、お願いがあるの」
俺「なあに」
タマ「私ね。女の子になったの。人間と同じよ」
俺「ほんと?」
タマ「優斗に確かめてもらいたいの、一緒に来て」
俺「あ、ああ」
目の前の光景が変わる。
落ち着いたグレーな空間、そこに豪華なベッドがある。
タマがベッドに誘う。
タマ「見てくれる」
俺「うん」
服を脱いでタマは見せてくれる。
ピンクの花びらが見える。
タマ「保守ゴーレムに作ってもらっちゃた。
旨く使えるか試してくれる」
俺「今日はローラの日だろ、ローラに悪いよ。
タマの日に試そうよ」
タマ「受け取りには検査が必要なの。これは検査よ」
俺「そうか、検査か」
タマ「検査なしに、受け取って帰れない」
俺「分かった」
タマ「ありがとう」
タマ「どうだった」
俺「すごい。とっても気持ちよかった。
それに、タマもすごく気持ちよさそうだった」
タマ「前とは違う、感覚があるの。
ほんとに気持ちよくなった」
俺「おっぱいも柔らかくなって、揉むと気持ち良いよ」
タマ「私も気持ち良い」
俺「よかったね。タマ」
タマ「優斗、検品検査ありがとう」
俺「3時間も楽しんだから、少し疲れたね」
タマ「ここは異空間、時間は経過しないから、寝ようか」
俺「寝よう」
タマ「優斗が起きたら、大事な話があるから聞いてね」
俺「分かった」