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21.【調査者のメモ②】

これまでの情報の整理


<丘の家の歴代住人に関するメモ>


■①都築家

80年代の宅地造成当時からの最初の住人。

90年代後半に父親がリストラされ、独立するも事業資金を持ち逃げされる。

その後夜逃げし、以降の消息は不明。


病気の子供がおり、母親は当時流行だった自然派に傾倒していた。

角谷啓吾が「自分より少し下くらいの男の子がいたと思う」と証言しているが、「病気の子供」と同一人物かは不明。

(補遺:当時は医療的ケア児という言葉がなく、ほぼ在宅で家から出ずに療養していたと思われる)


■②有賀夫妻

2番目の住人。2002年頃に入居と思われる。

ITバブル期の青年実業家夫妻。事業の失敗によりタワマンから転居。

入居にあたっては、妻が当時極めて割安だった「丘の家」を見つけて自ら購入したらしい。

転居後に夫婦仲が悪化し、妻が夫を置いて出奔。

妻の出奔前に有賀家周辺で「若い男」が目撃されており、近隣住民には「妻が浮気相手と駆け落ちしたらしい」と噂されていた。


その後も夫はしばらく「丘の家」に住み続けたが、後に転居。

転居後も数年にわたり無人のまま「家」を所有し続けており、三宅澄江には「いつか妻が帰ってくるかもしれないという希望を捨てきれなかったのでは?」と推測されている。


後に家を売りに出したが、正確な時期は不明。


■③ジャックフルーツの女(仮称)

3番目の住人。

本名不明。河合レンの証言から「ジャックフルーツの女」と仮称する。

長身・長髪・黒のワンピースに黒のヴェール姿で目撃されている。

粘つくような甘ったるい匂いを纏い、宅配業者にも決して顔を見せなかったという。

正確な入居時期は不明。(補遺:登記簿によると、2019年にS県の不動産管理会社へ所有権が移転。ジャックフルーツの女の入居が同時であるかは不明)

前住人であるジャックフルーツの女と、売却手続きを行った人物は別である可能性が高い。また、「置き配不可」の荷物を取りに来た「身内」を名乗る男がいる。


<ジャックフルーツの女の関連人物>


・スーツ姿の男:

ジャックフルーツの女の家を訪れていたのを何度か目撃されている。

上記の「身内を名乗る男」と同一人物かは不明。


・巳樹本不動産・伏見主任:

佐伯悠斗の上司。元・S県地方銀行の銀行員。

スーツ姿の男と同一人物かは不明。

銀行の不正融資事件に巻き込まれて地元にいられなくなり、巳樹本不動産に流れて来た。

守峰曰く、地銀時代は企業融資担当も経験しており、東京に流れて来た後もその繋がりがあったらしい。ジャックフルーツの女の「丘の家」購入・売却もそのツテ絡みの案件だった模様。

インタビューを行う前にK駅の人身事故で死亡。その前から無断欠勤が続いていたという。

(事故について警察は事件性無しと判断している)



■④山田順和子

4番目の住人。ブログに新居での生活を書き綴っている。



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