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第一トラペゾヘドロン
狂気コロシアムは最高潮に盛りあがっていた。久しぶりに決闘が見られるからだ。
観客席は人型のものから粘液状のものまで、様々な生き物で埋め尽くされている。
イソギンチャクの様な物体がコロシアムの中央にやってきた。
司会の様だ。
「これより、クトゥルフ・二ャルラトホテプ陣営とハスター、ノーデンス陣営の決闘を開始する。」
興奮した観客の割れんばかりの歓声が鳴り響く。
「決闘の後は、両者遺恨を遺さぬ様にと、アザトース様のお達しだ。」
観客席で座っていたシャンタクが不満そうに呟く。
「チッ、ハスターとノーデンスが出てねぇのに遺恨が残らねぇ訳ねーだろが・・・」
またも歓声が響く。ルルイエでのアザトースの存在は絶対的であった。
「まずは第一トラペゾヘドロンを開始する。ディープワンとZナイトゴーントはコロシアム中央へ。」
槍を高く掲げ歓声に応えながら、半魚人のディープワンが入場する。
Zナイトゴーントは遥か空から、漆黒の翼をはためかせて舞い降りてきた。




