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コンビニ
ニヤと行動を共にすること一週間、無口もだんだん気にならなくなってきた。
むしろ完璧とさえ言える美貌に見とれてしまい、谷底に落ちて死ぬ事もしばしば・・・
何より孤独から解放された嬉しさの方が強い。
ある日、洞窟は大きな広間に出た。
のはいいが、翔の口がポカンと開いた。
「なんでコンビニがあんなとこにあんねん・・・」
それは紛れもなく、日本にある「ファミ○」だった。
店内に入ってみると、ひとつ目の赤黒い鱗に覆われたばけものが、
「いらっしゃいませ!」
と愛想よく挨拶する。
言えねぇ、お前らの仲間三人焼き殺したなんて、口が裂けても言えねぇ・・・
ニヤが店員に「からあげ一つ」と言うと、
「お前食うんかい!!」
と、思わず突っ込んでしまう。
「240円です。」
「円かよ!すげーな円は!異世界でも使えんのか!!」
やけくそで突っ込む翔を無視して、ニヤがカエルのがま口サイフからお金を取りだし清算する。
「おい、店員!電話は繋がるのか?」
「はぁ、そこに」
店員が指差す先に公衆電話があった。
ニヤに10円もらい、早速家にかけてみる。
・・・やっぱり繋がらなかった。




