町田取締役
照明事業部の親玉、町田取締役が登場!
※次話は19:00に更新予定です!
「・・・どうなってるんだね、川村君。」
今、私は町田取締役に呼び出されていた。
「大変申し訳ございません。」
「今日届いた議事録では、なぜ材料評価が中央研究所が行っている結果のみなんだね?」
「それは、こちらに届いたのが会議が行われる3日前でして、
そこから評価は間に合わなかったたです。」
「だが・・・
中央研究所は評価が間に合っているじゃないか?」
「恐らく、彼らはすでに先月の段階で開発は済んでいて、評価を開始し、
こちらにはギリギリのタイミングで渡してきたんだと思われます。」
「・・・思われます・・・か・・・。」
「は!」
席を立ちゆっくりと窓辺を歩く町田取締役。
「この議事録からも分かるが、有機ELの特性は十二分に出ているな。」
「はい。現在も更なる開発を進めておりまして
更に効率向上は出来ております。」
「ふふふ、さすがは柊君と言ったところか。」
「はい、彼がいれば間違いなく出来るかと思います。」
「で、君は?」
「・・・え?」
「君の成果は一体何なのかね?」
「・・・ど、どういうことでしょうか?」
「今回は2人を選抜した。私が期待している2人だ。
川村君、君と柊君だ。」
「ありがとうございます。」
「柊君はその能力を使って、結果を示している。
で・・・
君は私に何をしてくれたのかね?」
「そ、それは今回のプロジェクトで有機ELの性能向上を・・・。」
「それは柊君の仕事であろう?君の仕事は違うだろう?」
「・・・。」
「今一度確認しておくといい。
今回のプロジェクトは我々照明事業部が主導権を取り、
成功させることがすべてだ。
そのために・・・私が期待する優秀な人物を送ったのだよ?」
「・・・はい・・・。」
「1人はしっかりと仕事を果たしている。
だが、もう一人は・・・嘆かわしいな・・・。」
「申し訳ございません!!」
ゆっくりと指を1本立てて、
「川村君、君はワンペナルティーだ。
今回の件、事前に中央研究所の情報を掴み損ねてしまい、
有機ELプロジェクトのミーティングで
失態を演じることになったのだからね。」
「はい、申し訳ございません。」
「まあ、私も見誤っていた点もある。
わざわざ金沢がこのプロジェクトに絡んでくるとは・・・
思っていなかったからな。」
「・・・はい。」
「このプロジェクトに成功しても金が稼げるわけではない。
だから、どの取締役も手を出していなかったのに・・・。」
「・・・なぜ、金沢取締役はこの件に?」
「まあ、簡単だよ。今、あいつの立場は非常にまずい。
だから、あいつはプロジェクトからすべて外されている。
プロジェクトから外されれば成果が出せなくなるからな。
成果とはどれだけ金を稼げたかによる。
金沢はすでに社長から目を付けられてプロジェクトから外されていて、
来期には成果なしで取締役の降任をされる予定・・・だったのだがな・・・。
今回は、あいつも背水の陣で臨むだろう。
ここで成果が出なければ絶対に取締役の座に留まることができないのだからね。」
町田取締役は窓を見ながらしゃべっている姿勢から
私の方を向く。その顔に微笑みながら、
「必ず我々が主導であることを示せ。
金沢になんか、主導権を握らせるな!!」
「はい!!!」
しばしの沈黙の後に穏やかな表情へと変わり、
「・・・頼みましたよ。
これからは後れを取らないようにしかっりとしてください。
そして、必要があれば私も出るのでいつでもいいなさい。」
「か、かしこまりました・・・・。」
・・・後がない・・・
私は・・・
絶対に・・・
失敗するわけにはいかない・・・
気づいた点は追加・修正していきます。
拙い文章で申し訳ないです。




