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102 酒呑童子2

私は魔力を最大まで込めた弓を引く。狙いは酒呑童子の頭だ。私が矢を放つと連射も起動する。そして最初の一発は見事に頭に命中した。そこまでダメージは、予想通り入ってないけどその後続く、2発目3発目とあたる。酒呑童子はそれを鬱陶しく感じたのか、4発目5発目などは手でガードをして、6発目以降は盃で矢を私に向かって弾き返した。



連射で放たれる矢は、淡い炎が付与された属性矢。つまり魔法の矢なのだ。今までの敵にはこの連射で飛んでくる魔法の矢を避けれた者はいなかった。ほぼ連続で当たるから。しかも魔法の矢の為、物理じゃ防ぎにくい。盾などで受け止めることはできても、弾き返すことなどは普通できない。つまりあの盃は魔法に干渉することができる。



私はそう考えながら、連射の矢を私は撃ち抜く。そして私のMPは少し回復する。まさか自分の攻撃でMPを回復するときが来るとは思ってなかったけど。



「攻撃が跳ね返っていたみたいだけど...大丈夫みたいね。」



私の心配をしたミシェが近付いてきた。



「ミシェさんは攻撃魔法も使える?」



私がそう聞くと、一瞬キョトンとしたミシェさんが、



「もちろん使えるよ。どうしたの?」



そう返ってきたので私は盃を指差しながら、



「あの盃、恐らく魔法反射ついてる。」



と、私は簡潔に答えた。私のとっておきである連射が使えないため、今度はMP込めず普通に矢を放つ。ミシェは私の言葉とさっきの現象で、納得したらしく、



「なるほど。ありがとう〜セミスミ。ミランも魔法撃つとき気をつけて!盃に魔法当たると跳ね返されるよ。」



と、ミランの方に声を飛ばした。やっぱりミランは魔術師だったんだ。そして、そう言われたミランは慌てて今発動中だった魔法を下の方に向ける。



「わ、わかりました。」



と、ミランは大きく返事した。その後の魔法も酒呑童子の足を狙って攻撃している。恐らく跳ね返さた魔法についての対処がないのかな?まぁ今は仲間だし、魔法が跳ね返されたら私が対処しようかな。現在、攻撃は私、サマー、にゅい、イチハ、アギト、ツルギ、ミランがしていて、ゼットは、前衛としていろんな攻撃を受け止め、減ったHPをミシェが回復している。シロンはバフを撒きながら時折遮断で被ダメを減らしている。ポンドはデバフでひたすら妨害。パーティとして考えるならバランスはかなりいいと思う。



まぁダメージはほんとに微々たる量しかはいらないけどね。サマーとかMPを普段使わないため、この際身体強化も使用していて、アギトも同様に強化系を使用している。私達の中では一番攻撃が入っているけど、それでも合計でやっと2割だ。最初からレイドボスって言ってたし本来もっと大人数を想定しているのだろう。なんでこの人数で巻き込まれたのか謎だけど。まぁ勝てないレベルではない。そう考えていると酒呑童子のモーションが変わった。



酒呑童子が盃を傾けてそれを飲む仕草をした後、ゼットに向かって黒い息?みたいなものを吐いた。それによってゼットは膝をつく。そこにとどめを刺そうと酒呑童子は飛び上がり拳を叩き込もうとする。



「餡餅。桜そして春荒れ。」



私は咄嗟に辻斬りでちびちび攻撃していた餡餅に指示をだす。餡餅にもAIがついているため、私が指示を出さなかったら、適度に距離を取りながら辻斬りをして攻撃したり、近付いてつついて攻撃したりする。ただし、桜と春荒れは使用できるのが限られているためそれだけは私の指示がない限り勝手に使用しない。



私の指示がしっかりと通りすぐさま春荒れが使用される。飛び上がっていた敵にも有効だったらしく、酒呑童子はかなり吹き飛ばされ、遠くの木にぶつかった。その間にミシェがゼットの回復にうつる。



「特殊状態異常、暗闇だ。すまん油断した。」



そしてゼットは現在食らった攻撃を説明してくれた。そして、酒呑童子は今の攻撃でかなりキレたのだろう餡餅を狙って素早く移動してきて、最初に私に放った攻撃をしようとする。私は餡餅を呼び戻して挑発を使った。盾がダウンしている間、誰かが酒呑童子の正面を持たなければならない。



酒呑童子は挑発がまともに入り怒り狂ったような咆哮をあげ、私にパンチを振り下ろす。今の咆哮はステータス強化だったのか最初の時より速い。だけど、



「しゃがめ。」



そう、きこえた為私はしゃがむ。私の頭の上を大剣が通過して、



「ドラゴンの咆哮。」



と、アギトは技名を言いながら酒呑童子の顎下から強攻撃を当てた。私もしゃがんだことによりカウンターの条件が整っていたみたいで、その状態から回し蹴りを膝の裏に当たるような攻撃が発動した。強制的に背伸びをした状態での膝裏に攻撃だ。膝カックンみたいな状態になり、酒呑童子がその場に膝をつく。それでも酒呑童子は真っ先に盃を手に取り、先程の黒い霧みたいな攻撃を私とアギトに向けてきた。



「初雪、ミラーミュージックです。」



それを、見ていたシロンが初雪を、発動させてシロンがその攻撃を肩代わりをして、そのままミラーミュージックにより暗闇の状態異常が酒呑童子に向く。これによって酒呑童子は大きな隙ができた。私は、すぐさまMPを込めて連射を頭に放つ。先ほどみたいに盃で反射されることなく、全弾当たる。その大きな隙をサマーやにゅいも見逃すようなことはしない。2人ともインファイトと、アサシンブローで最大攻撃を引き当てる。そしてそれを見ていたイチハが、



「リピート。10秒」



を使った。リピートは味方の攻撃をもう一度再現される。ただし威力は半分になるけど。MPを30使うごとに1秒となる。そしてこの魔法を使うと、イチハは使った時間分×6の時間すべての行動が不可となる。かなり諸刃の剣な攻撃だけどその効果は絶大だ。ギリギリドラゴンの咆哮も対象だったらしく酒呑童子が再び顎下を殴られる。



そして、シロンが今まで使ってなかった、演出の心得を使用した。演出の心得は使用すると、リアルタイムではない攻撃にバフを仕掛ける事ができる。それはダメージ1.5倍だ。



リピートはリアルタイムではない攻撃ではない扱いだ。何故なら本人達は現在放ってないため。まぁその演出の心得を使用中はシロン一切動けないんだけど。



まぁリピート発動中も私達は追加攻撃していたので、ダメージは一気に2.5割くらい減った。これで合計ダメージら4.5割。悪くない手応えだと思う。そして、酒呑童子が暗闇から解除されそうになったいるのを確認して私はイチハの方に下がった。イチハは残り42秒一切動けない。そのため、私がカバーにはいるのだ。シロンは演出使っている間だけなので問題は無い。それにゼットも完全に復帰しており、動き出した酒呑童子の攻撃をしっかりと受け止めた。さてまた新しいモーションも増えると思うし、まだ半分いってないけど後半戦かな?



私は自然と笑顔になるのを感じてた。






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