57 大剣
【マップ】を見たら先ほどまでの魔獣の点もすっかり消えてポツポツと言った感じにマーキングされている。それでも進行は止めないのだから大したものだ。
「十六夜、残り何匹?」
「ランクBが250匹、ランクAが60匹、ランクSが5匹です。」
あれ?微妙に増えてる。
「ランクSって4匹だったよね。」
「はい、正確には発生ではなく少し離れた山の中からやって来ました。」
「それで、なにが?」
「エンシェントドラゴンです。」
またすごいのが出てきたな。あー、有った【マップ】出ていた。移動速度もそれほどではないけど、なんだろうな。戦いになるのかな?まっその時はその時だ。
こんな感じに戦闘モード解除しても十六夜と会話が出来るぐらいの余裕は有ります。
木の間から牛型の魔獣サーベルバッファローが凄い勢いで近づいてきた。今まで倒してきた魔獣の死骸をはね飛ばし土煙を上げてやってきた。せっかく綺麗に倒してきたのに美恵に怒られたらお前の責任だ。近づいて気づいた、デカイ、10トンダンプカー位だった。名前の由来と思われる刀型の角が水平に左右2メートル位突き出ていた。しかもその角は綺麗に研がれて刃がついていた。
俺を薙切ろうと頭を低くし突っ込んできた。まぁ、見た目は凄い勢いだけ見た目時速60キロ位かな、今の俺には大したことない。対決、サーベルバッファロー対俺、俺は、避けずに低く下げられた頭を真っ正面から受けに行った。衝突した瞬間に顔を掴んだけど体重差で勢いも殺せず地面に2本俺の足の跡を線路みたいに付けながら押される。
このままでは非常に不味いです。どこまでも押されそう。【重力制御】を創り自分の体重を増やして行った。徐々に勢いが落ちていき止まった。サーベルバッファローは振りほどこうと首を振ろうとするがびくともいない。このままでは終わらないのでいつも通り、目にアイスバレットを撃ち込み倒した。
倒したサーベルバッファローを見るとその角が格好良かった。俺は、手刀で付け根の所で切り落とした。俺は、【物質変形】を創りその角の根本を握りやすい形に変えた。今気付いたけどなんたら変形のスキル創ったけどこれ一つで良かったかも。
出来た刀を見た、ごめんなさい刀じゃありません、何処かのモンスターをバッタバッタ倒していくゲームに出ていた大剣みたいだった。刃渡りは俺の背を越えて幅も30センチ位で片刃で綺麗な紋が出ていた。それを肩に担いで構えタメをいれて降り下ろしてみた。はい、タメ3は出ません。ぶっちゃけ今の俺には重くないんだよね。軽い、竹刀より軽いかな、俺は、それを軽く振り回してみた。空気抵抗も無いから風切り音も出ない、ちょっと迫力にかけるかな。そうしているうちに次の魔獣がやってきた。
なんか今度は大勢でやってきた。さっきのヤツが以外と足が早かったのかな。俺は、剣を肩に担ぎ構え、やってきた魔獣の頭を潰れない様に剣の腹で叩いて行った。中にいたゾンビ系の魔獣のは軽く叩いたつもりだったけど以外に脆いのか砕けてしまった。
倒しているうちに【剣術】を取得した。
試しに剣に魔力を流してみた。剣はうっすらと赤く発光した。ちょっとカッコいいけど俺的には青く発光してくれた方が嬉しいのに、それから赤く発光した剣を振ってみると赤い剣筋が見えて結構良い感じだった。此処まで来たら出来そうなのでアレにチャレンジしてみた。剣に魔力を込めながら水平に剣を振った。しかし何も怒らなかった。今度は振りながら魔力を剣から放出させるイメージをしてみた。すると赤い剣筋が飛び出した。行ける。俺はそう思い何度もチャレンジし飛ぶ斬撃を会得した。ちょっと喜んでいると十六夜が
「【飛剣】のスキルが有りましたが、」
と、冷静に言ってきた。そうだよねスキルで行けるよね。
【飛剣】で遊んでいると残りのランクB魔獣がやって来たのでしっかり倒しておいた。




