第17話 魔剣レーヴァテイン
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よし、この剣を『アナライズ』だ!
【魔剣レーヴァテイン】AAAランク
[説明]伝説の魔剣。炎の力を秘め扱う者の力を吸い取ると云われている。所有者によりその形状を変えるが未だ使い手はいない。光の聖剣エクスカリバーと対なす魔剣である。
「なんだと!!! まじかよ!!!」
信じられない、AAAランクの武器だって!? でも力を吸い取るんなら使い過ぎれば死んでしまうってことだろ? 無理無理、流石にそんな武器は使えないよ。それならまだ無名の剣を使ったほうがマシだ。
あー、一気にテンション下がったわ。でもまだ宝箱にはグローブと衣装一式あるからな。
「よし、気を取り直してこのグローブだな、このグローブを『アナライズ』だ!」
【封魔のグローブ】AAAランク
[説明]女神アルティシアの贈り物。その手に掴んだ物の力を封じることができる。
「なんだと!!! まじかよ!!! うわっ2回目だ!!」
信じられない、AAAランクの防具だって!? どうなっているんだ、こんなすごい物が2つも入ってるなんて。
それにこれがあれば魔剣レーヴァテインを使えるぞ。炎の力は使え無いかもしれないが切れ味だって並大抵いの武器ではないはずだ。
それに女神アルティシアって? この世界にいた女神のことなのかな。まあ、いいか。
「最後はこの衣装だな、果たしてどんな価値ある衣装なのか、よしこの衣装を『アナライズ』だ!」
【黒滅の闘衣】AAランク
[説明]天界に住む黒いユニコーンの鬣を編み込んだ闘衣。全ての属性に耐性があると云われている。ジャケット・スーツ・ブーツの3種類があり全て着用しないと効果は表れない。
「なんだと!!! まじかよ!!! 3回目!!!」
す、すげえ! 凄過ぎる、ちょっとどうなってんの? 俺これ装備したら死ぬとかないよな?
逆になんか罠なんじゃないだろうな? 怪しいぞ。
「まさか…………これを装備すると豚頭に変わっていく呪いとか懸けられてるとか?」
うーむ、どうしよう。こんな序盤のダンジョンでまさか最強ランクの装備が手に入るなんてことがあるんだろうか?
これはゲームでいうとこの後はラスボス倒すだけなのに手に入った使い道あんまりない最強装備なんじゃないのか。
うーむ、悩むぞ。
『相変わらず悩んでいますね。大丈夫、それはわたしからあなたへ最初で最後の贈り物です』
「「!!!」」
「こ、この声は!? あ、あの時の女神さまですか!!」
俺の頭の中に響くこの声は間違いない、あの女神さまだ。
『久しぶりですね。あなたの努力、見ていましたよ。頑張りましたね、これはその褒美と思って下さい』
「ええ!? じゃ、じゃあこの宝箱の中身は女神さまが?」
『そうです。これが最後です。これからはどんなことがあっても何もできません。死なないように気をつけなさい』
「あ、ありがとう、女神さま! じゃあ、あなたは女神アルティシアなんですか?」
『この世界ではそう呼ばれていた時代もありました。昔のことですよ』
「昔って、そんなすごい女神だったのか。あ、このスキルもありがとうございます」
このデビルアナライズも女神さまが授けてくれたんだ、ちゃんとお礼を言っておこう。
『上手に使っているようですね。あなたが望んだスキルです。わたしはあなたの望みを叶えただけです。そしてその武器も上手に使いなさい。これからきっと大変になりますからね』
「大変になる? それってどういうことですか?」
『残念ですがそれは言えません。自分で確かめ、世界を回り、そしてこの世界を救いなさい』
「え? 世界を救うだって? 俺がですか?」
『そうです。あなたにはその可能性があります。誰かがやらねばなりません。ですが、あなたかもしれないし別の誰かかもしれません』
「なんだか曖昧なんですね」
『そういうものなんですよ。わたしでもそれが誰なのか、そして世界を救うことができるのかはわからないのです。だから可能性のあるあなたにこれを贈るのです』
「はあ、ありがとうございます。でも俺、どっちかと言えば聖剣エクスカリバーの方が断然よかったんですけど」
『それこそ残念ですが聖剣エクスカリバーは既に所有者が決まっています。決まっていなかったのは使い手のいないその魔剣レーヴァテインだけだったのです』
「ええ!?? そんな理由だったんですか…………。でも、ありがとうございます」
くっそう、誰だそいつ? 聖剣エクスカリバーなんてめちゃくちゃカッコイイじゃないか。
『さて、わたしもこれが最後になります。あなたに神の祝福があることを祈っていますよ』
「はい、本当にありがとうございます。それじゃあ、さようなら女神アルティシア」
『ふふ、では魔眼術師エノムに祝福あれ。さようなら、エノム』
そして、もうあの声が俺に聞こえることはなかった。
突然の女神アルティシアからの贈り物。奇跡だな、まさに。そしてこれが最後だって言っていた。
それに世界を救うって。一体なにが起ころうとしているんだ。
でも、一つだけ言い忘れたことがあった。もっと早くに気づいていれば…………。悔やんでも悔やみきれない。
そして大声で俺は叫ぶ!
「このデビルアナライズに【透視】のスキルを追加して貰いたかったああぁぁああああ―――――!!」
透視、これぞ男にとって夢のスキル!
使い方はもちろん…………。ダメ!絶対!冗談ですから!
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