↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最弱の荷物持ちは謎のスキル【証券口座】で成り上がる〜配当だけで伝説級の武器もスキルも手に入る〜  作者: k-ing


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
97/140

97.変化

 俺は王都の中をただひたすら歩いた。目に入ってくるのは縛られた人達ばかりと遠くで呆然とその人達を見ている人だ。きっと縛られている家族なんだろう。


 どこを歩いても歩いても一人になれる場所はなく俺はついに立ち止まった。そんな中俺は誰かに声をかけらた。


「こんなとこで何をやってんだ?」


「なぁ、俺はどうしたらいいんだ?」


「ははは、それは俺に聞かなくてもわかるだろ」


「お前ならどうする? 教えてくれよエヴァン」

 振り返るとそこにはエヴァンがいた。


 王都で出会った唯一の同年代で王族なのにポーターの俺達と関わってくれる変わり者だ。


「お前何してたんだよ」


「ははは、俺もこの国を守る王族だし冒険者だからな」

 エヴァンの体は以前見た時と変わっており、綺麗な顔は傷だらけになり腕は布で固定されていた。


 固定された手を上げて痛いはずなのにその表情は笑っていた。


「俺はこんな時でも動けない自分に腹が立つよ」

 ロンとニアを助けに行きたいが俺にはいけない理由があった。そもそもあいつらの居場所がわからないのだ。


「いや、そんなことないぞ? 俺はお前に助けられたし、やっと自分で守りたいと思える場所を見つけることができたんだ」

 エヴァンは少し照れ臭そうに自身の気持ちを語っていた。


「それは全てお前のおかけだ。 ウォーレンの一言で俺は変わることができたんだ」

 彼なりに努力した結果だろう。鑑定から見る彼のステータスがそれを物語っていた。


《ステータス》

[名前] エヴァン・アルジャン

[種族] 人間/男

[能力値] 力A/A 魔力A/A 速度A/A

[スキル] #完璧器用__オールラウンダー__#

[状態] 達成感


「だから今度は俺がお前を助けてやるよ?」


「えっ?」

 エヴァンは近くに寄ると俺の背中を押した。


「早く家族を助けに行ってやれ! お前ならそれを使えばすぐに2人の場所がわかるだろ」

 エヴァンが指を差していたのは俺の首につけているネックレスだった。


 俺はすっかり忘れていた。伝達のネックレスを使えばロンとニアに連絡が取れることを……。


「おい2人とも聞こえるか」

 すぐにネックレスを触れ話しかけたが反応がない。


「どうだ?」


「いや、何も反応はない」

 聞こえてくるのは周りから啜り泣く声だけだ。


 俺はその後も何度か話しかけるが2人から声が返ってくることはなかった。


「単純に魔力が伝わってないだけかもしれないぞ? 遠いところにいたら聞こえない仕組みのはずだ」

 王族であるエヴァンはこのアクセサリーの仕様を知っているようだった。


 それだけ高価な物をもらったのに今まであまり使ってこなかったのだ。


 近づいて2人を引き戻せるなら簡単だ。夜になればスライム達も活動しなくなるのは初めてみた時に知っている。


「エヴァン助かった」


「ああ、ロビンさんには俺から言っといてやるよ」

 俺は腕を上げるとエヴァンも怪我をしていない腕を挙げた。


「最高の友達だな」

 お互いの拳を打ちつけ合うとニヤリと笑った。

お読み頂き、ありがとうございます。

この作品を『おもしろかった!』、『続きが気になる!』と思ってくださった方はブックマーク登録や↓の『☆☆☆☆☆』を『★★★★★』に評価して下さると執筆の励みになります。

よろしくお願いします(*´꒳`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。