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笑って、異世界だよ?  作者: Sueños de Esperanza.
エリセリア主権国
14/94

魂の状態、状態の魂

読んでくれて本当にありがとう!この小説はまだまだ試行錯誤だけど、楽しんでもらえたら嬉しいです〜。

更新が遅れちゃってごめんね……ちょっと体調崩してて、元気も気力もなくて、しかもくしゃみしすぎて鼻がヒリヒリしてるの

食べ終わったあと――というより、胃が文句を言わない程度にスープを無理やり飲み込んだあと――私は部屋に一人残された。


この静けさは、どこか奇妙だった。

外からは足音や、司祭たちの小さな話し声、遠くからの歌声が聞こえてくる。

でも、この部屋の中には…私だけ。


私と、今の“新しい私”。


「もう、見て見ぬふりはできないよね…」


そんな独り言と共に、ここ数日で身につけた癖で、私はステータス画面を開いた。


青白い長方形が空中に浮かび上がる。

まるでSF映画のホログラムのようで、いつ見てもその存在に神経がくすぐられる。

まったくのゲーム気分…だけど、ポーズボタンなんてない。


【人物ステータス】

名前:イサベル・デ・ヘスス・アバロス・サンティアゴ

種族:人間(?)

年齢:16歳(若返り)

職業:カードの使い手

レベル:3(レベルアップ!)

称号:「子守り」「介護者」「目的なし」「未知の神の祝福」


体力:12

筋力:8

防御力:8

魔力:15

マナ:20

知性:12

幸運:10


【パッシブスキル(常時効果)】

・魔法耐性:1

・空腹耐性:4

・痛み耐性:4(レベルアップ!)

・出血耐性:1(新習得!)

・マナ回復速度:2


【アクティブスキル(使用可能スキル)】

・料理:2

・限界突破:1

・マナ操作:1

・剣術スキル ― ラテン鉈:3(レベルアップ!)


【ユニークスキル(固有能力)】

・異世界のカード

・組み合わせ

・スキル封印中 ❗


私は、その最後の項目をじっと見つめた。


封印中のスキル。

まるで目に見えない鍵で閉ざされたかのように。

選択もできず、説明もない。

誰かが封じたのか、それとも…私が何かをしないと解放されないのか。


「…あれが“未知の神”と関係あるのかも?」


眉をひそめた。確かめる手段なんて、今はない。

でも、“ユニーク”という言葉が、頭に響き続ける。

ギルドにいた他の新人冒険者たちにも、こんなスキルを持ってる人はいなかった。

私にはそれが――三つもある。まあ、正確には二つと半分だけど。


深呼吸する。


ステータスは、少なくとも体力系は平均以下。

でも、魔力・マナ・知性は驚くほど高い。魔法一つ使えないくせに。

幸運10は、まあまあかな? 小銭を拾いやすいとか、カードの組み合わせが成功しやすいとか? たぶん両方。


それから、耐性系。


空腹耐性:4。…なるほど、一日ほとんど食べなくても何とかなる理由はこれか。

痛み耐性:4。たしかに、あの時、腕に鉈が刺さってても戦えたもんな…。


鉈…。


私の唯一の武器。安物で、少し錆びてて、それでも“私の”もの。

そしてこの世界は、それすらスキルとして認識してくれる:


ラテン鉈 ― レベル3


思わず笑ってしまった。


まるでゲームの奥義技みたい。

「メキシコのおばあちゃんスペシャル!鉈レベル3!」


…また、脱線した。


私は指で魔法画面をスライドして、称号を確認する。


「子守り」と「介護者」

それは、かつての私――この混乱、この転生よりも前の人生の証。

子供たちや年配の人たちの世話をしていた、あの頃のこと。

まさかそれすらも、このシステムが評価してるなんて。


「目的なし」

…これは、刺さった。

嘘じゃないからこそ。

あまりに正直で、だからこそ痛かった。


まるでシステムにこう言われているようだった:


「君には可能性がある。でも、何をしたいのかまだ分かってないんだね」


そして…一番気になっている称号。


「未知の神の祝福」


説明なし。効果もなし。

ただ、その名前だけが記されている。


良いものとは思えない。

でも、悪いものでもなさそう。

ただ…不安だった。

まるで、誰かが――いや、「何か」が、どこかで見ていて、こう言っているような感覚:


「まだ、その時じゃない」


私はもう一度ベッドに身を横たえた。

画面は私の隣で、静かに浮かんでいた。

目を閉じても、思考だけは止まらない。


私はこれ、どうすればいいの?

またゴブリンを倒し続ける?

それとも――答えを探すべき?


この世界は、あまりにも広く感じた。

秘密に満ちていて、未だに掴めないルールだらけ。

でも…初めてだった。恐怖以外の感情を感じたのは。


それは――好奇心だった。

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