人生\(^o^)/オワタ
登場人物
栗田星羅 15歳 主人公 高校1年生 鈴鹿と静は高校からの出会い 性格:基本笑顔
犯罪歴:???
山並鈴鹿 15歳 高校1年生 静とは中学校からの親友 性格:おどおど 犯罪歴???
青森静 15歳 高校1年生 鈴鹿とは中学校からの親友 性格:変人 犯罪歴???
ジョン・セロ 年齢??職業??性格??犯罪歴??
その他:不明
10歳くらいの長髪の少女の腹部に包丁が突き刺さった。
「え・・・?」少女は自分の身に起きた事が一瞬分からなかった。
包丁が抜かれたとたん、鮮血が噴水の様にあふれ出て、少女は腹部を抑えながらうずくまった。
血の滴る包丁を手に持っている短髪の少女は不気味に微笑んでいた。
「痛い痛い・・・!」長髪の少女の小さなうめき声が聞こえた。
短髪の少女は包丁を両手で握り、背中めがけて振り下ろした。
臓物や肉片が部屋中に散らばり、性別すら判別不可能な原型を留めていない死体を、返り血で染まった赤い短髪の少女は無表情で見下ろしていた。
「・・・」少女は血の滴る包丁を力が抜けたかのように手放した。
数年後・・・
日曜日 午後13:00 同級生とのショッピングからの帰り道・・・
「はぁ・・・インフルになりたい・・・」黒髪の長髪で小さいピストル型の髪留めをした鈴鹿は暗い顔をして独り言を言った。
「え!?人を辞めてウイルスになる事!?」それを聞きつけた茶色の短髪で背が低く胸が大きい静は驚いた。
「違う!インフルエンザに感染して休みたいこと!」
「そういうことか!で、どうして休みたいの?」
「だって、明日から合宿だし・・・」
「え!?明日なの!?」静は驚いた。
「ええ!?金曜日の六時間目にあった説明は何を聞いていたの!?」
「合宿はあるのは知ってたけど・・・明日だったんだ!」
「・・・」鈴鹿は頭を抱えた。
「流石!天然静ちゃん、静ちゃんほどになると着替えも歯ブラシもいらないもん準備なんて不要だね!」紫色の長髪でヘアピンをした星羅は笑顔で拍手した。
「違うよ!たまたま、聞いていなかっただけだから・・・」と静。
「何回目のたまたまかな?」と星羅。
「はあ、ひょっとして合宿のパンフレット持ってないんじゃ?」鈴鹿は聞いた。
「学校にある!」静は元気よく言った。
「今日学校休みだし、それに一人じゃ今からじゃあ大変だろうし?うーんしかたがない・じゃあ静の家で準備を手伝うよ!」星羅は笑顔で言った。
「えっ!?いいの!?」静は驚いた。
「だけど、家にパンフレットあるから取りにいかないとね!」
「珍しい・・・星羅ってこういうの絶対にやらないと思ってたけど・・・」鈴鹿は顎を触った。
「そうかな?まあ、家が近いからもあるからね。」星羅は笑顔で言った。
その時だった。星羅は後ろから何かが急激に迫ってくる感じがしたかと思った瞬間、突然体を無理やりねじられたような感触と強い衝撃を感じそのまま地面に叩きつけられた。
「うう・・・!」うつ伏せ状態から、やっとのことで顔を上げると目の前の電柱に黒い大型車が激突して大破していた。
(な、何が・・・?事故?)顔を上げるだけでも激痛が走ったがなんとか周囲を見回すことができた。
車のフロントガラスは粉々に砕け、助手席と運転席の二人の男が衝撃で潰れていた。
静は車に衝突した衝撃で跳ね飛ばされたらしく、ブロック塀にぶつかり頭部から血を流しながら倒れていた。
鈴鹿は立ったまま電柱と車に挟まれて、口と挟まれた胴体部分から水道水の様に血があふれ出ていて動かなかった。
(き、救急車を!)星羅はポケットからスマホを取り出そうと手を動かした瞬間、全身に激痛が走り動けなかった。
大破した車の後部座席から、黒い本をもった外人と思われる背が高く、金色の短髪の30代くらいの白人男性がよろよろと出てきた。何かから逃げようとしている様子だが、衝撃で傷を負ったらしくまともに歩くことができず、倒れた。
這いつくばりながら星羅の前に来ると、黒い本を隠すように星羅の体の下に潜り込ませた。
(何しているの!?そんな事より救急車呼んでよ!!)星羅は怒鳴ろうとしたが、息をするだけでも激痛が走るため声が出なかった。
「What are you doing?(何をしているんだ?)突然、白人男性の後ろから男の低い声が聞こえて来た。
「!!?」(いつの間に!?)星羅と白人男性が後ろを向くと、三人の人、1人は白覆面、のこりの二人は黒覆面の人が立っていた。
「****!!」そいつらからは聞いたことが無い言語が聞こえた。
(な、何こいつら!?)星羅は三人を見た瞬間、得体の知れない恐怖を感じて体が震え始めた。
「Or, it does not move the body! ?(訳:か、体が動かない!」白人の男の体は硬直し、顔だけが動いていた。
「What did you do! ?(訳:何をしたんだ!?)」白人の男は怒鳴った。
「it's no use! Can not be released to the human Gotoki!(訳:無駄だ!人間ごときには解除できない!)」白覆面の男が大型の軍用ナイフを取り出し、白人の男の眼球に突き立てた。
「Where`s is that of Example?(訳:例の物は何処だ?)」白覆面の男は流暢な英語で聞いた。
「wait!You guys are what's business!?(訳:待て!!お前らは何者だ!?)
「!?」白覆面の男は両手で白人の頭を掴み、接近し、目を合わせてきた。
「Hassle! Here of it is fast!(面倒だ!こっちの方が早い!)」
白人の男はしばらく瞬きすらせず硬直し、機械の様に話し始めた。
「・・・Under that little girl・・・(訳:・・・あの少女の下・・・)」
(いったい何をしたの!?)星羅には何が起きているのかが分からなかった。
「ハッ!?」現実に戻った時、自分の状態に気が付いた。
「***!」聞いたことのない言語が聞こえた共に、白覆面が星羅に近づいてきた。
「!!?」星羅は白覆面と目が合った。
鼓動がより激しくなり、冷汗と震えが止まらなかった。
(おかしい!普通、あれだけ派手に事故ったら、音を聞きつけて人が集まるはずなのに!?人が一人も来ないなんて!)星羅は周りを見渡すと、周囲の建物から様子を診に来ようとする人はいなかった。
黒覆面が近づき、星羅の体を引き釣り上げて、下にあった黒い本を取り出した。
本を透明な袋から取り出し、ページ少し捲った。
「****!!」叫んだ。
「***!」黒い覆面男は無線で何かを言った。
「I'm what happens?(訳:お、俺はどうなるんだ?)」白覆面の男に拘束されている外国人は言った瞬間に、頭部を鷲掴みにされて、車に叩き付けられた。
骨と細胞が砕ける音と同時にトマトを叩き付けるかのように、血が飛び散った。
白覆面の男は手を放した瞬間、脳みそと目が飛び出た状態の以前は人だった物が倒れた。
「・・・」星羅の下半身に生暖かい感触が走った。
「おいおい!漏らしたぜ!」黒覆面の男が流暢な日本語で言った。
「・・・」星羅は体が動かなかった。
「さて、動くなよ。まあ、動けねえだろうけどな!」白覆面の男は私が理解できるように流暢な日本語で話しかけ、ナイフを首に当てた。
「!!?」(か、体が動かない!?何が起きたの!?)星羅は突然、体が石になったかのように硬直した。
「ま、待って!私関係ない!!」星羅は激痛を忘れて叫んだ。
「我々の姿を目撃した以上生かしておくわけにはいかない!」
男が言い終わった瞬間、首に冷たい感覚が走った。
(え?まだ生きている?あれ?でも息が!!苦しい!?)
「!?」徐々に薄れゆく意識の中で星羅は理解した。自分の首から噴水の様に血が噴き出でていることを。
「・・・」黒覆面の男が立ち上がったその時、車から漏れたガソリンが発火したらしく車が爆発した。
爆発自体は小規模だったが、爆風で白覆面の男の手にあった黒い本が飛ばされてしまい星羅の首からの出血で血だまりになっているあたりに落ちた。
「チッ・・・」白覆面の男は、本が自分の手にないことに気づき取りに行こうとした瞬間
本が激しく光り始めた。
「!?」覆面男達は危険を察知し、瞬間移動したかのように、その場を離れた。
「****!!」「******!?」「***!」覆面男達は眩しさのあまり目が開けなくなった。
光は強く黄金に輝き、広がって行った。
(迎えが来たか・・・)星羅は意識を失う寸前、光が自分を包み込んだように感じた。
「・・・」光が消え、覆面男達が目を開けると、本があった周囲には、地面の一部が削られたかのように消ていた
「*****!!!?」覆面男達は直ぐにそこに向かった。
「・・・!」黒覆面の男は自分が殺した少女と外国人がいなくなっている事に気が付いた。
「***!!」拳を創り怒鳴りながら指示を出した。
「**!!」覆面男達の地面から魔法陣が発生し、消えていった。