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第61章『竜巻』
ハルリは落下途中、速度を和らげようと色々と努力するものの、全く持って無意味であった。
……助けないと……!
僕は猛スピードで春裏のところへ向かった。
城の欠片を蹴って蹴って蹴って。
そしてハルリを思い切り上方向に蹴った。おかげでハルリは真上へ上がり、完全な落下を防いだ。
が、おかげで僕は逆に勢いがつき、地面に真っ逆さま。
周りには城の欠片もなく、打つ手が尽きたその瞬間。
僅かな風が吹いた。
その程度で僕が持ち上がるはずは無い。
が、その次の瞬間、ちょっとした竜巻が巻き起こった。
「これは__」
ハルリの魔法だ!
ハルリはあの僅かな過ザを利用してここまでのとっぷうを吹かしたのだ。
僕の落下速度は急変。
おかげてけが一つなく落下する事に成功した。




