第31章『雷鳴』
雨と雷が強くなる。
ふと思うとすぐ近くの木に雷が落ちる。
「ヒッ」
ハユは雷が苦手なのか、怯えながらも極龍の正面に正々堂々と立ち尽くす。タクは雷なんてあってないようなものだと、ガン無視、やる気を出す笑みを浮かべて魔剣を両手で構える。
僕は首から下げている勾玉を一度見て、勇気をもらってから極龍を睨みつける。
極龍は空をクルクルと回転している。とてつもなく鋭い目つきは、僕らを一瞬で氷つけてしまいそうなほど。黒にきれいではない赤い線のようなものがあるか体の模様も不気味感を漂わせている。
………勝てる!
そんな時、雷雲が急に集まりだし、雨は止んだが雷の回数が頻繁になる。
僕らの勝負開始の合図は雷だった。
雷が極龍に落ちたその瞬間、極龍は空中から地上近くまで高度を下げ、衝撃を受け止めるが、僕らはそこをついて、一気に極龍までの距離を詰める。
そして下がった極龍が再び上がる前にと、タクは大きく剣を上に振り上げて正確に首をめがけて斬り下ろす。
瞬間、青い血が辺りに飛び散った。
僕はそれと同時に羽を攻撃した。
左から右へと。平行に。
羽の付け根を狙った場合は骨にぶつかって羽が取れやすくなるだけだろうから、羽の中心らへんを狙った。
羽に穴を開ける作戦だ。
ハユは最初、大ジャンプろ繰り広げ、1番早く極龍のもとまで辿り着いた。
そしてジャンプの着地場は極龍の背中。着地すると同時に普段は右手に逆手で構えているダガーを両手の逆手で持ち、勢いよく極龍に突き刺す。
そして僕の方は完全に穴を開けることに成功したから、今はその穴を拡大中だ。
タクは2発目を撃ち込んだ様子。
ハユは連続で斬っている。
ここまでの流れ、1秒。
すっごいゆっくり解説したけどこれでたった1秒の出来事。
そして1秒間雷の反動に耐えていた極龍は再び飛ぼうとする。
危険を察知して上に乗っていたハユはすぐに下に降りる。
そして極龍は飛ぼうとした。飛ぼうとはした飛べるはずがない。
僕が片方の羽に穴あけてバランスを崩し、僕らでもジャンプで届く高さまでしか上がっていない!
ただそんな時、極龍も反撃していた。
口を大きく開けて、火を吐いた。
「ちょ……」
「ヤバいわね」
山火事にするつもり?
あ、そうだったそうだった破壊の極龍だったそうだった。山火事にするつもりか。
って……これ防げるはずがないじゃん!
はい! 今回も無事、書き終わりましたよかったです。
そんなこんなでまあ一応これ朝5時に書いてるんで眠いわけですよ。
でも読んでくれる読者様がいる、と思うとやる気が出てスラスラ(ではないけど)書くことができます。
これからもぜひ読んでください!
さようなら!




