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ガトの伝記  作者: GTY
中学生編『後編』
31/62

第30章『勾玉』

 僕と極龍の戦いが始まった。

 極龍が来たからか、空は雷雨雲かと思われる黒い雲に覆われ、雨が降り出す。雷も光ったのと同時に音が鳴る。相当近いね。

 これは……有利かもしれない。

 僕らよりも高い位置を飛んでいる極龍に雷が当たる確率は高い。雷に当たれば流石の極龍も少しはダメージを負うか。

 取り敢えず、戦いが始まったわけだ。

 とその前に、メタイ話今回30話だし? 10話と20話でやらなかったけど30章を記念して何か面白いことでもしようかなと思う。

 10章20章の分も兼ねてね!

 じゃあ、僕がまだ現実世界にいた時の話をするとしよう。



 僕は賀都。10歳。と言っても今日は僕にとって特別な日だ。

 11/21日__僕の誕生日。今日で11歳になる。

 今年の誕生日は日曜日の為、母親と父親と妹の計4人で誕生日会を行う。ただ父親が夜から仕事が入ってしまってるため、昼間に行うことになった。だから僕の部屋には分厚いカーテンが付けられ、昼間も夜同様の暗さを再現することができる。

 真実を述べると、後4時間ほどで11歳なのだが、待っている時間はない。まだほんとは10歳だけど誕生日会を始める。

 机の周りには家族一同が並ぶ。まだ小さい妹は母親の膝の上に。そして机の上においてあるのは僕が好きなレアチーズタルト。そこにはチョコレートパウダー(?)で『11』と書かれれていた。そしてその周り11本のロウソクが囲う。ただ……ロウソクがケーキ内に収まるか収まらないかくらいの量。これ以上増やしたらケーキが無くなっちゃいそう。

 来年からはロウソク制度はなしだね。

(もちろんこの時の僕は来年からは騎士や盗賊と誕生日会をするなんて思ってもうなかったが)

「「「♪ハッピバースデーニァトューユー♪ おめでとう! 賀都」」」

「うん! ありがとう!」

 僕は口いっぱいに息を吸い込み、それをまた、一気に吐き出す。

 ロウソクの火は揺れながら煙を立てたあと、ボワッ、と音が聞こえたような気がする中、全て同時に消えた。

 

 ケーキを食べ終えた僕はプレゼントを貰った。

「これって……」

「お守りよ。家族三人で作ったの」

 勾玉と呼ばれる石だった。陰陽師のマークの内の半分を切り取ったような形をしていて首からぶら下げられるよう、革の紐が石に通してあった。

「ありがとうっ。一生大事にするよ!」

「そりゃどうも。父さんたちも作ったかいがあったよ」

「花も! 花もつくったんだよー」

 僕はみんなに感謝した。

 皆さんっ。実は今回、ある秘密が隠されていたのです……! あ、そんなに期待しないでくださいね。

 実は、プロローグに書いてあった一文__僕の部屋には分厚いカーテンがあって昼も夜のように暗い__賀都の部屋に分厚いカーテンがあるのはこのためだったのです!

 しかもガトの漢字も明らかに。今回はおまけのような会でしたが面白かったらptください!

 んなわけでさいなら。

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