第14章『真剣』
連盟の会長と3体1で戦うことになった僕らは、まず闘技場に向かっている。
ルール
1,木刀を使うこと(ダガーや両手剣、片手剣もある)
2,相手を殺さない事(殺した時点で無期懲役)
3,ゲームは相手が降参するか戦闘不能状態になるまで続く(2の行為は反則)
4,会長が勝てば僕らがダダリアタルを倒したという話は嘘になる(罰金50000)
以上。
闘技場にはなぜかびとがたくさん集まっていて満席だった。中にはどちらが勝つかでかけをしているところもある。これは見世物じゃないのにね……。
僕らは木刀を構え、会長の真正面で構える。
「それでは…………」
「………」
みんなば息を呑む。
「それでは………」
あ……あれ?
「それでは………」
「早く開始しろ!」
タクが叫んだのとほぼ同時のタイミングで……
「開始っ!」
「え?」
会長は空を飛ぶようにたったの1歩で僕らのところまでたどり着いた。
「空き有りっ!」
会長が狙ったのはタクだった。会長は片手剣を使っているが、筋力はとてつもない。そのうえ、上から斬撃をされればさすがのタクも剣で弾き返すのは無理かもしれない。
「空きなんてないぜ!」
だがタクはその攻撃を軽々と避けた。
そして会長は地面に思いっきり木刀を当ててしまった。
とても高い音が鳴り響き、観客も耳を塞ぐ。これには僕やハユ、なんと会長までもが耳を塞いでしまうほどの音。あれをまともに食らってたら少なくとも致命傷にはななっただろうね。ルール2を思い切り破るところだったよ会長さん。
この会場で唯一耳を塞がなかったものがいた。
「いまの会長さんのほうが空きだらけですぜ!」
タクは集中しきると周りのが見えなくなり、聞こえなくなる。ただ集中しているものだけが視界に入る。
今の音が、タクにはちょっとした騒音程度にしか聞こえなかったのだろう。
タクの重い一撃が会長の背中を打つ。当たれば背骨が折れて僕らの勝ちだ……!
「そうはいくかいな!」
会長はなんと、耳に当てていたてで木刀を受けた。
「わしじゃって昔は騎士だったんじゃ! ちょっとやそっとの年の差で……負けるわけなかろうっ!」
「会長……強え…………!」
タクの顔色は…………笑顔だった。強気の笑顔。これが真剣だったらいまごろ会長の手は完全に切れてしまっていただろうか。
会長は練習試合にも慣れている……! ただタクも全力で体重を載せて会長を攻撃する。
それを止めたのは……ハユだった。
「残念……!」
そうだった……! これはチーム戦なんだった!
ただ真剣じゃないとなると無力化の剣は使えないな……しょうがないからあれを使うか!
みなさん。書き終わりました。
今回は面白かったでしょうか……? 感想を是非ください!
今回は前作の内容とほぼ一緒ですね。戦闘は少しダイナミックになりましたが。
それではさようなら!




