勇者コウバシサーの愉快な仲間たち
こんにちは、こんばんは。夢で見たものをそのまま書き上げました。
「姫、ついに正体を明かされてしまうのですか。」
「えぇ、こんな私でも少しは兄の役に立てたでしょうから...」
「それならば、私ヤケドニ・ゴッチューイめが、正体を明かせば…」
「いいえ、昨今の世の中では私が出たほうが良いのです。あんな事があったばかりですし...」
「姫、確かにあんな事が起きたばかりとはいえ、まだ、正体は明かさなくてもよいのではないですか。」
「なにを言っているの、エチオ、私達は兄上の名誉を取り戻すのが目的でしょう。」
「ブカーサ様、その言葉は、今、コウバシサー様が街でどのように扱われているか知ってのことですか。」
「ええそうよ、兄があのように扱われているのは、容認できません。」
「姫、ならば、まだ機は来ておりませぬ、お待ち下さい。」
「でもッ、わかったわよ。」
「ええ、なら良いのです。」
「では、この結界も切れてしまいますし、今日はこれにて、ではまた。」
「えぇ、また。」
「また。」
「ところで君、お前は誰だ。」
「ぼ、僕はリサイです。あ、アルーミ・リサイです。」
「そうかリサイくん、君は一体何をここでしているのかな。」
「ぼ、僕は『封結事件』について調べてて、長命で有名なエチオ・シリコーン様ならなにか知っているのではないかと、思い会いに来たのですが、、、。」
「なるほど、その考えはあっている、だが、ここでの話、君は聞いてしまったのだろう。」
「実を言うと、はい、聞いてしまいました。盗み聞きする気はなかったんです。」
「うむ、ちょうどいい、君には知ってもらおう、『封結事件』の真実について。
ーーーーーー
時は旧暦3320年、その事件は起きた。山は抉れ、海は蒸発し、いくつもの都市は壊滅し、鬼神が街を歩いた。原因は封印の破壊とされている。そして、その封印の破壊をした人物とされているのが、コク・コウバシサーだ。
だが、実際にはコウバシサーは封印の破壊をしていない、それどころか鬼神の封印をした人物だ。なのに世の人々は「コク・コウバシサーは封印の破壊をした戦犯だ」などと言っている。私はそれが許せない、コウバシサーは勇者だったのを知っているやつはみんな死んだ。生き残った者も、誰にも言わず死んでいった。こんなことが許されていいのか、否。決して許さるることではない。それで私めは何とか名誉を取り戻そうと、これまでさまざまなことをやってきたのです。
ーーーーーー
と、話し終えたエチオ・シリコーンは、リサイを見て聞いた、きみはこれを聞いてどう思った。と。そしてリサイは言葉を発するかわりに手元のスイッチを押した。そしてエチオ・シリコーンは落とし穴に落ちた。それはもう見事に落ちた。
リサイの元勇者の仲間たちを落としていく物語は、いま始まった。
元タイトルは
落とされた勇者パーティはこちらです
でした




