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01話 デュラハン☆デビュー

ステータスの語句を変更しました


文章中のミスに気づいたので、直させてもらいました。

オビト ロクロウ Lv1

種族:デュラハン

HP:50 MP:25 SP:60 AT:10 DF:46  AGI:30


スキル

鑑定Lv1 瘴気変換 瘴気吸収Lv1


EXスキル

焚べる者〈30〉


うん...何度見てもデュラハンだし、今しがた確認

したしね......自分の頭がないことに。未練はあるかと言われればイケメンではなくただのフツメンではあったが、嫌いではなかったので複雑だ..。


(あれ?人外スタート詰んでるくね?街だって寄れないだろうし、スキルだ厄災だなんて存在する世界なんて絶対魔物とか危ないやついるだろうし)


冷静になってきた今考えてみると、人里近くに転移させられたと言っても、こんないかにも人外化物が街か村へ「すんません、お宿いただけませんか?」

なんて入っていった時には普通に討伐対象である。


(とりあえずは...だ、食料とか俺には必要なのか?デュラハンってアンデッドだよな?)


人里へ行く理由には危険があるだろう野宿を避ける以外に食料や生きていく上でのものを揃えるという目的もある。


(あんの機械質女神...ろくな説明もなけりゃ、必要な物資も、地理がわかるような何かもなく異世界に送りやがって...)


イライラは際限なく募るが、まずはしっかり状況を整理してみよう。


(まず俺、死んだと思ったら転移させられてデュラハンでスタート)


なんでデュラハンでスタートしたのかは今のところは解明する術も何もないし、置いておこうと思う。頭がない以外は普通に過ごせているしね。

………まぁ、どうやって物を見て音を聞いているか知らんがね。


(次はステータスの値だな、HPやMPとかはわかるが、SPってスタミナのことか?)


ステータスはいたって普通だった。

やはりSPというのはスタミナの値らしく、ちょっと20メートルくらい走ってみて、ウィンドウを開いたら何も減っていなかったが、ちょっとずつ走る距離を伸ばしていくと、目算200mで1減った。単純計算12kmは走れる計算だぞ。

...この体、むちゃくちゃタフなのでは?

前世?の体では少し走れば軽く息が乱れたりしたのだが、この体ではそれが無い、どこまでいけば疲れがでるか後で試そう。


(よし、それじゃぁ、見ますか!!スキルを!!)


正直何が何だがわからないままにここへと送られて来たが、スキルがあるというのなら、何か超常の力を放てるのではと軽く興奮している。

ネガティブな気持ちでいるよりはワクワクしていたほうが精神衛生上いいだろう。


(まずは鑑定だけど...どう発動するんだ?念じりゃいけるか?)


試しにそこらの石に鑑定ッ!!と念じてみた。


[石]


....うん、まぁ、あんまり期待は無かったよ。

Lv1って書いてたから取得してるだけであって超性能ではないなと思ってた。

それはそれとして、とりあえず鑑定のスキル効果の範囲を調べてみたら、視界に収まっていさえいればウィンドウが現れ、近づくなりすればその名称等を確認出来た。


(今は鑑定のレベルは1だが、もしかすると熟練度的なものがあるかもしれん、これは使いまくろう)


後は瘴気変換と吸収だが.....うん、これは今はどうもならんだろうな。ラノベ知識だと化物達が出す黒い霧みたいなのを瘴気と言っていたりするし、見渡す限り森だし、誰もいないし.....実際に目にしたときに試そう。


(んじゃ、お待ちかねの―)


今回のメイン、転移候補者特典の特別なスキルなのであろうこれ!!


EXスキル

焚べる者〈30〉


効果は何なのだろうか?どう調べたもんだろう...? 効果知りたいなぁ...と思ったら解説が出た。


【焚べる者:この世の万物を燃やす魂の炎を操り、己が魂の灯の焚き木とする】


(え?文面だけ見たらヤバすぎるんだが?)


万物を燃やす?それって何もかもってこと?

どんなもんなのか危険だが、検証してみなければ。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


まずは、焚べる者を発動さすにあたって魂の炎って何なのや?ってところから始めてみる。

魂の炎か...体の内側を探るように意識を向けると、何かが燃えている感じがある..。

これが俺の魂の灯ってやつだろうか?

その魂の灯から少量の炎を取り出すイメージで指先に集めてみる。

すると ―ボッ― と指先に蒼い炎が着いた。

熱さは全く感じない。


(これが魂の炎...万物を燃やすって話だが...)


さっき鑑定したばっかりの石に炎を近づけてみる。

すると...石に着火したではないか!!


(おい!!マジかよ!!マジで燃えたぞ!!!)


小石が熱されて赤熱化するわけでもなく、少し炎をかざしたら燃えた!!

周りの植物などには引火もせず、ただ石だけが燃え続けている。

これは凶悪じゃないか?もし仮に敵がいたとしたらかなり使えるぞ!燃やせれば俺の勝ちだからな!!


(後は燃やした後に糧にするって話だったんだが、一体どうやって......―ッ!!?)


炎によって燃え尽きた石は突如として俺の(元)顔があった位置へと高速で向かってきた。


(うわッ!!! ........何もない?...無事?)


顔面はもう無いが流石に視界の元に向かって高速で飛んでくるものは怖いのである。


(今の現象が燃やしたものを焚き木にするってやつなのか?)


とりあえずスキルを確認してみると、


EXスキル

焚べる者〈29〉


ちょっと数値が減っとる!!!あれ?どうして...?

焚き木...何かを燃やして己の糧とするにしても小石じゃ流石に燃やすための炎に対してリターンが無くマイナスなのか...?

...ん〜と?魂の灯から炎を持ってきて使って、灯の焚き木とするってことで、この29って値は魂の灯の値でこれが減ると....??


(これ魂ってことは俺の命だったりするよな??)


ステータスにHPとか書いてあったが...推察するにHPは体の駆動限界、魂の灯の値...灯(Light)ポイントを略してLPとすると、HPが無くなり、そしてLPまで無くなれば、晴れてアンデッドからクラスチェンジして、ただのデッドに成り下がるってわけなんじゃないか?

HPの回復にLPは使えるのか?LPを増やすには何を燃やせばいいんだ?徐々に消費されたりするのか?

全く疑問は尽きないが、とりあえずはLPを積極的に使うような真似は今はやめておこう...。


(はぁ....俺、これからどうなるんだろうな...)

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