第15話:邪政!『無許可戦闘禁止法』!
pixiv版→https://www.pixiv.net/novel/series/7675147
ハーメルン版→https://syosetu.org/novel/266019/
小説家になろう版→https://ncode.syosetu.com/n5419hd/
神楽達が入国後の事を話し合っている中、強田だけはそれを無視して海を観ていた。
「おい。おい。おい!」
強田は神楽の怒鳴り声を無視した。
「おい!返事をしろ」
神楽に肩を掴まれたのでようやく口を開いた。
「聞く耳持てないな……アホらしい」
「何だとお前!」
完全に喧嘩腰の神楽に対し、強田が神楽が告げた手段の不備を口にした。
「それはこっちの台詞だよ。命令があるまで戦闘は控えろって、例えデカブツが目の前にいる連中を殺そうとしたとしても、命令が無いから動きませんって言い張る心算か?」
いきなり言葉に詰まる神楽。
「そうは言ってない!だが―――」
強田は神楽の言い訳を聞く心算は毛頭ない。
「命令があるまで戦闘は控えろ……なんだろ?同じじゃねぇか?」
「そうだけど……だが、それだとお前は何の為に魔法少女に―――」
「町を壊したり人を殺したりするデカブツをボッコボコにする為だろ?他に何か有るか?」
強田に鋭い事を言われ続けて言葉に詰まる神楽。
「あ……そう言えば、ライラの奴が言ってたな……魔法少女は、救助や医療などでも活躍できるってよ?」
「うっ」
「で、俺達はこれから何をするって?」
「いや……だがな―――」
強田は、近づいてくる1隻の船を不審がった。
「それに……てめぇは兵器推進善業を贔屓している国と揉める気が無い様だが、向こうは違う」
そうこうしている内に、1隻の船が強田の乗る船に停止命令を下した。
「はい。そこの客船、停まりなさーい」
「あいつら……デカブツの前では救う術が無い超絶馬鹿だが、魔法少女にとっては強大で賢い敵なんだよ」
予想外のタイミングで軍人達が船に次々と乗り込んでくるので、神楽は完全に出鼻をくじかれた。
(く!?完全に入港後の持ち物検査対策しか考えていなかったから、まだ変装の準備が不十分なんだよ!)
そして、船に乗り込んできた軍人の代表として、叩務が宣告する。
「今から、無許可戦闘禁止法違反が無いかをチェックする。我々が許可した以外の武器を持ち込んだ者は、即刻逮捕だ」
すると、他の軍人達が特殊な機械でボディチェックをする。
「おいおい。持ち物検査じゃなかったのかよ?」
強田が呑気に冗談を口にする中、神楽は完全に汗だくであった。
(何だあの機械は?まさか、魔法少女を識別する装置じゃないよな)
神楽が困り果てる中、強田が自ら進んでボディチェックを受けた。
「あ!?馬鹿!よせ!」
神楽の制止も遅く、強田は早速無許可戦闘禁止法違反に認定されてしまった。
しかし、
「よお叩。出世したなお前、国際指名手配中のクセに」
強田の挑発に対し、叩は正論の心算で言い返す。
「本当の罪人は貴様なのにか?日本から進化と発展に必要不可欠な戦争を奪った邪悪のクセに」
そして、叩は合図する様に指を鳴らした。
「どのみち、貴様は逮捕だがな?」
神楽が汗だくで強田と叩のやり取りを視ていたが、それが致命的な隙となり、
「隊長、この女も我々が許可した以外の武器を持ち込もうとした魔法少女です」
叩は、ニヤリとしながら強田の方を見る。
「ふっ。仲間がいたのか?悪は群れたがるとはよく言ったモノだな」
が、強田も気楽に言い返す。
「群れ?俺には、そっちの数の方が多い様に視えるがね?因みに、こっちは4人だが、そっちは?」
そうこう言っている内に、夏芽とエレクトロンも捕まってしまう。
叩が呆れながら言い放った。
「兵器と戦争のお陰で発展と平和を謳歌している国に、魔法少女と言う危険物体をこんなにも持ち込むとは……もはや、貴様等は地球の……」
叩は、まるで強調するかの様に顔を強田に近付け過ぎながら言い放った。
「敵だな!」
「近っ!キスする心算かあいつら!?」
強田は、エレクトロンの皮肉を無視してポケットから管理委員会から盗んだ隕石の破片を取り出そうとするが、
「それと……何で貴様はまだ持っている?ちゃんと俺達に提出するのが筋だろ」
叩が隕石の破片を没収してしまう。
だが、その段階で強田は目的を果たしており、松本の時と違って叩の身体に何も起きない事に落胆の溜息を吐いた。
(あの糞石は、こいつを敵としても味方としても扱わないその他大勢としか見ていないのかよ?まるでモブだな)
先程の隕石の破片の没収によって、叩がどうあがいても魔法少女の味方にならない地球人だと判明したので、強田は改めて叩に声をかける。
「おーい!其処の日本じーん!」
だが、叩はあえて無視した。
「……連行しろ。言い訳は檻の中で聞く」
叩に無視されてイージス艦に連行されそうになっても、めげずに叩に声をかける強田。
「戦争を嫌う日本人は、本当に俺だけだと本気で思っているのか?」
叩は反応しかけ、「愚民」と言う単語を使いかけたが、我慢して無視した。
「連れて往け」
叩の命を受けた軍人達が強田の両脇を抱えるが、強田は1歩も動かずビクともしない。
「文芸春秋の池島信平って野郎を知ってるか?太平洋戦争が終わってから真珠湾に行って泣いたそうだぜ?『いつの世でも愚昧なる政治の償いをさせられるのは、何の罪もない若者の血である』てよ!」
叩は怒りに震えたが、それでも必死に我慢して強田の言葉を無視し、強田達の連行を無言で見守ろうとするが、配下の軍人が必死に連行しようとしても、強田は微動だにしない。
「何だこいつ!?何キロあるんだ!?」
「足が床に張り付いているのか!?さっさと歩け!」
軍人が強田の足を蹴るが、蹴った軍人が大袈裟に痛がった。
「があぁ!?」
めげずに叩に声をかける強田。
「次に、『昭和史を語り継ぐ会』の保阪正康って野郎を知ってる?江戸時代の各藩は『戦わない』って軍事学を熟知してたんだってぇー!後々!戦争は国を滅ぼすと理解するのが大事だけど、人間は誰でも状況によっておかしくなるんだってぇー!あー!耳痛がってるぅー!」
叩の怒りは既に限界値を大幅に超えていたが、ここで痴態を晒して兵器推進善業に恥を掻かせれば、完全に魔法少女とダメージヘアー星人の思う壺となって世界は破滅する……と言う見当違い過ぎる考えを胸に必死かつ懸命に我慢して強田の言葉を無視する。
だが、軍人達は未だに強田を1歩も動かせていない。
「それとそれとぉ!ノンフィクション作家の澤地久枝って婆さん知ってる?太平洋戦争は日本の大勝利で終わると信じていた時の自分の事を、『よく考えないで熱中する、国家には都合のいい馬鹿な軍国少女』って罵ってたよぉー!でね、『食べる物が無くなり、愛する人が殺される。それに耐えられますか?』と訊ねると、皆『嫌だ』と言うのに、国の運命は偉い人が考える事と思っているんじゃないかと。世の中は皆が知らない間に替わってしまう。戦争は遠くの出来事じゃなくて、国民が戦争を選んだんじゃない。ある日突然降って来る日常的な事だって嘆いてたよぉー!」
叩はとうとう限界を突破してしまい、誰にも聴き取れない程の小声に抑えるのが関の山となっていた。
「撃て……そこの女を……殺せ……」
軍人達も既に我慢の限界を超えていたらしく、遂に拳銃を発砲する。が、強田にはまるで通用しない。シールドで自分の体をコーティングしているからだ。
「んでんでぇ!坂口安吾って作家野郎を知ってる?そいつ、太平洋戦争が始まった時にこんな事を考えてたらしいぜ?『尤も私は始めから日本の勝利など夢にも考へてをらず、日本は負ける、否、亡びる。そして、祖国と共に余も亡びる、と諦めてゐたのである。その日私は日本の滅亡を信じ、私自身の滅亡を確信した』って。更に、日本国憲法第9条が誕生した途端に、『私は敗戦後の日本に、二つの優秀なことがあったと思う。一つは農地の解放で、一つは戦争抛棄という新憲法の一項目だ』とか『軍備をととのえ、敵なる者と一戦を辞せずの考えに憑かれている国という国がみんな滑稽なのさ。彼らはみんなキツネ憑きなのさ。ともかく憲法によって軍備も戦争も捨てたというのは日本だけだということ、そしてその憲法が人から与えられ強いられたものであるという面子に拘泥さえしなければどの国よりも先にキツネを落す機会にめぐまれているのも日本だけだということは確かであろう』だとさ。かといって熱烈な反戦主義者でもなかったようで、『山本元帥の戦死とアッツ島の玉砕と悲報つづいてあり、国の興亡を担ふ者あに軍人のみならんや、一億総力をあげて国難に赴くときになつた』だの『実際の戦果ほど偉大なる宣伝力はなく、又、これのみが決戦の鍵だ。飛行機があれば戦争に勝つ。それならば、ただガムシャラに飛行機をつくれ。全てを犠牲に飛行機をつくれ。さうして実際の戦果をあげる。ただ、戦果、それのみが勝つ道、全部である』って言ってたけどねぇー」
とうとう我慢が出来ない叩は、強田の顔面を思いっきり殴った!
強田は、あえてシールドを解除してまでその顔面パンチをわざと受けた。
「黙れ極悪癌細胞!戦争の恩恵を受けて発展と進化と平和を謳歌している国が持つ希望と栄華!戦争を失って衰退と退化しか残されていない国の絶望と悲愴!その違いが判らない癖に!偉そうに講釈してんじゃねぇ!100億年早いわあぁーーーーー!」
だが、叩を散々煽り散らしていた筈の強田が叩を無視。そして、神楽に指示を仰いだ。
「そろそろタイムオーバーだぜ?早くしないと……この船に乗ってる一般人……全員死ぬぜ?」
「なっ!?」
強田が白いドレスを上からまとったような服装になり、背中から白鳥の翼を思わせるオーラを発生させると、強田達を乗せた船が急速にバックした。
「その姿は……母島の時の……」
強田が叩に皮肉を言う。
「お前みたいな馬鹿が近くにいると、この姿になる為の許可がすんなり取れるぜ」
すると、さっきまで強田達を乗せた船があった海面から異形の巨大怪獣が出現した。
夏芽は、今回現れた巨大怪獣の姿に驚いていた。
「何……これ……?今まで戦ってきたのとは……完全に違う!」
驚くのも無理は無い。
その姿は正に肉で出来た高層ビルの様なものだからだ。しかも、狼の口や鼠の目が複数生えており、どれが本物の口や目か判らない。それに反して、四足の脚は非常に小さくて頼り無さそうだ。
強田は、今回の巨大怪獣が何でこうなってしまったのかを正しく理解した上で、叩に皮肉を言った。
「これって、俺が初めて貴様に遭った時に似てないか?てめぇらの攻撃をどんどん吸って―――」
だが、叩は何故か余裕だった。
「ふっ」
「何が可笑しい?」
「あんな、ちょっと攻撃しただけで逃走してしまう様な臆病者……そんな雑魚に怯える時点で既に戦士ではないわ!」
強田は、恐怖で顔面蒼白になりながら叩を完全に見下した。
「……チッ!」
(こいつ完全に馬鹿だ。奴がテメェらの攻撃を効率良く浴びる為にわざと勝ちを譲ってる事に気付いてないな?)
その間、複数の口から大音量の衝撃波を発して攻撃してくるので、夏芽とエレクトロンがシールドで船を庇うが、複数の目から強烈な閃光が一斉に放たれた為、シールドの配置が定まらずに衝撃波をもろに受けてしまう。
「がはっ!」
これにより、エレクトロンが完全に戦意を喪失してしまう。
「駄目だ……こいつ……強過ぎる!」
そして、肉の塔の様な巨大怪獣がホバークラフトの様な動きで船に近づいてくる。
この窮地に神楽が苦虫を噛み潰したような顔をするが、叩は何故か余裕であった。
「既に軍に救援要請を送った。見届けるがいい。本当の戦いと、本当の現実を」
だが、叩達を救援する為に来た筈の艦隊が、見えない壁に阻まれて前に進めない。
その途端、叩が完全に顔面蒼白となった。
「なっ!?何をしている!?なぜ攻撃しない!?」
その直接的な原因は……強田であった。
「あいつら邪魔だからな。足止めさせてもらった」
「あれだけの大規模なシールドを一瞬で!?」
神楽が強田の現時点の強さに驚きを隠せない中、叩が強田の見当違いな行動(叩はそう思っている)に怒った。
「馬鹿か貴様はぁー!我々に死ねと言うのかぁーーーーー!?」
が、強田はどこ吹く風。
「逆だよ。この船が沈没するのが嫌だからこうしたの」
すると、強田が叩を振り払って巨大怪獣に向かって飛翔する。
巨大怪獣が複数の口から大音量の衝撃波を放って攻撃しようとしたが、
「食べ過ぎは身体に毒だぜ?」
その途端、巨大怪獣の全身から次々と爆発が発生した……
「おぉー!我が同胞が、あの馬鹿女の妨害を振り払って―――」
だが、神楽は巨大怪獣の全身から連続発生する爆発に対して異様な違和感を感じていた。
「おかしいぞ!?爆炎の上がり方が不自然だ!」
強田が冗談交じりで神楽を指差す。
「神楽さん正解!賞金獲得!」
対する神楽は、言っている意味が解らず困惑する。
「えっ?」
そう、この爆発は攻撃ではない。
「つまり、巻き戻したのさ。こいつがあいつらから受けた攻撃を逆再生させて―――」
嫌な予感がした叩が叫んだ。
「我々と我々の同胞がせっかく蓄積させた傷を!お前は消し去る心算かぁーーーーー!?」
強田はあっけらかんと答えた。
「そうだよ」
叩はここぞとばかりに強田を罵り続けたが、それに反して、巨大怪獣の姿がみるみる縮んだ。
「そうしてやれば……」
そして……肉の塔の様な巨大怪獣が、チワワとハムスターを同時に兼ね備える巨大怪獣に戻ってしまった。
「初登場時の強さまで……弱体化する……筈」
「あれま可愛い」
強田の筋書き通りに弱体化した(と言うより兵器推進善業と戦う前の姿まで巻き戻された)チワワとハムスターを同時に兼ね備える巨大怪獣は、慌てて背後にいる艦隊にとびかかるが、強田が事前に張ったシールドに阻まれて艦隊に近付けない。
「ダメダメ。折角……致命的に馬鹿共に本当の真実を披露してやるんだからさ……」
強田が極悪人の様な微笑みを浮かべた。
「馬鹿共の恩恵を捨てて戦えよ」
だが、チワワとハムスターを同時に兼ね備える巨大怪獣は、兵器推進善業に向かって避難する事ばかり考え、一向に戦おうとしない。
しかも、ダメ押しとばかりに……
「Risque……maximum……」
Risquemaximumがいきなり出現して、兵器推進善業所有の艦隊を楽々と蹴散らした。
「なあぁー!」
予想外の展開の連続に驚愕しながら固まる叩とチワワとハムスターを同時に兼ね備える巨大怪獣。
とここで、兵器推進善業所有の艦隊の参戦を阻む為のシールドを解除する強田だが、目の前にRisquemaximumがいる為、兵器推進善業所有の艦隊に飛び掛かれないチワワとハムスターを同時に兼ね備える巨大怪獣。
「どうした?あの船共と戦いたいんだろ?馬鹿共の攻撃を浴びたいんだろ?なら行けよ。早くしないと……」
Risquemaximumの強大さと頑強さの前に為す術が無い艦隊が次々と爆散・轟沈する。
「あいつらがいなくなるぜ?」
更に、強田とRisquemaximumがアイコンタクトするかの様に目線が合うと、Risquemaximumが強田に背を向け、強田達が乗る船が入港する筈だった港に向かって歩き始めた。
そして、
「おーい。早くしないと、あの港にいる罪の無い連中がたくさん死ぬぜぇー」
夏芽は強田に言われる前に既に動いていたが、神楽の方は完全に困惑状態だったので直ぐには動けなかった。
「え……あ……だが……飛行しながら入国すると―――」
だが、強田が神楽をどんどん煽る。
「ほらほら!Risquemaximumはさっきの嘘吐きデカブツと違って、忖度も八百長もしないぜ!」
神楽は判断に迷ったが、兵器推進善業所有の艦隊や爆撃部隊はRisquemaximumの上陸阻止に対して力不足過ぎる。なら、やる事は1つしかない。
「あーーーーー!解ったよ!救助命令を出せは良いんだろ!出せば!」
「神楽さん正解!賞金獲得!」
強田も嬉々として夏芽の後を追う様に港に向かい、神楽は戦意喪失中のエレクトロンを無理矢理叩き起こした。
「おい!お前も行くぞ!もう、この船にはいられない!」
「……あ……え……あ……はい……」
んで、予想外の連続に打ちのめされていた叩がようやく強田を取り逃がした事に気付いた時には、Risquemaximumが兵器推進善業所有の艦隊や爆撃部隊を全滅させていた。
「あっ!あー!何で敗けている!?我々の負けは、地球の負けだと言うのに!」
そして、Risquemaximumが見当違いな事ばかりの叩を鼻で笑いながら深海へと去って行った。
兵器推進善業以外の死者をゼロに抑えた強田達は、神楽に意味不明な事を言われた。
「すまん強田に曙。俺を殴る事を許可する」
「なんで?」
神楽が理由を淡々と述べた。
「傲慢だったのは俺の方だったからさ。兵器推進善業を贔屓する国で生き永らえ続けた事で、自分は常に正しい判断が出来ると確信していた。だが勘違いだった」
対して強田は、何もしないでただ黙って聴いていた。
「正しかったのはお前達の方だった。あの時逃げを選択していたら、あの客船も沈没していたしこの港も壊滅していた。お前達の今日の判断を誇りにして良い」
そして、神楽は深々と頭を下げた。
「すまなかった!」
だが、強田は神楽の肩に手を置いただけだった。
「その判断はまだ早いぜ?」
「えっ?」
強田が沈む夕日を見ながら言った。
「まだ……この国での戦いは始まったばかりだからよ」
夏芽もそれに続く。
「そうですよ。神楽さんだって、私達が兵器推進善業に捕まらない様に色々と作戦を立ててくれたんですよね?」
それを聴いて涙ぐむ神楽。
「お前ら……」
「さ!行こうぜ!戦いの準備をしによ!」
「そうですね!先程の戦いで、魔法少女の数が本当に足りない事は判明しましたし!」
強田と夏芽の明るさと使命感に救われた気がした神楽は、改めて自分の不甲斐無さを恥じた。
(まだ戦いは始まったばかりか……えーい情けない!お前は何の為に自衛隊に志願したんだ!?神楽榊!)
それに引き換え……半ば放心状態だったエレクトロンは、強田達が既に出発した事に気付いて慌てて後を追った。
「え?……あ……ちょ……ちょっと待って!」
今回のお話は、中日新聞の12月6日の記事(https://www.chunichi.co.jp/article/378333?rct=hiroba)と12月8日の記事(https://www.chunichi.co.jp/article/379577?rct=editorial)(https://www.chunichi.co.jp/article/379641?rct=syunju)を使用(と言うよりパクった)させていただきました。
例の記事は、戦争を反対する意味で良い勉強になったと信じています。だから使用させていただきました。




