表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結済】#バズかいま ~ 知らない間に使い魔がバズってました!? ~  作者: 廿楽 亜久
京都編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
52/52

52話 お家に帰るまでが旅行です

 ガラガラと夜道にスーツケースの転がる音がふたつ響く。


「はぁ~~……なんか、どっと疲れたわ……」

「あはは……お疲れさま」


 目森と真桐を両親へと引き渡し、あとは瑞希を家まで連れて帰れば、この旅行も終わりだ。


 実家は予想通りというか、百鬼夜行が霞みそうなほどに頭痛がしたが、スマホの通知に画面を見ては楽しそう気にしている瑞希に、白亜も自然と表情が緩んでいた。


「でも、楽しかったね」

「ほんなら、よかったわ」

「まぁ、途中から白亜、色々大変そうだったけど……」

「ホンマにな。あのアホ狐共……」


 百鬼夜行なんか正直どうでもいいレベルだ。

 この疲れの9割は、来夢の手伝いだ。


「狐の悪評の煮凝りやからな。アイツら」

「そ、そうなんだ……」


 白亜の言葉に、まだ理解しきれなさそうな表情をしている瑞希に、まだあの狐たちの毒牙が瑞希にかかっていないことを証明していて、胸を撫でおろしてしまう。


「あ、お姉ちゃんたち、まだ神社にいるって」

「祭りも近いもんなぁ……」

「じゃあ、神社の方寄ってから帰ろう」


 お土産渡してこようと、嬉しそうに表情を輝かせている瑞希に、白亜も頷き返す。


「荷物は自分で持つんやでー?」

「だ、大丈夫だよ! それくらい!」


 少しだけ意地悪に白亜がそう口にすれば、瑞希は恥ずかしそうに顔を赤くしながら、スーツケースを持ち上げて階段を上っていく。

 半ば意地になりながら、階段を上り切った瑞希は、息を切らして、まだ明かりについている神社に向かう。


「ただいまー!」

「戻りましたぁ」


 扉を開けながら、ふたりの声が響けば、奥から返ってきた声に、瑞希は廊下を歩きながら話を続けていた。


「情緒ないなぁ……ホンマに」


 そんな瑞希が置いていったスーツケースの隣に、自分の荷物も置くと、白亜も瑞希のあとをゆったりと追いかけるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ